カフェモンマルトル

text:高野雲

【読書記録】2002年

      2016/11/27

Pocket

books

『なぜ男は暴力をふるうのか』212
高井高盛
新書y032
洋泉社
12/31読了

『「勝ち抜く大人」の勉強法』211
中山治
新書y024
洋泉社
12/27読了
要するに“暗記馬鹿”を助長させるだけな和田秀樹氏の「勉強法」にかねがねから疑問を持ち続けている私にとっては、一貫して氏の方法論に異議を申し立てている中山治氏はとても頼もしい存在。
そして、どの著書にも一貫して貫かれている中山氏の“至極まっとう”な“正論”には、ただただ肯くばかり。

『ゴシップと醜聞』210
玉木明
新書y026
洋泉社
12/25読了
明治時代のゴシップ記事から、最近のサッチー報道まで、人が人を「裁く」「糾弾する」ことの社会的考察。
フーコーの『監獄の誕生』を題材に持ってきているところが興味深い。

『中年男に恋はできるか』209
小浜逸郎+佐藤幹夫
新書y002
洋泉社
12/24読了
タイトルとは裏腹に、単純に中年の恋云々というよりも、どちらかというと北野武の『HANABI』を絶賛、渡辺淳一の『失楽園』批判が対話の核となり、哲学的な考察というスタンスを崩さずに、性愛ではなく恋愛についてを語り合う内容だった。

『日本人はなぜナメられるのか』208
中山治
新書y022
洋泉社
12/20読了

『ぶざまな人生』207
勢古浩爾
新書y076
洋泉社
12/19読了

『謝肉祭-小説・オオコソの森』206
姫野由宇
宝島社
12/16読了
ダラダラとまったりと、そしてジックリと読書するにはもってこいの長編。
笑ったり、頭にきたり、もどかしくなったり、歯軋りしたり、呆れたり。
こういう、どうでも良いような(?)長編を楽しめる人こそ、心に余裕があり、なおかつ本当の本好きなのだと思う。

『ジョジョの奇妙な冒険 part3 スターダストクルセイダース』9・10巻 204-205
荒木飛呂彦
集英社文庫
12/15読了

『四日間の奇蹟』203
朝倉卓弥
宝島社
12/12読了

『もし僕らのことばがウィスキーであったなら』202
村上春樹
新潮文庫
12/11読了
アイラ島に行ってウイスキーを飲みたくなった。

『弟』201
石原慎太郎
幻冬舎文庫
12/10読了

『喧嘩ラーメン』1~17巻200
土山しげる
日本文芸社
12/9読了

『収納しない、キレイな生活』199
あらかわ奈美
宝島社
12/3読了

『売り込まなくても売れる!-説得いらずの高確率セールス-』198
ジャック・ワークス、ニコラス・E・ルーベン・著
坂本希久子・訳
神田昌典・監修
フォレスト出版
12/2読了

『空想防衛読本』197
円道祥之
宝島社
11/29読了

『マイルス・デイヴィスの真実』196
小川隆夫
平凡社
11/28読了
本人や関係者の数多くのインタビューと取材をもとに、マイルスの“音楽”について、非常に丁寧にまとめていると思った。
先日、たしか読売新聞だったと思うが、で、どこかの大学の“金”なんとかという教授の文章だったと思うが、この本の記述に関して、あっさりとして外連味がなさ過ぎる、彼は一筋縄ではいかない人だった、といった内容の書評を目にしたが、筋違いもはなはだしい。
この本の著者、小川隆夫氏の文体は、数々の著作やアルバムのライナーノーツを読めばすぐに分かると思うが、とても平易でフラットなのだ。寺島靖国のような屈折自虐断言系な文体でもなければ、後藤雅洋のような言い切り系な文体でもない。よくも悪くもアクもクセもない文体が、彼の持ち味なので、この私とて、時折このフラットさが良くも悪くも気になることもあることは確かだ。
しかし、文体があっさりで、スイートで外連味が無いことと、評者が感じるところの、マイルスの“聴く者を極限まで苛立たせる金属的な響き”とは、言うまでもなく無関係だ。。
マイルスの音楽は聴く者を苛立たせる心地よさがある(と評者は感じているらしい)。→だから、文体や記述も聴く者を苛立たせるような内容じゃなきゃいけないのか?
著者の関心は、あくまでマイルスの“音楽”に対してなのであって、スクープやスキャンダルを趣旨とした“芸能ゴシップ本”や、読み手の感性に強烈なインパクトを与える“詩集”を書いているわけではないことは、誰が見ても明らかなことだ。
500ページ以上のボリュームに及ぶこの大作を読んで、そんな簡単なことにも気がつかないで書評を書くなんざ、バカとしか言いようがない。
もっとも、読んで書いているのかどうかも疑問だが。
「昔のジャズはすごかったんだぜ。そして、ヤツはもっとヤバくて悪いヤツなんだぜ。この本に書いてある人物像よりも、もっともっと一筋縄ではいかないヤツなんだぜ」と言いたげな書評だが、単なる不良ぶった強がりオヤジの醜い背伸び根性が見え隠れしていて吐き気がする。
たしかにマイルスは、評者が書くように、一筋縄ではいかない人物な人なんだろうな、というぐらいは、誰だって薄々知っているはずだし(自伝やクインシー・トループの著作を読めばすぐに分かることだ)、しかし、そんな人物でも麻薬でラリッている時だって、女をはべらせてるときだって、フェラーリを運転している時だって、絵を描いているときだって、いつだって音楽のことを真摯に考えていたのだ。
だから、著者はそんなワルの作り出す素晴らしい“音楽”に感動し、マイルスや周辺の人々のインタビューから、彼の“音楽”の秘密に少しでも接近しようとしている。そして、その試みの成果に関しては読者によって評価が分かれるところだろうが、少なくともマイルスという不出生の音楽家に心底惚れ込んでしまった人間の熱量は、まともに読んでいれば伝わってくるはずだ。
そんな著者の熱量を前に、すげぇ音楽をクリエイトした人の伝記なんだから、記述や文体もすげぇ内容にしろというのは、まさしく読み手の勝手な要求。筋違いな要求。そんなにマイルスのヤバさを読者に知らしめたいのなら、てめぇで本を書け。
人それぞれ視点というものがある。小川隆夫氏は、“マイルスの音楽”から人間マイルスを掘り下げようという視点で本を書いた。だったら、マイルスにヤバい人間像を求めているアナタは、スキャンダラスな視点の本をてめぇで取材して書きなさいってんだ。
無理だと思うけど。

