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ジャズと映画と本の日々:高野雲

安部龍太郎の「家康」は、これからの成長が楽しみなのだ

      2018/01/14

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家康 (一)自立篇家康 (一)自立篇

歴史小説好きならこの小説はマストでしょう。

安部龍太郎の『家康 (一)自立篇』。

今回の (一)では、桶狭間の戦いから三方原の戦いまでが描かれています。

今までとは少し違う新視点で描かれているので、山岡荘八の『徳川家康』を読んだ人でも、また違う角度から楽しめる作品なのではないかと思います。

特に、この物語の中での家康は、信長の経済政策を認めながらも、このやり方では、新たな市場を求め戦いを続けなければならないと言う危惧を抱いています。

このあたりの家康像が、古くて新しい。

果たして、実際は信長と同盟を結んでいた時期の家康も、この時期から新しき世のあり方をイメージしていたのかどうかまでは疑問ですが、まぁ主人公だからしょうがない。

これはこれで1つのフィクションとして楽しめると思います。

しかし、本能寺の変もまだだし、秀吉が政権を取る前の段階。

これから先、まだまだ長く続きそうです。

しかし、長く家康の生涯と向かい合う楽しみができて、これはこれで歴史小説好きにとっては楽しみなことなのではないでしょうか。

記:2016/12/29

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