【三文日記】2000年12月

      2022/11/12

teapod

12/1(fri)

Y嬢と四ツ谷の「こうや」。

そして、よく行くバーで呑み。

だいぶ寒くなってきたが、ほろ酔い加減に冷たい空気が心地よい。

12/2(sat)

翌日のライブの個人練習をしに午前中は近所のスタジオへ。

友人の結婚式に出かけた女房の留守番も兼ねていたので、息子を連れて行き、2時間ドラムを叩かせた。

女房は彼女の友人の、やたら量の多い食い物が次から次へとひっきりなしに出される「田舎の」結婚式に出席してきたので、夜になっても満腹状態、私も昼食にいつもの調子でパスタ700gを鍋に突っ込んだ瞬間に、そういえば二人分作る必要なかったなと気がつき(アホ)仕方がないからミートソースをかけて茹でたパスタ全てを息子と爆喰いしたので夜になっても満腹状態、されども夕飯を喰わないのも何となく気持ち的に落ち着かないので、どちらかといえば酒を楽しみに行こうということになり、近所のイタ飯屋で茸のピザを肴にカンパリとワインをガブガブ。

12/3(sun)

「さかなやさん」のライブを六本木のバックステージにて行う。

先日息子とスタジオで遊んだ際、息子があまりにも力いっぱいドラムを叩くのに対抗して、ベースにマーシャル2台を直列に繋いで力任せに殴るようにベースを弾いたため(よい子の皆さんは真似しないでね)、薬指と手の平が内出血、さらに中指とに大きな水脹れが出来てしまい、ライブ本番がその膨れのピークに達し、指の異常な盛り上がりが弦をはじくときの致命的なタイミングの遅れに繋がってしまった。

暖房が効いているから裸で出ても大丈夫だろうと上半身裸で出演したら、ステージの上は思ったよりも寒かったので風邪をひきそう。

12/4(mon)

Miles Davis『Kind of Blue』。

Glenn Gould『Bach : The Well-Tempered Clavier 1』。

西本健一郎『これが正しい海外個人旅行』(宝島社新書)読了。

created by Rinker
¥258 (2024/03/29 13:27:30時点 Amazon調べ-詳細)

12/5(tue)

Y嬢と神楽坂。

お好み焼き屋、そして昔よく通っていたショット・バーで晩年の松田優作が愛飲していたというオールド・クロウのロックを何杯も。

Jimmy Rogers『Chicago Bound』が染みる夜。

created by Rinker
ユニバーサル
¥916 (2024/03/29 13:27:31時点 Amazon調べ-詳細)

12/6(wed)

デザイン事務所の社長と四ツ谷で呑み。

魚好きなら、もしかしたら知っているかもしれない、魚のうまい料理屋、そして学生時代バイトをしていたジャズ喫茶でジャズ談義。

Art Farmerの『To Sweden With Love』、Meredith d'Ambrosioの『Little Jazz Bird』のCDを戴き、わーい、わーい。

12/7(thu)

会社のイヤー・エンド・パーティ、東京国際フォーラムにて。

帰路、近所のラーメン屋へ寄り、にんにくと豆板醤をたっぷりといれた醤油ラーメン、近所のバーでバーボンのロック数杯、そして、よく行くイタ飯屋へ顔を出したら、ラストオーダーが過ぎていたにも関わらず、ゴルゴンゾーラと生ハムとサラミとフランスパンの盛り合わせとカンパリオレンジにビール、そして仕上げにサンブーカを出してくれた。

椎名林檎のDVD、『発育ステータス 御起立ジャポン』、『下克上エクスタシー』。

12/8(fri)

仕事の待ち時間の間会社を抜けだし、Y嬢と四谷で待ち合わせ、「こうや」にて春雨のサラダ、角煮のあんかけ焼きそばなどで腹ごしらえ。

再び仕事に戻り、Y嬢から差し入れられた「おいしいプリン」を喰いながら深夜まで仕事。

終了後、タクシーでよく行くバーへ移動し、バーボンのロックを数杯。

12/9(sat)

昼近くの午前帰りもなんのその、寝る間もなく息子とスタジオへ行き2時間ほど練習。

スタジオ帰りの足で実家に寄り、両親に息子をあわせ、家の近所の洋服屋のバーゲンで作務衣が1万ちょっとと安かったので衝動買い。

夕食後、独り渋谷のショットバーへ行きカウンターでスコッチを数杯愉しんだ後、スタジオで椎名林檎コピーバンドの練習を深夜パックで朝まで。

12/10(sun)