『ジョジョの奇妙な冒険part3 スターダストクルセイダース』8巻195
荒木飛呂彦
集英社文庫
11/27読了

『気がつくと机がぐちゃぐちゃになっているあなたへ』194
リズ・ダベンポート・著
平石律子・訳
草思社
11/22読了

『追跡20年!闇の帝王〈許 永中〉』193
一ノ宮美成+グループ・K21
宝島社文庫
11/21読了

『あかんべノンタン』192
キヨノサチコ=作・絵
偕成社
11/20読了

『検証!事件報道』191
井上安正
宝島社新書
11/19読了

『ジャズ・ヴォーカル名盤』190
大橋巨泉
講談社+α文庫
11/18読了

『ジョジョの奇妙な冒険part3 スターダストクルセイダース』6~7巻 188-189
荒木飛呂彦
集英社文庫
11/17読了

『自衛隊交戦!』187
黒井文太郎+軍事ジャーナリスト会議 編著
宝島社文庫
11/15読了

『西本願寺「スキャンダル」の真相!』186
一ノ宮美成+グループ・K21
別冊宝島Real025
宝島社
11/14読了

『天才たちのジャズ』185
後藤雅洋
宝島社文庫
11/12読了
11年前に読んだ『ジャイアンツ・オブ・ジャズ』が文庫化された本。「まえがき」と「あとがき」が変わっていただけ。

『「高野菜食」で「最高の健康」を手に入れる』184
蒲原聖可/監修
竹村章子・小暮剛/料理
別冊宝島658
11/10読了

『ジョジョの奇妙な冒険part3 スターダストクルセイダース』4~5巻183
荒木飛呂彦
集英社文庫
11/9読了

『セロニアス・モンク 生涯と作品』182
T・フィッタリング〔著〕
後藤誠〔訳〕
勁草書房
11/6読了
良書。

『ノンタン!サンタクロースだよ』181
キヨノサチコ 作・絵
偕成社
11/6読了
毛糸の黄色い帽子をかぶったノンタンが可愛い。

『奇跡的なカタルシス~フィジカル・インテンィティ』180
村上龍
知恵の森文庫
光文社
11/5読了
『フィジカル・インテンィティ~日本サッカーが初めて世界に曝された』を読んだので、続きを読んでもどうせ同じことの繰り返しだからいいやと思いつつも結局読んでしまったのは、アマゾンでこの本も前作と一緒に購入してしまったから。

『ジョジョの奇妙な冒険part3 スターダストクルセイダース』1~3巻 177-179
荒木飛呂彦
集英社文庫
11/4読了

『フィジカル・インテンィティ~日本サッカーが初めて世界に曝された』176
村上龍
知恵の森文庫
光文社
11/3読了
サッカーには全く興味の無い私が、サッカーのエッセイを読む理由は、サッカーを通して浮き彫りにされる、日本や日本的なシステムの悪口を期待しているからなのかもしれない。
彼の日本的な旧弊に対する憎悪があらわになっている文章は、読んでいると痛快だったり、不愉快だったり、「またかよ」だったり、「やれやれ、いつものやつが始まったよ」だったりするが、村上龍のエッセイは、「また始まったよ、はいはい、その通りでございますね」と思いながら読むのが楽しいといえば楽しいので、ついつい彼のエッセイには手が伸びてしまう。

『沈黙』175
村上春樹
集団読書テキスト・第2期
全国学校図書館協議会
11/2読了

『C.E.O.信長に学ぶ!経営者の「発想」と「決断」』174
別冊宝島685
別冊宝島編集部・編
宝島社
11/1読了

『「超」文章法』173
野口悠紀雄
中公新書
10/30読了

『夫婦別姓大論破!』172
八木秀次・宮崎哲弥【編】
洋泉社
10/29読了

『英語の頭をつくる!カウント脳体操』171
関口敏行
宝島社
10/28読了

『マイルスを聴け!増補改訂版 version5』170
中山康樹
双葉社
10/26読了
初版から読み倒している私だが、今回のヴァージョンアップは凄い!2年前に発売されたヴァージョン4は文庫本だったが、この本が出版されるまでの2年の間に、大量のボックスセットやブートレッグが発売されているので、新音源の紹介ページが大ボリュームアップ!読み応え満点!怒濤の650ページだ。
加えて、初版からversion4までに既に書かれた文章も、じっくり読むと細かい言い回しが直されたり、新しい文章が追加されたりと改稿されているので、前著までの内容と比較しながら読む楽しみもある。
マイルス好きにとっては、常に手許に置いておきたい、貴重なガイド本を越えたバイブルと言っても過言ではない。

『超ブルーノート入門ージャズの究極・1500番台のすすめ』169
中山康樹
集英社新書
10/23読了

『愛と哀しみのジャズカタログ』168
寺島靖国
小学館文庫
10/22読了
なんか以前読んだことのある内容だなと思ったら、書籍で以前出ていた『JAZZ晴れ、時々快晴』(山海堂)を文庫化したものだった。
でも、せっかく買ったので、勿体ないから再度読む。
装丁がチープで良くない。

『血栓を劇的に溶かす 血液サラサラ納豆の底力』167
須見洋行・監修
浜内千波・料理&レシピ
別冊宝島661
宝島社
10/20読了

『サニーサイドジャズカフェが選ぶ超ビギナーのためのCDガイド』166
寺島靖国
朝日新聞社
10/19読了

『いまこそサラリーマンに必要な経営力』165
別冊宝島683
宝島社
10/18読了

『「人間・ビートルズ」入門』164
小島 智
宝島社文庫
10/17読了

『ベンのトランペット』163
レイチェル・イザドラ/作・絵
谷川俊太郎・訳
あかね書房
10/16読了
最後の一コマがイカす。ジーンとくる。
でもねー、でもねー、でもねー、ベーシストは?ベーシストは?ベーシストがいないんだけど…(涙)

『ノンタンおやすみなさい』162
キヨノサチコ/作・絵
偕成社
10/16読了

『スーパーのりものシリーズ しんかんせん』161
交通新聞社
10/14読了

『日本フリージャズ史』160
副島輝人
青土社
10/13読了

『てのたんけん あしのたんけん』159
かこさとし・文
大久保宏昭・絵
農文協
10/12読了

『自分を輝かせる25のちょっとした方法』158
前本彰子
宝島社文庫
10/11読了
書籍時代の旧タイトル『実践!ゼッタイお姫さま主義』のほうが、そそるタイトルだと思うんだけどな~。

『海辺のカフカ・下』157
村上春樹
新潮社
10/10読了
いつもの独特な村上ワールド。大変面白く読ませてもらった。
私は、いまやすでにナカタさんのファンであります。

