日本陸軍 三菱キ15-I 97式司令部偵察機制作記

      2021/12/07

神風号の機体、作ります!

世界初の戦略偵察機、そして1937年(昭和12年)、ロンドンへ飛んだ朝日新聞社の「神風号」としても有名な九七式司令部偵察機(キ15-I)を作ります!

LSの1/72スケールですね。

箱の中はこんな感じ。

デカールはシワシワだし、パーツは油が浮いて茶色っぽいのがいたるところにあるし、とまあ、こんなになるまで放置していた私が悪い。

組み立て

ところで、このキットのプラ素材は、なんだか指の皮膚が吸い込まれるような触感があり、触っていると気持ちが良いです。

塗料の食いつきも良さそうな気がします。

なんて思っている間に、一気に組み立て完了。

どうせあんまり見えないと思うのでという適当な推測で、コクピットやフィギュアは塗らずにはめ込んでしまいました。

翼、予想以上に面積があります。

裏側。

長めの羽のゆるやかな曲面が優美で美しいですね。

下塗り

軽くスプレーを吹いて下地塗装をしました。

最初にマホガニーのサーフェイサーを吹き、乾いたら、サフが乗っていない箇所をめがけてダークグリーンをうっすらと噴霧。

背面。

後に筆塗りする塗料の食いつきを良くすることが目的なので、この段階においては、あまり色味にこだわっていません。

下塗り・2

いよいよ筆塗りに移行します。

タミヤアクリルのフラットレッドとハルレッドをランダムに筆塗りしました。

もう少し赤味が強くても良かったかもですね。

乾いたら、本体色の塗装にはいります。

塗装

タミヤのアクリルミニの明灰白色を水で溶いたアクリル塗料で筆塗り。

乾いたら、迷彩パターンとしてオリーブグリーンとレッドブラウンを水で薄めて筆塗りしました。

搭乗員はカーキを面相筆で乗せておきます。

アクリル塗料を水で薄めると、かなりマット感が強くなりますね。

乾いたら、デカール貼り。

古いキットゆえか、デカールの表面はシワシワで本当に貼れるのかどうか、貼ったとしても、表面が波打たないかと心配だったのですが、マークソフターを塗って数時間放置しておいたら、表面に密着してくれたので一安心。

キャノピー付けて、汚しを入れて完成!

窓枠の量が多く、塗るのが面倒くさいなぁと思い、ついつい作業を先延ばししてしまっていたキャノピー(風防)を面相筆でササッとアバウトに塗り、接着。

そして、全体をMr.ウェザリングカラーのステインブラウンを全体に塗りつけて乾く前に拭き取って、九七司偵、完成しました。

もう少し汚しをキツめにしても良いかなとも思ったんですが、やり過ぎる一歩手前でとどめておいたほうが、何かと後で後悔しないんで。

裏側は、目立つぜ、日の丸。

胴の長さに対し、風防と翼の大きさが大きめなところが魅力の機体ですね。

古いキットゆえ、もっと制作に手こずるものかと思っていたのですが、けっこうサクサクと組みあがり、楽しく作ることが出来ました。

記:2019/08/22

☆ウイングキットコレクション16【97式司令部偵察機 Ⅰ型 Bカラー】未組立
ノーブランド品

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