カフェモンマルトル

text:高野雲

個人的柳沢きみお作品ベスト3

      2017/05/30

Pocket

building

面白さは絵の巧拙ではない

柳沢きみおの漫画が好きだ。

彼が描き出す決して絵がウマイわけでもないし、時おり垣間見せるどーしよーもないほどのデッサンの狂い加減に「はぁ…」と溜め息をつかざるを得ないこともあるのだが、何だかんだいいつつも、目に触れてしまった作品は最後まで読んでしまっているので、上記のマイナス面をも含めて、結局、なんだかんだいいながらも、私は彼の漫画がかなり好きなのだろう。

ストーリーテリングと切り口、情報量の匙加減が絶妙なのだ。
結局、漫画は「絵」のウマさヘタさよりも、「情報量」なんだな、って思う。

私が好きな彼の作品を三つあげると、『朱に赤』『青き炎』『DINO』か。

いずれも、救いようがないほどダークで、彼の作品群の中では「陰」に属するものばかりなのだが、そこがまた良いのだな。

あとは、ちょっと違うかもしれないけど、現代風『我輩は猫である』と勝手に思っている『大市民』もかなり好きだ。

記:2000/06/07

関連記事

>>柳沢きみおワールドを深く知るには『朱に赤』と『青き炎』が不可欠

 -

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。