『海辺のカフカ・上』155
村上春樹
新潮社
10/9読了
装丁も良いが、本文で使われている上質の用紙がなんとも良い。
薄くて腰のあるこの用紙の手触りがたまらなく心地よく、“嗚呼、俺は今、本を読んでいるんだなぁ”という気分になれる。
そして、この気分に浸っている時間は、ささやかな贅沢を味わう時間でもある。
ページをめくる至福。それは用紙の手触りの心地よさもあるが、もちろん村上春樹の文章の巧さにもよる。
私なんぞが偉そうに言うのもおこがましいが、今さらながら、本当に村上春樹は文章がとてもうまいと思う。
静かで淡々とした語り口の奥底には、とてつもない引力を秘めている。
一度読み出すと、本から目を離すのが惜しい気分になる。ましてや、このように手触りの良い紙に印刷された文章なのだから、その気持ちはなおさらだ。

『ドラッカー的未来社会を読む』155
川井健男
宝島社新書
10/8読了

『新装版・思考は現実化する』154
ナポレオン・ヒル/著
田中孝顕/訳
きこ書房
10/7読了

『祈りと儀式の本格恋まじない』153
宮島 鏡/著
鬼頭 玲/監修
宝島社文庫
10/5読了

『素人ナマ投稿~体験告白系HPベストセレクション』152
みんなのH編集委員会
宝島社文庫
10/4読了

『ジャズCDの名盤』151
悠 雅彦・稲岡邦弥・福島哲雄/著
文春新書
10/3読了

『そらいろのたね』150
なかがわりえこ/文
おおむらゆりこ/絵
《こどものとも》傑作集
福音館書店
10/2読了
深夜にアート・テイタムとベン・ウェブスターのアルバムを聴きながら、ゆっくりとくつろいた気分で読んだ。
このアルバムが録音されたのは1956年。そして、この本は、その8年後に出版されているので、けっこう古い絵本なのだということが分かる。
しかし、絵といい、文章といい、時代など関係無く楽しめる内容だ。
アート・テイタムのアルバムといい、この本といい、良いものは、時代が経っても色褪せないし、いつの時代のどの世代の人間にもしっかりとメッセージが届くものだと改めて思った。

『トンデモ事件裁判所』149
別冊宝島編集部/編
秋山法律事務所・秋山知文/監修
宝島社文庫
10/1読了

『男の子って、どうしてこうなの?~まっとうに育つ九つのポイント~』148
スティーヴ・ビダルフ/著
管 靖彦/訳
草思社
9/30読了

『マザー・テレサ愛の言葉』147
いもと ようこ・絵
女子パウロ会
9/29読了

『ノンタンぶらんこのせて』146
キヨノサチコ 作絵
偕成社
9/28読了
はじめてノンタンの絵本を見たときは、なんだかポップで軽すぎかなぁと思ったが、声に出して子供に読み聴かせると、独特なリズム感と小気味良さがあることに気が付く。
文章やセリフ回しの気持ちの良さに加え、話の展開の緩急も心得たもの。この適度なスピード感は気持ちがよい。
長い間、常に子供達に受け入れられているのも分かるような気がする。

『ザ・闇金融道』145
夏原 武
宝島社文庫
9/27読了

『実録「ムショのなか」シリーズ・大阪拘置所の10年』144
藤村昌之
宝島社文庫
9/26読了

『鞄に本だけつめこんで』143
群ようこ
新潮文庫
9/25読了

『朝2時起きで、なんでもできる!』142
枝廣淳子
サンマーク出版
9/24読了

『数学パズル「スラスラ解ける!?」名作厳選90問』141
雅 孝司
宝島社
9/23読了
スラスラ解けるどころか、90問中3問しか解けなかったぞ…。

『ぐりとぐらのおおそうじ』140
中川李枝子・文
山脇百合子・絵
福音館書店
9/23読了

『「宝くじ」高額当せん者』139
岡崎昴裕
宝島社文庫
9/22読了
ほとんどが、職場や地域社会で囁かれる噂話の粋を出ない(つまりウラを取っていない、というかウラを取れない)話ばかりだが、ちょっとした好奇心を刺激する「都市伝説」として読めば、それなりに面白い。

『「子育て」崩壊!』138
別冊宝島編集部・編
宝島社文庫
9/20読了

『ふわふわ』137
村上春樹・文
安西水丸・絵
講談社文庫
9/18読了

『たたかう英文法』136
新津信治・里中哲彦
洋泉社
9/17読了

『ガソリン車が消える日』135
舘内 端
宝島社新書
9/16読了

『名前のない女たち~企画AV女優20人の人生』134
中村淳彦
宝島社
9/15読了
この本の広告を作る際、二人のコピーライターにコピーの依頼をした。
一つが、“こんどは、心を脱いだ。”。
もう一つが、“「幸せ」以外は全て経験した。”。
双方とも、的確かつ秀逸なコピーなので、両方とも採用した。
この本、男性よりも女性読者のほうが多いという。
「救いようのない人生」「悲惨な人生」。人によって感じ方は様々だが、少なくともマトモとは言えない同姓の人生をのぞき見することによって、「私のほうがまだ大丈夫、まだマトモ&まだ幸せ」と、ワイドショー的な安心感と自己確認をするための本として利用されているのだろうか。

『盛運!仕事の風水』133
鮑 黎明(パオ・リーミン)
宝島社新書
9/13読了

『ロックの感受性』132
仲井戸麗市
平凡社新書
9/12読了
高円寺文庫センターで手に入れた、チャボのサイン本だ。

『あめふり~ばばばあちゃんのおはなし』131
さとう わきこ さく・え
《こどものとも》傑作集
杉山 緑/訳
福音館書店
9/12読了
イヤなばぁさんだ。

『日本兵捕虜は何をしゃべったか』130
山本武利
文春新書
9/11読了
太平洋戦争時に、米軍が展開した日本兵捕虜への緻密かつ巧妙、そしてシステマティックで体系的な対応のノウハウを明かした本。
これにより、多くの日本兵は非常に尋問に協力的だったようだ。
本書によると、この戦時中に研究され、蓄積された日本人独特の心性パターンへの対応は、マッカーサーの対天皇制作の原型となり、また戦後の占領政策にそのまま適応されたのだそうだ。
戦後、手の平を返したように「実は、“私に限って”は、戦争には反対だったのです」と“自分だけは違ったんです手紙”が何万通もマッカーサーに届いたのだそうだから、彼らの取った日本人の心の巧みなコントロールは功を奏したと言えるだろう。
高い代償を払って得た50数年前の「対日諜報システム」を土台に、現在はそれがさらに大規模かつ精緻になっていることは言うまでもない。