バンドの深夜練習から帰宅後、昼まで睡眠。

昼飯どきに、風邪を引く直前に感じる独特のいや~な感触に襲われたので、薬をかっこみ大事をとって再び夕方まで睡眠。

女房が作った鷹の爪とニンニクのたっぷり入ったカレーを食べた後、息子を連れてデザートがてら行きつけのイタ飯屋へ行き、息子はパンナコッタ、私はハウス・ワインの赤とグラッパを飲んで体を暖め、帰り際に本数冊、CD数枚購入。

12/11(mon)

Y嬢と渋谷の九州郷土料理屋で呑み。

泡盛、口の中で甘くとろける寒ブリの刺身、きびなご、鉄鍋餃子など。

のち、ショット・バーで恰好をつけてカウンターで「男=マティーニ・女=マンハッタン」というオーダーをして一人悦に入るが(本当は食前酒としてのオーダーなんだけどね)、しばらくして先日の悪寒が復活し、体力消耗&意気消沈。

12/12(tue)

フラフラのカラダを押して出社。

ところが、フラフラしているどころではないほど、正確な判断力と迅速な手配が要求される上に、量も半端ではない仕事が数件待ち受けていて、1日中クルクルしていた感じ。

溝口秀男『極道一番搾り 親分、こらえてつかあさい』(宝島社文庫)読了。

12/13(wed)

仕事クルクル。

Y嬢と呑み。

風邪っぽくてとっとっと家に帰ってしまったら怒りの電話が。

12/14(thu)

よく行くバーにて独り呑み。

気さくなバーテンと、適度な間をおいて他愛もない話題を話すことなく話しながら、なんとなく心地よい気分になりつつ、恐らくオールド・クロウを一瓶分ぐらいはダラダラと呑んでいたのだろうなぁ。

いつ聴いても泣ける山下達郎の『クリスマス・イブ』を何回もリピート、季節だしねぇ…。

created by Rinker
ワーナーミュージックジャパン
¥959 (2024/03/29 13:27:32時点 Amazon調べ-詳細)

12/15(fri)

その後、Y嬢と六本木で遅い食事をするが、今回初めて試してみたワインが、エグリ・ヴィガベールというハンガリーのワインで、「雄牛の血」と呼ばれている(ラベルも牛の絵柄)だけあって、酸味少なく口当たりはスッキリしているものの、ズッシリとした手応えが楽しめ、肉料理が進む進む。

10年前に台湾の大学で研修した際に感じた「国(民)のアイデンティティと思想」、台湾へ行く前にちょっとだけ勉強した台湾の歴史、ことに「日本の統治と政策」で感じたことをホーム・ステイ先の家庭や、日本語を話せる友人にストレートにぶつけて返ってきた手応えなどから深めた自身の台湾観を分かりやすく補強してくれた感の強い小林よしのり『台湾論』読了。

created by Rinker
小学館
¥681 (2024/03/29 23:14:39時点 Amazon調べ-詳細)

12/16(sat)

今、自宅で飲んでいるウイスキーは、サントリーの端麗辛口。

とりたてて旨いウイスキーでもないが(少なくとも私好みではない)、オマケについていた薩摩伝統の亀甲紋様の彫りが施してあるグラスのデザインに惹かれて、何本かまとめ買いしたものを、毎日ガバガバと飲んでいる。

ジャケットの「らしさ」に惹かれて、クラフトワークの『The Mix』を購入。

created by Rinker
¥200 (2024/03/29 13:27:34時点 Amazon調べ-詳細)

12/17(sun)

午前中に秋葉原へ行き、女房が欲しがっていた乾燥機能付きの洗濯機を買うが、ニューモデルにもかかわらず、値切ってみたら20万近くする定価が半額になったので、こういう家電製品の原価ってどれぐらいなのだろう、と思った。

Y嬢と、Zepp東京へSNAIL RAMPのライブへ行き、ライブそのものよりも前列のエリア一帯で狂ったようにダイブしまくる若者を見て楽しんでいた。

ライブの帰りに、いつものイタ飯屋で女房と息子と待ち合わせし、Y嬢と4人で赤ワインに海老とズッキーニのパスタなどの夕食。

12/18(mon)

珍しく仕事が早く片付いた。

P嬢と渋谷の彼女オススメの店で呑み。

俺の飲むペースに合わせて、カクテルを飲むのだから、そりゃフラフラになるわさ、ちゃんと帰れたかどうか心配。

12/19(tue)

デザイン事務所の社長さんからダイアナ・クロールの『All for You』のCDを戴いて、わーい、わーい。

Y嬢とドイツ鍋ババリア風を喰い、後、よく行くバーでスコッチ、オールドクロウなどを飲む。

中谷彰宏『スピード整理術 頭のいい捨て方・片づけ方60の具体例』(PHP研究所)読了。

12/20(wed)

六本木でC君と寿司。

後、バックステージで深夜までカラオケ。

別冊宝島537『男を上げる!正しい酒の飲み方』読了。

12/21(thu)

