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「粗製屋乱造斎」と名乗りたい~乱造斎おんな絵日記/柳沢きみお

      2018/07/07

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安藤重広

将来どんなオヤジになりたいのかというと、『大市民』の山形鐘一郎や、『乱造斎おんな絵日記』の安藤重広のようなオヤジになりたい。

なんだ、二人とも柳沢きみおの漫画の主人公ではないか。

小説家・山形鐘一郎のような豪快さを今から身に着けるのは無理かもしれないが、安藤広重……、ではなく安藤重広的な生き方には憧れるし、あれこれ手を広げれば可能かもしれない。

自由奔放、漂う哀愁

安藤重広は、いわゆる「何でも屋」さん。

小説、書、句からイラストまで何でも書きまくる人。

自らを「粗製屋乱造斎」と自虐的に名乗っている。
「粗製屋乱造斎」。
いいネーミングではないですか。

何も生み出さないよりも、どんなものでもいいから、粗雑でもいいから、たくさんのモノ、カタチ、作品を世に送り出したいと考えるのは、誰しもが考えることなのではないだろうか(そうでもない?)

ま、粗製屋乱造斎・安藤重広が主人公の漫画『乱造斎おんな絵日記』は、大人向けのエロマンガといえなくもないのだけれども、スケベオヤジでありつつも、そこはかとなく情けなさからかもし出る哀愁もたまらないのだ。

情けなさ、カッコ悪さも含め、50歳を過ぎても自由に生きる「粗製屋乱造斎・安藤重弘が羨ましいし、そういう50代になりたいものだと常々思っている。

私も「粗製屋乱造斎」と名乗ろうかな?

では、私は何を粗製乱造するかといえば、目下のところガンプラと、このカフェモンにアップする記事かな?

なんか意識の中でカッコつけようとすると、つまり、書くからには(作るからには)イイものを書こう(作ろう)と思うと、とたんに手が止まってしまうんだよね。

「とりあえず手を動かそう、そのうにカタチになるさ」

それぐらいの気持ちで取り組むと、心が軽くなり、気が付くとどんどんのめり込み、夜明け前まで作業に集中してしまっている日とかあるからね。

良いもの、悪いもの、これって考えてみれば、そういう評価を下すのは自分自身ではなく、他人ですからね。

他人の評価は未知数。
その上コントロールすることは出来ない。

だったら、良い評価のときもあるだろうし、悪いときだってあるだろう、それ以上にスルーされることのほうが多いだろう。

それぐらいの鷹揚な気持ちで構えているのが、精神衛生上にも良いのだと思う。
そのような気持ちで、粗製乱造をしまくるぞ!……って、考えてみたら(考えてみるまでもなく)すでにしてるじゃんって話。

記:2018/02/26

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