『ダンサー・イン・ザ・ダーク』129
ラース・フォン・トリアー/著
石田泰子/監修
杉山 緑/訳
アーティストハウス(発行)
角川書店(発売)
9/10読了

『もう一度「捨てる!」技術 「メインテナンス!」の方法』128
辰巳 渚
宝島社新書
9/9読了

『秘教から科学へ エネルギーシステムと進化』127
神尾学
出帆新社
9/8読了

『竜馬がゆく(八)』126
司馬遼太郎
文春文庫
9/7読了

『竜馬がゆく(七)』125
司馬遼太郎
文春文庫
9/6読了

『ジョジョの奇妙な冒険part2 戦闘潮流4』124
荒木飛呂彦
集英社文庫
9/5読了

『「常識力」を鍛える!』123<12/span>
近藤珠賓・日本常識力検定協会協力/別冊宝島編集部 編
宝島社新書
9/4読了

『記憶力がグングンUPするマジカル・アイ』122
太城敬良・監修
宝島社
9/4読了

『紙片と眼差のあいだに』121
宮川淳
水声社
9/3読了
装丁にセンスの良さを感じる。
また、本文中のレイアウト、特に行間のバランスも絶妙で、一個の本が一個の美しい“作品”として心ゆくまで味わえる。

『ジョジョの奇妙な冒険part2 戦闘潮流3』120
荒木飛呂彦
集英社文庫
9/3読了

『竜馬がゆく(六)』119
司馬遼太郎
文春文庫
9/2読了

『ジョジョの奇妙な冒険part2 戦闘潮流2』118
荒木飛呂彦
集英社文庫
9/2読了

『ジョジョの奇妙な冒険part2 戦闘潮流1』117
荒木飛呂彦
集英社文庫
9/1読了

『ジパング』8巻116
かわぐちかいじ
講談社
9/1読了

『竜馬がゆく(五)』115
司馬遼太郎
文春文庫
8/30読了

『あなたの会社が90日で儲かる!』114
神田昌典
フォレスト出版
8/29読了

『日本の山を殺すな!』113
石川徹也
宝島社新書
8/28読了
「はきちがえられた自然保護政策」によって、破壊されてゆく山岳環境のレポート。
日本の自然保護行政の無力さ、林野庁の愚行、開発優先の行政策、そして汚れつつある山とそれに関わる人間の姿が克明に描かれている。

『使える!英語 単語は耳でつかむ!』112
小池直己 編・著
宝島社
8/27読了

『-いっちゃん4歳のおしゃべり- あ、かげがキリンになった!』111
みずしまあけみ
宝島社
8/27読了

『竜馬がゆく(四)』110
司馬遼太郎
文春文庫
8/26読了

『「北の国から」メモリアルアルバム』109
島田和幸/写真
倉本聰/監修
フジテレビ出版
8/26読了

『ジグ・ジグラープログラム入門編 潜在能力超活性化ブック』108
ジグ・ジグラー/著
田中孝顕/訳
きこ書房
8/25読了

『あなたもいままでの10倍速く本が読める』107
ポール・R・シーリィ/著
神田昌典/監訳
フォレスト出版
8/24読了

『竜馬がゆく(三)』106
司馬遼太郎
文春文庫
8/22読了

『こわくない こわくない』105
内田麟太郎・ぶん
大島妙子・え
童心社
8/20読了

『仮面ライダーアギト大百科』104
ケイブンシャの大百科686
勁文社
8/17読了

『竜馬がゆく(二)』103
司馬遼太郎
文春文庫
8/15読了

『最新版 ゼロから始めるインターネット』102
杉山賢一郎・石本浩司
宝島社文庫
8/12読了

『江戸武蔵野 妖怪図鑑』101
山口敏太郎
けやき出版
8/10読了
巻末の特別企画「雪女」が面白く、興味深かった。
小泉八雲の「雪女」は、豪雪地帯の話ではなく、実は東京(青梅市・調布村)に出た(あるいは語られた)話が元になっているという推理は、なかなか説得力があり、とても興味深く読めた。
当時の青梅市調布村は豪雪地帯だったこと、女郎があったこと(昔は「雪女」ではなく「雪女郎」と語られていた)、尼寺があったこと(尼寺も女郎も農民からすれば「異界」だし、彼女らは農民の娘に比べれば艶やかだ)、当時の多摩川は頻繁に氾濫し、そういった土地には水神信仰が生まれやすいうえに、水神系の妖怪(牛鬼・河童・ぬれ女)も生まれやすいこと、つい最近まで青梅地域一帯で、「オシラ様信仰」があったことも「雪女話」の下地になっていること、小泉八雲亭の奉公人の一人は青梅出身だったこと(「雪女の話」を彼に伝えた可能性が高い)、物語前半に登場する「渡し」と「船小屋」と思われる場所が実在し、昔から女の妖怪に襲われるからそこに遊びに行ってはいけないと言われていた老人の証言を取れたこと、などなど、これら様々な要素が組み合わさると、自然、その土地の人の心の中に「雪女」という妖怪が形成されてしまうのも無理ないな、と思った。
個人的には、「遊女」と「農夫」の恋話に、地元の妖怪譚がミックスされた、ロマンティックで悲しい話が「雪女(雪女郎)」なのだと解釈したい。

『楽器でJAZZを楽しもう』100
寺島靖国・編著
河出書房新社
8/8読了

『ジャズを聴くバカ、聴かぬバカ 超裏口入門編』99
中山康樹
KKベストセラーズ
8/6読了
相変わらず、笑わせてもらいました。
ただし、この本、装丁が良くない。とくに腰巻き(帯)がいただけない。
20歩譲って、装丁は良しとしよう。赤地に白抜き文字の大胆で大きなレイアウト。意地悪く言えば芸の無いデザインだが、それでも店頭で目立つことは目立つので、平積みされていれば客の目を惹きやすいことは確かだ。
しかし、帯のデザインがいただけない。
キャッチコピーもいただけない。
本当にやる気があるのかよ!?って感じで、編集者の「この本の内容を読む前のあなたに伝えたい!」とか「タイトルだけでなく、中身も衝撃的で面白いんですよ」という熱意がまったく伝わってこない。
本屋の店頭で客が本を手に取るかどうかの大事な分かれ目となる可能性の高い腰巻き(帯)のスペースを有効に生かし切っているとはとても言い難いデザインとネームで、この装丁にOKを出した責任者の“営業”センスを疑わざるをえない。
だって、せっかくの面白い本なんだから。
私のように、中山さんの本だったら、なんでも手当たり次第読む人ならば、どんな悪い装丁の本でも買って面白く読むことが出来るが、これから初めて中山氏の本を読んでみようかなと思う人に対してのアピール力が装丁からまったく感じられないのが残念。
繰り返すが、本の内容は面白い。しかしそんな面白い本の魅力を殺してしまいかねない装丁の商品を流通させること自体、著者に対してすごく失礼な行為にあたるのではないか、と、私は思うのだが。

