家庭の問題/神田昌典・著『成功者の告白』によると、いちばん弱い部分が警告のシグナルを出す

   

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息子の腹痛、一進一退といったところで、昨日は元気だったんですが、今朝女房からかかってきた電話によると、また、起床直後には腹痛がキリキリ。

先日の検査してもらった病院に行く日にでもあったので、連れて行き、問題なければ午後から学校、調子悪ければ、今日もまた休み、ということに。

くわえて、今日は頭痛も訴えていたようで、甘えているんだか、学校行かない癖がついてきてしまってるんだか、それとも、まだまだ根本的なところでは治っていないのかは不明ですが、本人は、学校に行きたくて行きたくて仕方がないようなのだけれども(毎日、夕方に女の子たちが心配してお見舞いに来てくれているらしい)無意識下では、意外と学校に行きたくないと思っているのかもしれないし、われわれ家族に対しての無意識な警告、シグナルとも受け取れるのかなぁ、なんてことも女房と話し合っています。

神田昌典氏の著作『成功者の告白』という本に書かれた説によると、家庭の問題は、いちばん弱いところにくるのだそうです。

成功者の告白 (講談社+α文庫)成功者の告白

家庭の弱いところ。
⇒すなわち子供。

いちばん弱い部分が警告のシグナルを出すそうで、それは、子供の病気だったり、非行だったりという形で顕在化していくのだそうです。

もちろん、われわれは仲良し家族なつもりで、女房も私も、うまくやっているつもりではあるんですが……。

たとえば、企業が上昇カーブを描きだすと、電話の受け付け担当が同じ病気で会社を欠勤しがちになるとか(神田さんの本ではメニエール病で続々とオペレーターが休むというストーリーになっていた)、父ちゃんが会社が忙しくて夜遅くまで頑張りはじめると、子供は無意識にかまってほしいというシグナルを病気や非行という形であらわれることもある、のだそうです。

私はラジオのレギュラー番組を持つことができ、ゲストも続々と決まり、よーし、あれもやりたい、これもやりたいとルンルンな毎日(笑)、一方、女房のほうも、仕事がだんだん起動にのってきたようで、来週から一週間ほど、ロスだったかニューヨークだったか忘れましたが、アメリカに行く模様。

がんばるぞと、張り切ってます。

そんな中、先日バレエのオーディションに落ちてしまい、目標が無くなり宙ぶらりんな息子は、おそらく、両親とは微妙に温度感が違うんじゃないかと感じた矢先に、このような腹痛騒ぎがおき、もう1週間になろうとしています。

親のこれから頑張るぞー!な前向きなエネルギーをイヤな言い方かもしれないけれども、後ろ向きに引っ張るような事態、あるいはシグナルを無意識なんだろうけれども、家族の一番弱いところ、つまり息子のほうから発せられているような気がしないでもありません。

私も女房も神田さんの本は読んでいるので、家族模様は自分の仕事模様の鏡だということを重々納得しているつもり。

したがって、今回の息子の腹痛は、なにかの警告なんじゃないかと、ちょっと真剣に受け止めようとしてはいます。

これは、調子に乗りすぎるな、あまり先ばかりを見すぎて足元をすくわれないようにしろよ、

という、私と女房に対してのシグナルなのかもしれないし、そうじゃないにしても、もう少し息子と向き合う時間を増やすなり、減らすなりを考えなければならない。

もしかしたら、私の場合、接触時間が最近増えすぎているので(5日間ベッタリの旅行いったり、映画いったり)、

少し減らしたほうが良いのかな? 父親と息子の関係って微妙だからね、なんてことも話し合ったりもしているんですが、なかなかもう幼児、子供から少年になりつつある息子との接し方も見直さねばならない時期なんでしょうね。

物事には必ず陰と陽があり、新宿にも都心と歌舞伎町があるように(笑)、陰の部分に蓋をしてしまうと、ドエライことになりそうなので、まずは、仕事時間を少しセーブして、なるべく、家族との時間も作ろうね、そして、なにより腹痛が早く収まる方向に向けていろいろと面倒みつつ、この問題に取り組まねばね、と女房と話し合い、いろいろと考えてます。

社長さんのみならず、会社員も、自分の会社は今どんな状態なのかを知るために読んでおいたほうがよい本ですね。

記:2008/09/30

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