連日遅くまで飲みまくっているせいか、予定していた飲みの約束を断るほど、なんだか夕刻から夜にかけての体調が最悪だった。

今日こそ休肝日にして早く家に帰ってゆっくり休もうと思い、早めに退社し、家の近くにまで来たのはいいのだが、やっぱりなんだかワインを飲みたくなってきてしまって、たまには平日も家族サービスをしなければいかん、うん、そうだ、そうしなきゃいけないに違いない、と強引に自分を納得させ、女房と息子を呼び出し、いつものイタ飯屋へ。

口当たりが柔らかく、適度に酸味があるのでわりとお気に入りのサンジョベーゼを飲みながら、ポテトのニョッキ、小羊の骨付きカツレツなどを喰い、帰宅後倒れ込むように爆睡。

12/22(fri)

食用ムーミンの忘年会、題して「食用忘年会」を六本木のおでん屋にて。

終電前にバックステージへ移動。

久々にベースとピアノで過去のレパートリーを合わせてみたり、弾きながら椎名林檎の曲を打ち合わせ。

12/23(sat)

自宅でC君就職決定お祝い記念という名目での鍋パーティをやった。

C君、P嬢、男爵は途中で神田で鍋の集まりがあるとのことで鍋開始前に退出し、Q君とI君が仕事終了後かけつけて来てくれて、北海道風味噌鍋。

P嬢、I君帰り、深夜にC君とQ君と3人で近所のバーとラーメン屋に繰り出し、この二人は宿泊。

12/24(sun)

女房が昼に出かけたので、Q君、C君、息子と私の4人分の昼飯として、1キロ近くのパスタを茹で、醤油と明太子とバターで味付けした和風暴力ゾウの餌風スパゲティをドカンと作って、4人でひたすら喰う。

夕方、楽器屋へ行き、息子に子供用のドラムセットを買ってあげる。

よく行くイタ飯屋で、リコッタチーズのブルスケッタ、赤海老とアンコウのサラダ、猪肉のタリアテッレなど3種のパスタ、牛フィレ肉の赤ワインソースに大麦のリゾットを添えたメインディッシュなどのコースをたらふく喰い、帰宅後ハーパーとお煎餅をボリボリ喰って良い気分。

12/25(mon)

Y嬢と六本木で激辛ラーメン。

のち、パスタ屋でコーヒーとケーキのみを食べ、大江戸線にて帰宅。

栗生つぶら『耳朶とワッフル』(ワンダーランドコミックス)、別冊宝島編集部編『怪しい広告』(宝島社文庫)読了。

12/26(tue)

部署の忘年会。

日本酒をたんまり飲んで良い気分。

帰宅後すぐに爆睡。

12/27(wed)

CD屋巡りをして、ミルフォード・グレイブスのパーカッションソロ、スティーブ・キューンのトリオ、ミルフォード・グレイブスが参加しているアイラーの『ラブ・クライ』、ドン・チェリーとガトー・バルビエリ共演の『コンプリート・コミュニオン』、カイ・ウィンディングとJ.J.ジョンソンという二人のトロンボーン奏者の共演盤『K+J.J.』などを購入。

Y嬢とメキシコ&スペイン料理の店。

塚本潔『ケータイが日本を救う!』 (宝島社新)読了。

created by Rinker
¥100 (2024/03/29 23:14:41時点 Amazon調べ-詳細)

12/28(thu)

Y嬢と六本木のラーメン屋で、季節限定のメニュー、烏賊がたっぷり入った函館激辛塩ラーメンを食べたが、スープを一口、うーん、海の香り!

帰路、かちどきに寄る。

パソコンの調子悪く、何度も再起動。

12/29(fri)

iMacを立ち上げるたびに爆弾マークが表示され、再起動、また爆弾が表示、そして再起動ということを数回繰り返したものの、いつまでたってもデスクトップが表示されない状態を繰り返しても埒があかないので、ハード・ディスクを初期化してしまう。

それによって、ちょっとしたメモや記録、そして「かふぇもん」のデータがすべて消失。

バックアップはマメに取らなあかんのぉということで、CD-R/RWを購入。

12/30(sat)

iMacの調子が悪いので、秋葉原へ行きiBookを購入し、終日iBookのセットアップとページの復旧作業。

女房と女房とSizlerのサラダバー。

DOS/V user編集部編『パソコン流行キーワード100』読了。

12/31(mon)

息子連れて秋葉原へ。

タイピング・ソフトの「ザク打」のデモをMac館でアバオア・クーのところまで夢中になってやるが、登場するモビルスーツがなかなかリアルで面白いね、このソフト。

立松和平とミルフォード・グレイブスのビデオを息子と2回繰り返して見る。

 - 三文日記