『竜馬がゆく(一)』98
司馬遼太郎
文春文庫
8/5読了

『モダン・ジャズの名演 名盤』97
岩浪洋三
立風書房
8/2読了

『SSPS-V2システム 機械的成功法』96
田中孝顕
きこ書房
7/30読了

『オトコとオンナの深い穴』95
大田垣晴子
ダ・ヴィンチブックス
メディアファクトリー
7/26読了
表1、表2、表3、表4、表2対向、表3対向のスペースを利用して「48手」のイラストが描かれているが、表3の最後の「49手」のイラストと体位の名前に腰砕け。なるほど、こういうオチなのね。

『非常識な成功法則』94
神田昌典
フォレスト出版
7/24読了
ビジネス書のコーナーの中、白地にショッキングピンクの文字という、とても可愛い装丁がひときわ目に止まって買った本。
書かれていることの大半が、すでに無意識に実行していたことが多く、無意識の自分の考えや行動をうまく言語化してくれた本といった感じ。
今の自分は、はたして成功しているのかはよく分からないが、無意識的なことを本書によって「言語化」され、かつ意識化に置けば、もっと未来が拓けてくるのかもしれない。というのも、不思議なことに、今の私は、15年以上前に思い描いた自分自身の姿そのものだし、10年前に欲しかったものは、ほぼすべて手に入れてしまっているからだ。

『実録!示談ビジネス』93
柳原三佳・米本和広・山口宏 他
宝島社文庫
7/17読了

『仮面ライダーアギト大百科3』92
ケイブンシャの大百科
勁文社
7/16読了

『ホームヘルパーは見た!』91
速水喬子
宝島社文庫
7/15読了
ここに書かれている、エロ爺や、ボケ婆さんは、まあ笑えるぶん良いとしても、介護制度のデタラメさには頭にくる。

『大人の海外個人旅行』90
西本健一郎
宝島社新書
7/9読了
海外でセックスして馬鹿にされ利用されるだけの日本人女性、最低状況のワーキングホリデイの実態、青年海外協力隊もボランティアもキャリアにならないことに気が付かない有名大学卒業者、下手に海外旅行好きになって人生を誤る若者たちなどなど、日本のいい加減な海外旅行ジャーナリズムによって大切な人生を狂わされてしまった若者の実態を暴いているところは、なかなか説得力があったし、前著と同様、日本社会に戻ってもなんの使い物にもならない単なる「海外旅行オタク」がいかにダメ人間なのかの記述は痛快。

『富士日記(下)』89
武田百合子
中公文庫
7/8読了
上巻からチビチビと少しずつ読んできたが、ああ、ようやく最後まで読み終わった!と素晴らしい達成感。

『銭道 さすらい編』88
青木雄二
小学館
7/8読了

『お笑い 日韓決別宣言』87
テリー伊藤、リュウ・ヒジュン、金 文学
実業之日本社
7/5読了

『〔詳細データ〕ODAの“謎”』86
別冊宝島編集部/編
宝島社
7/4読了

『ジャズ喫茶に花束を』85
村井康司
河出書房新社
7/3読了

『新ゴーマニズム宣言・11 テロリアンナイト』84
小林よしのり
小学館
7/3読了

『銭道』83
青木雄二
小学館
6/28読了

『わたしのグランパ』82
筒井康隆
文春文庫
6/23読了
面白くて、一気に読んでしまった。

『甘えを捨てるドイツ女性自立生活の楽しみ』81
サンドラ・ヘフェリン
光文社
カッパ・ブックス
6/21読了

別冊宝島643『幕末!最後の剣豪たち』80
別冊宝島編集部編
宝島社
6/20読了

『マイルスからはじめるJAZZ入門』79
後藤雅洋
彩流社
オフサイド・ブックス21
6/17読了

『燃え続けた20世紀 殺戮の世界史』78
A.L.サッチャー・著
大谷堅志郎・訳
祥伝社黄金文庫名作シリーズ
6/11読了

『ビンラディンのイスラム教とユダヤ教、キリスト教』77
神辺四郎
宝島社新書
6/10読了

『「論理力」の鍛え方』76
北岡俊明
PHP
6/6読了
先日読んだ本の増補改訂版といった内容。

『「論理的に話す力」が身につく本』75
北岡俊明
PHP
6/3読了
激しく同感する箇所、多数あり。

『「劇的(ドラマティック)」に「色」で売れ!』74
藤村正宏
オーエス出版
5/20読了

『こんなにヘンだぞ!「空想科学読本」』73
山本 弘
太田出版
5/29読了

『裁判官を信じるな!』72
柳原三佳、松永憲生、寺西和史 他著
宝島社文庫
5/28読了

『BECK』11巻71
ハロルド作石
講談社
5/26読了

『ジパング』7巻70
かわぐちかいじ
講談社
5/26読了

『モーニング娘。のDNA おニャン子クラブは2度解散する…』69
永田一八・村田 穫
宝島社新書
5/26読了
タイトル通り、おニャン子クラブとモーニング娘。の比較研究本。
私は両者ともに、興味も関心も思い入れも無い上に、メンバーの名前も顔も分からないぐらいだったので、この本を読むことによって、ちょっとした「世間的な知識」の学習にはなったような気はする。

『「正義」を叫ぶ者こそ疑え』68
宮崎 学
ダイヤモンド社
5/23読了

『日本外交はなぜ朝鮮半島に弱いのか』67
佐藤勝巳
草思社
5/21読了

『「ニーズ」を聞くな!「体験」を売れ!』66
藤村正宏
オーエス出版
5/20読了

別冊宝島650『ジパング パーフェクトBOOK』65
別冊宝島編集部編
宝島社
5/18読了

『「モノ」を売るな!「体験」を売れ!』64
藤村正宏
オーエス出版
5/15読了

『カエルを食べてしまえ!』63
ブライアン・トレイシー/著
門田美鈴/訳
ダイヤモンド社
5/14読了
書いてあることのほとんどが、無意識に実践済みのことだった。

