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ジャズと映画とプラモの日々:高野雲

白熱MILES鼎談/後藤雅洋・中山康樹・村井康司

      2018/01/11

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後藤雅洋・中山康樹・村井康司3氏による『白熱MILES鼎談』読了。

前半は2001年にKAWADE夢ムックの『マイルス・デイビス―没後10年』の対談の再録で、後半は今年の対談。

KAWADE夢ムックは以前読んではいたが、なにせ7年前のことなので、内容はほとんど忘れていたといってもよく(汗)、おかげで、最初から最後まで新刊として読めた。

ジャズ至上主義の後藤さん、マイルス至上主義の中山さんの「マイルス感」「ジャズ感」の違いが浮き彫りになった内容で、それはそれで興味深かった。

「ジャズよりマイルスの方が大きい」(中山説)

「マイルスがやってればジャズって言ってもいいんじゃないか」(後藤説)

後藤ファンなら「後藤さんの考えていること」を知りたい。

中山ファンなら「中山さんの考えていること」に興味がある。

事実、私がこの本を読んだ動機もそれだった。

しかし、マイルスは好きだけれども、とりたてて両氏に興味の無い人が読んだらどういう感想を持つのかな?

つまり、後藤ファンでも中山ファンでもないマイルス・ファンが読んだとしたら。

「そんなのべつにどっちでもイイじゃん」、
「べつにあなた達の定義づけには興味ないもんね」

そう思いながら後半を読み進める読者もいるんじゃないか?と多少心配しながら読み終えた私。

もっとも私が心配したところで意味ないのだが……(笑)。

いや、そもそも、後藤ファンでも中山ファンでも村井ファンでもない人はこの本読まないか(笑)。

ペーパーバックスタイルなので、持ち運びが楽。そして、サクッと一気に読みとおせることと思う。

記:2008/12/02

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