『仮面ライダー本郷 猛の真実』62
藤岡 弘、
ぶんか社
5/13読了

『軍事シミュレーション 自衛隊“本土防衛”』61
別冊宝島編集部/編
宝島社文庫
5/12読了

『ビジネスマンのためのフランス入門』60
ナディーン・ジョセフ/著
鶴岡雄二/訳
新潮OH!文庫(新潮社)
5/8読了

『公安アンダーワールド』59
別冊宝島編集部/編
宝島社文庫
5/5読了

『話を聞かない男、地図が読めない女~男脳・女脳が「謎」を解く』58
アラン・ピーズ+バーバラ・ピーズ/著
藤井留美/訳
主婦の友社
5/3読了

『小悪党~ある占有屋の人生』57
夏原武
宝島社文庫
4/29 読了
語弊があるかもしれないが、「面白かった」。いや、興味深かったと言うべきか。
三人の妻をもち、二人の娘を得て、財布の中には常に一万円札が100枚、月給は500万の時も。両手、両足の数じゃ足りないほどの愛人…。収入の良い仕事を求め続け、バブルで束の間の成功を味わった男。そしてバブル崩壊ですべてを失った男の数奇な人生。
詐欺、恐喝、不法占拠…。不良債権の占有屋へと転落した一人の男の生き様を描くことによって、バブル経済、ひいては日本経済の仕組みと矛盾を暴く一冊でもある。
「なるようしかならないよ。ならないけど、だけど私は絶対に死なないよ。(中略)あのバブル経済の本当の責任者が何もしていないのに、なんで私たちバブルの尖兵だけが罪を負わされなければならないんだという気持ちも強いんだ。だからこうやって恥を忍んで生きてるんだよ。生き続けてるんだよ。」この言葉が印象に残った。

『これからの「勝ち組」「負け組」』56
落合信彦
青春文庫(青春出版社)
4/26 読了

『戦争プロパガンダ10の法則』55
アンヌ・モレリ/著
永田千奈/訳
草思社
4/23 読了
「現代人は、かつてのように何でもかんでも信じてしまうわけではない。彼らはテレビで見たことしか信じないのだ」の一節には笑ってしまった。だって、周囲、いや、ネットでやり取りしている(た)人々を含めて、そういう人すごく多いんだもん。
あたかも、自分は色々考えてます、自分なりの考えを持っていますといった風情の人ほど、実は言っていることを要約すると、「テレビがそういってたから、みんながそう言っているから、尊敬している誰々さんがそう言ってたから、私はそう思う」という“考え(?)”を主張することが非常に多いと私は感じている。
この本に書かれている巧妙な10の法則に真っ先にコロリと騙されるタイプなのだろう。自分は騙されるような人間ではないと思い続け、最後の最後まで騙されているとすら気が付かないまま。

『ザ・泥棒稼業』54
久保博司
宝島社文庫
4/22 読了

『BECK』8~10巻51-53
ハロルド作石
講談社
月刊少年マガジンコミックス
4/20 読了

『BECK』4~7巻47-50
ハロルド作石
講談社
月刊少年マガジンコミックス
4/18 読了
あたりまえのことだが、そしてどの音楽マンガにもいえるのだが、演奏シーンが「無音」だからこそ、想像力が余計にかきたてられるのだろう。
そして、作者は「無音」を描くのがうまい。なぜなら「音」が聞こえてくるから。

『ジャズメンとの約束』46
中山康樹
河出書房新社
4/18読了
ショート・ストーリー仕立ての、ジャズマンのちょっとしたエピソード。
ピリッと、ニヤッと、なるほどと、そしてほろ苦く。
リズム感のあるストーリーテリングは素晴らしい。
常に手許に置いておき(主にトイレだが)、何度も読み返したい本だ。

『BECK』1~3巻43-45
ハロルド作石
講談社
月刊少年マガジンコミックス
4/17 読了
この漫画を読んでみようと思ったのは、ギターやベースが丁寧に描いてあるからという単純な理由で。
私は音楽を聴く、弾くことと同じぐらい、楽器をじーっと見るのが好きなのだ。
ミュージック・マンを弾いている「このへんじゃ一番ウマイとされている」ベーシスト君、なかなか格好いいじゃないの。
いかにもベーシストってなキャラクター設定だが(寡黙、渋め、なんか考えていそう)、こういうタイプのベーシストにはミュージックマンはよく似合うね。
ディフォルメされたマンガのキャラクターに、過不足無い描写で描かれたギターや楽器が妙にマッチしているんだよね。楽器がマンガの絵に溶けこんでいる。いや、楽器をマンガに溶けこませている作者の力量と言うべきか。
楽器を持つキャラクター、そして演奏姿の似合うキャラクターのなんと素敵なことよ。
ストーリーもまぁまぁだと思うので、続きも読んでみようかと思う。

『証券検査官2・インサイダー』42
松島 令
宝島社
4/16 読了
元大蔵官僚ノンキャリアが書いた、小悪党な主人公によるピカレスク(悪漢)小説。
着眼点やストーリー、設定は悪くないと思う。
このような「売春接待」の話は各方面でもチラホラ耳にするので、誇張はあるにせよ、それなりにリアリティのある内容だと思う。
ただし、ストーリーの流れがギコちない感じもする。
また、会話の最後に「!」が多すぎ。読んでいて不自然。
セックス描写も画一的。女性器を「水芭蕉」に喩えるなど、女性の陰部を前作同様、植物に喩える発想は悪くはないが、どうも一生懸命変態チックな描写をしようとするほど、安っぽいポルノ小説のほうがまだマシかと思うほど、単調で画一的な描写となってしまう嫌いがある。
せっかくの、政府高官のオヤジたちのスケベっぷりを描写し、なおかつストーリーの潤滑油としてのセックス描写を読者サービスとてして、全体の3割近くのスペースを割くのであれば、もっと凝った変態チックな描写を求む。いや、別に変態でなくとも良いから、刺激的な描写が欲しい。それが出来なきゃ、女を手篭めにして情報を引き出すようなシーンは最小限にカットして欲しい。
セックス描写に関しての感想は、某オヤジ雑誌に原稿を書いている、オヤジ心を掴むのが上手な、女性ライターとも意見が一致した。

『アメリカ嫌い』41
灰谷健次郎
角川文庫
4/12 読了
短いエッセイを集めた本。タイトルの「アメリカ嫌い」はその中の一つのエッセイのタイトルで、全編にわたってアメリカがどうのこうのといった内容ではない。関西の作家だと思っていたら、今は沖縄の渡嘉敷島と東京を行き来する生活をしているようだ。
同感半分、青臭い老人だぜという思いも半分。
タテマエとリョーシキをシンブンシャという錦の御旗の元で思う存分ふりかざし、テンセージンゴなどのようなコラムを「社会的問題意識を常に持っている文豪気取り」で書いている文筆家崩れ&もどきの論説委員などが、いかにも喜びそうな話題もチラホラ。
というよりも、この本のエッセイは、朝日新聞の連載のものをまとめたものだしな。
私は新聞は読むが(1日5紙以上)、新聞は好きではない。新聞そのものが嫌いというよりは、新聞社、あるいは新聞社の人間、体質が嫌いなのかもしれないし(もちろん良い人もいっぱい知っているし、新聞社にもよるが)、そこはかとなく匂ってくる特有の匂いもイヤだ。その匂いとは、市(区)役所、職員室、図書館、病院、公民館、税務署、警察署など、よっぽどの用が無い限りは、出来るだけ近寄りたくない場所の匂いに似ている。
もっとも、新聞社云々と、この灰谷健次郎やエッセイの内容はまったく関係ないことだが(要するに、話が脱線しただけ)。

『美しくて面白い日本語』40
ピーター・フランクル
宝島社
4/11 読了

『富士日記 中巻』39
武田百合子
中公文庫
4/8 読了

『からだが弾む日本語』38
楠かつのり
宝島社
4/6 読了

『ニューヨークJazz』37
小川隆夫
発行:東京キララ社
発売:三一書房
4/4読了
小川隆夫がジャズについての本を出すと、「自慢話っぽい」とやっかむ輩が必ず出てくるが、そんな人は読まんでよろしい。貴重な「ナマの声」を聞き落とすことになる。
“やっかまー”の“やっかみ”の理由は、おそらくは、こうだ。
小川氏は、ブルーノートのコンプリートなコレクターなこと。
長らくニューヨークに在住していたため、現地で様々なライブを見放題に見れた上に、様々なミュージシャンとも親交を持っていた(る)こと。
それどころか、ウイントンやブランフォード・マルサリス兄弟が住んでいたグリニッチ・ヴィレッジのアパートの近くに住んでいたため、彼らのアパートへ自由に出入り出来たこと。
そのアパートは、ある意味、若いミュージシャンたちのサロン的な役割を果たしていて、明日のジャズを担う若きミュージシャンたちが、様々なジャズ談義や、いかにして黒人文化を継承・発展させるかといった議論を繰り返していた現場だが、そのような場に立ちあっていたこと(のちに、それが「新伝承派」という80年代のジャズの大きなムーブメントに結実することになる)。
かつてのブルー・ノート社長、アルフレッド・ライオンを第一回マウント・フジ・ジャズ・フェスティバルの際に日本に招き、彼の主治医にもなっていたこと。
などなどの、ジャズ・ファンからしてみれば「羨ましい境遇と環境」に対しての妬みだと思う。
このような貴重な体験と、多くの音楽を聴いてきた小川氏を妬むのは簡単だが、彼の他に、1・ブルーノートのコンプリートコレクターで、2・ニューヨーク在住中にジャズにまつわる様々な体験をし、3・さらに「新伝承派」が台頭してゆく現場に立ち会え、4・マウント・フジ・フェスティバルの当事者の一人だった、という4つの要素すべてを満たす人物は、世界にただ一人、彼しかいないわけで、そういう人の著作を単なる自慢話だと受け取るメンタリティは、人のホームページを読んで「自慢」だと騒ぎたてたり、掲示板などで親切心でアドバイスをした人に対して感謝をするどころか「イヤミだ」と噛みついたり(もちろん、アドバイスをした人の言い回しにもよるが)、自分のレベルやバカさ加減を省みることなしに、己のキャパには収まりきらない話題や、自分の理解を超えた会話がされた途端に「見下している」「私のことをバカにしている」と怒り出す、低レベルな人間と同じものがある。自分よりも秀でた存在や、自分よりも経験や知識が豊富な存在を認めたくないのかねぇ。心が狭いねぇ。虚心坦懐に参考になるところには耳を傾ければ得ることも大きいのにねぇ。
かといって、私は100パーセント小川氏の書くジャズ評すべてを支持しているわけでもない。
以前の彼は、コルトレーンの「ジャイアント・ステップス」のことを「モード奏法」と評していたし(これは誤り)、この本では「ブルース・チューンながらほとんどブルースとは聴けない新鮮な解釈とアプローチ」と評していた(「ジャイアント・ステップス」はブルースではない)ことを始めとして、いくつかの音楽的な理解の誤りは相変わらずある。
だからといって、それが本書の内容を薄めるものでもない。
一冊の書物に完璧を期待することの方こそ問題で、興味を持った対象や、好きになった物事は、安易に人の言うことだけを丸ごと鵜呑みにせず、誰もが様々な角度からのアプローチを試み、勉強をするべきなのだ。

『あなたが変わる「口ぐせ」の魔術~言葉の心理学・生理学』36
佐藤富雄
かんき出版
4/2 読了
何気なく口をついて出てくる言葉がどれだけ人生を左右しているのかを心理学的、生理学的な側面から解説した本。
私の口癖といえば、昔から「なんとかなるだろ」。で、振り返ってみると、「なんとかならなかったこと」ってあまり無いので、あながちこの本に書いてあることも眉唾ではないなと思った次第。

『仮面ライダークウガ新戦力ファイル』35
ヒーロー超ひゃっか
小学館
3/31 読了
仮面ライダークウガは、昔のライダーとちがって、いろいろな色にへんかして、色によっていろいろな能力があるんだということがよくわかりました。

『ダーシェンカ』34
カレル・チャペック・著
伴田良輔・監訳
新潮文庫
3/31 読了

『栄光一途』33
雫井脩介
新潮社
3/28 読了
第4回新潮ミステリー倶楽部賞受賞作品。
ドーピングを巡る柔道界の内幕小説。
筋は面白くないわけではなかったが、人物描写が浅薄な感じ。
主人公は勿論のこと、深いところまで踏み込んで描かれている人物が一人もいないので、登場人物の誰にも感情移入が出来なかった。

『ボトムズ・アライヴ』32
岡島正晃・あさのまさひこ・中島紳介
太田出版
3/25 読了
私のようなボトムズ野郎には感涙ものの素晴らしいオタク本だ。
特に、ATの誕生・発展の歴史を詳細に記した「鉄騎兵たちの戦場」は白眉。
架空の兵器に、よくぞここまでリアリティある「嘘」を吹き込めたものだと、大感動!
こんな細かいところまで描いていたのねと、溜息をついてしまう大河原邦男の豊富な設定画にも感涙!

『仮面ライダーひみつ図鑑』31
てれびくん編集部/編集
川上裕生・おのしんいち・東映/写真
小学館
3/24 読了
いろんなライダーがいるんですね。
身長40mに巨大化するライダー(仮面ライダーJ)なんて知らなかった。

『バカにつける薬』30
高須克弥
新潮OH!文庫
3/19 読了
この本に書いてあることが、本当だとすると、なんだ、オレって長生きするじゃん(笑)

『「大人の女」のマナー』29
中谷彰宏
PHP文庫
3/18 読了
何を今さら、当たり前な…。ということばかりが書かれていた。
こんな当たり前なことが出来なかったり、知らないような女は、どう考えてもコドモ。
というよりも、社会人になっても、この程度のこともわきまえずに、態度と気分だけが「おー・える」な女は、かなりヤバイと思う。
もし、いたとしたら、私だったら、エンガチョして逃げる。

別冊宝島611『昭和の大学生大百科 1960-1979』28
別冊宝島編集部/編
宝島社
3/17 読了
学生運動、ヒッピー、四畳半下宿、団塊の世代、サイケ、受験戦争、うたごえ喫茶…
この時代の文化や、ものの考え方は結構好きだが、この時代に学生時代を過ごしたかった、とまでは思わない。
貧しいし、汚いし、ストイックすぎ。そして、一途で純情すぎ。
だからこそ、良い時代だったのではないか、と当時学生だった人は回想しながら声を荒げるかもしれないが、私の場合は、だからこそ、イヤなのだ。
でも、なぜか私はこの時代に学生だった人たちからは、好かれることが多い。
言葉が通じるから、とりわけ、固有名詞が通じるからというだけのことだと思う。

『眩暈を愛して夢を見よ』27
小川勝巳
新潮社
3/16 読了
こういう、まるでミステリおたくが、ミステリおたくに向けて書いたような、技法や技術の実験的要素が鼻につく小説は好きではない。

『富士日記 上巻』26
武田百合子
中公文庫
3/12 読了
風邪をひき、腹の調子が悪いときに読んでいたのだが、読めば読むほど、もう腹が減って、腹が減って。
ものを自由に食べられない時にこの本を読むのはカラダに毒かもしれない。
「元気になる本」というのは数あれど、「食欲が湧き出る本」というのも珍しい。

『だまされないために、私は経済を学んだ』25
村上龍
NHK出版
3/5 読了

『〈図説・検証〉自衛隊のハイテク武装!』24
軍事ジャーナリスト会議 編・著
軍事ジャーナリスト会議(加藤健二郎、黒井文太郎、大久保義信、宇垣大成)
宝島社文庫
3/3 読了

『未婚化の社会学』23
大橋照枝
NHKブックス
2/28 読了

『「少女監禁」と「バスジャック」~マスコミ報道と精神医療~』22
月崎時央
宝島社新書
2/26 読了

『再び「日本人」たれ!』21
田村圭司
宝島社新書
2/25 読了
「このままでは死にきれない!」と、大正生まれの経済人たちが、元気のない日本人に「喝」を入れる好著。
教育問題から経済再生プランまで。
思えば、大正生まれの人びとは、青春時代の多くの時間を戦争に奪われ、終戦後は、荒廃した祖国の再建に奔走していたわけで、いまだに現役を退かずに第一線で陣頭指揮を執っている人たちは、本当に、本当に、タフで立派な人たちだと思う。
佐々木正(元シャープ副社長)、西澤潤一(岩手県立大学学長)、杉谷正廣(元ダイハツ代表取締役専務)、巽悟郎(大阪証券取引所理事長)、清水昌夫(伊達物産会長)ほか。

『大人になった「矢吹ジョー」』20
木全公彦、林公一
宝島社
2/23 読了

別冊宝島Real 27『立花隆「嘘八百」の研究』19
別冊宝島編集部
宝島社
2/21 読了

『ジャズ・オルタナティヴ』18
清水俊彦
青土社
2/15 読了
気鋭のフリー・ジャズマンを多く取りあげていることが嬉しい。

『流血の魔術 最強の演技 すべてのプロレスはショーである』17
ミスター高橋
講談社
2/13 読了
新日本プロレスのレフェリーが明かす、プロレスの虚々実々。
今さら驚くほどの衝撃的な事実はなく、「ああ、やっぱりね」という内容が大半。
この本に書いてあることを知ったところで、プロレスの楽しみが損なわれることは無いと思う。
むしろ、「知った」上での楽しみが倍加するのではないか?
アントニオ猪木という人物、やっぱり面白い人だな、と思った。

『食べてもやせる!低インシュリンダイエット』16
永田孝行/監修
宝島社文庫
2/11 読了
なんだ、うちの食事って低インシュリンな素材とメニューばっかりじゃん。

『鉄道員(ぽっぽや)』15
浅田次郎
集英社文庫
2/6 読了

『論理力を鍛えるトレーニングブック』14
渡辺パコ
かんき出版
2/4 読了

『クラシック悪魔の辞典【完全版】』13
鈴木淳史
洋泉社新書y
2/1 読了

『ニッポンの犬』12
岩合光昭/写真
岩合日出子/文
新潮文庫
1/31 読了

『ホスト王のその気にさせる心理戦術』11
零士
青春出版社
1/31 読了

『ナニワの土性っ骨』10
青木雄二
大和書房
1/28 読了

『子供を伸ばす37のコツ』9
中山治
洋泉社新書y
1/22 読了

『英国式人生のススメ』8
入江敦彦
洋泉社新書y
1/18 読了

『立花隆先生、かなりヘンですよ』7
谷田和一郎
洋泉社
1/17 読了

『タテ社会の人間関係』6
中根千枝
講談社現代新書
1/16 読了

『偉大なる巨匠たちの軌跡 ジャコ・パストリアス完全コピー/奏法分析/曲解説』5
水野正敏/監修
リットーミュージック
1/13 読了

『天下人史観を疑う 英雄神話と日本人』4
鈴木眞哉
洋泉社新書y
1/11 読了

『「暮らす!」技術』3
辰巳渚
宝島社新書
1/7 読了

『まれに見るバカ』2
勢古浩爾
洋泉社新書y
1/4 読了
この本で槍玉にあがっているようなバカは、この類の本は読まんのだろうな。

『フェンダー・ベース・ヒストリー』1
J.W.ブラック&アルバート・モリナーロ/著
桑原さよ子/訳
リットー・ミュージック
1/3 読了
これは、フェンダー・ファンにはこたえられない素晴らしい本だ。
資料的価値、大。
永久保存版だ。
ハードカバーの豪華装丁で出しても良いと思う。

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