カフェモンマルトル

text:高野雲

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【三文日記】1999年7月

      2017/05/27

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7/1(thu)

今、ネコが登場する広告を作っています。

好きにやっていい、任せると言われたので、本当に好きにやらせてもらっています。

ネコ、ネコ可愛いよ、満足する仕上がりになりそうです。

7/2(fri)

別部署のT氏と飲み、テーマは「男の浮気」。

この人の携帯は、いつも夜中の2時頃になると奥さんからのコールがある。

電話口に出て「今晩は旦那さんを借りてます、振り回しちゃって悪いねぇ~」と奥さんの怒り鎮め&アリバイ立証係は決まって私の役目。

7/3(sat)

女房と生後約一ヶ月の息子が実家から帰ってきた。

とにかく、おっぱいを飲むわ飲むわ、うんちをしまくり、大音量で音楽をかけると大喜び。豪快な赤ん坊だ。

特に喜んだCDと曲は、マイルス・デイヴィス『ダーク・メイガス』のダーク・メイガス・パート1、坂本龍一『エスペラント』のA Wongga Dance Song、サリフ・ケイタ『コ-ヤン』のYada、Nou Pas Bougerなど(笑)。



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7/4(sun)

野球大会、会社の野球チームの応援。

午前中に大宮のグラウンド。

準決勝で負け。

7/5(mon)

昼に神田へ行き、ディスクユニオンでCDを購入。

マイルス数枚、エヴァンスにパット・マルティーノなど。

息子が急速に大きくなってきている、重い。

7/6(tue)

終日デスクワーク。

帰宅後、ビデオダビング。

富増章成『空想哲学読本』読了。

7/7(wed)

六本木でK嬢、ベーシストM氏とお好み焼き屋、その後バックステージ開店2周年記念パーティ。

C君は、喰いまくり、俺とM氏セッション、K嬢は高嶋礼子。

エレピを演奏中に電源を抜いたヘタクソ馬鹿ドラマー34歳は絶対に許さない。

7/8(thu)

先日、息子と女房が一ヶ月検診に行った。

一ヶ月の間に体重が1,5キロ、身長は5センチも伸びていて、医者を驚かせたそうだ。

半休、午後出社。

7/9(fri)

会社の野球部の試合に応援に行ったからということで、先週の試合の打ち上げに呼ばれ出席。

後、六本木へ行き某大手製薬会社の日本支社勤務の取締役とセッション、英国人をだまくらかして軍歌の「加藤隼戦闘隊」の伴奏をさせた日本人も俺くらいなものだろう。

例によって朝帰り。

7/10(sat)

M氏、M嬢、そしてキュンキュンハニーなK嬢と上野でオフ会(上野ってとこがシブイでしょ?)。

もんじゃ食い放題&カラオケ、同年代の人達だけでやるのも楽しいね。

悠雅彦『ジャズ 進化・解体・再生の歴史』読了。

7/11(sun)

A嬢、H嬢が息子を見に我が家へやって来る。

いつもはデカイ鳴き声とワガママな暴れん坊将軍の息子も、さすがは俺の子、ネエちゃん二人の前では神妙な顔をして大人しくしていた。

生後一ヶ月半のまだ目すら見えぬ赤ん坊でも、接する人間によって態度を変えるものかとちょっと驚き。

7/12(mon)

昨日の寿司があたったのか、朝より悪寒と腹の具合がおかしかった。
有明のスタジオで撮影の立ち会い、殆ど寒さに震えて寝ていた。
悪寒と調子の悪さは胃腸薬で誤魔化した。

7/13(tue)

ベースを無心に30分、ピアノも無心に30分ひたすら即興演奏。

猿と同じで弾きはじめると収拾がつかなくなるのが悪い癖。

ゾウを見に動物園に行きたい。

7/14(wed)

仕事の合間に近所のクイックマッサージ。

背骨の曲がりっぷりが見事ですねぇと感心される。

坂本龍一の『スイート・リヴェンジ』なんぞを久しぶりにかけてみたら息子が神妙な顔して反応、反応、手足ばたばた、時々ワケの分からん笑顔を浮かべ、おならブー、相当気に入ったことは確かなようだ。

7/15(thu)

C君と飲み。

キャバクラ「セイシェル」他、渋谷・六本木を4店はしご。

ビートたけし『それでも女が好き めげずに大和撫子啓蒙講座』読了。

7/16(fri)

オルケスタ・チェピン・チョーベンを朝っぱらから大音量でかけると、女房も息子もご機嫌。

ヘアサロンで髪をカット。

《チュニジアの夜》のリフをベースで弾いていると、息子が手足をバタバタさせて「あー、あー」とご機嫌、調子にのってメロディーをハミングしながらベースを弾くと、もう笑顔で足をバタバタ、こいつのチュニジア好きは相当だ(お腹の中にいる時からチュニジアをかけると激しく反応をしたようだし)。

7/17(sat)

先日、購入したバド・パウエルの『ブルース・イン・ザ・クロセット』(学生時代にはよくジャズ喫茶で耳にしていたわりには世界初CD化・ジャケットが秀逸)を聴きながらミック板谷の画集『スターキャッスル』をしみじみと眺める。

中身の絵や写真そのものよりも、郵便小包仕立ての装丁や、色違いの布のしおりが3本といったアイディア、絵と写真の配列の組み合わせの妙から漂う作者&編集者の遊び心を楽しむ。

ズーム付きのデジカメを購入。

7/18(sun)

息子の生後一ヶ月の宮参り後、双方の両親を招いて我が家で宴会。

標識のポールが車の進行を阻むものすごく狭い路地で、両親搭乗の車を誘導中に、タイヤに足を牽かれる。

いつものように下駄を履いた「生足状態」の上にベンツのタイヤが乗っかった瞬間、通行人達によって車は前進も後退も出来ずに立ち往生、しばらく踏まれ続けてちょっと痛かった。

7/19(mon)

渋谷で部署内での飲み会。

後、一人六本木へ行き、後はいつものパターン。

朝4時頃帰宅するが、俺が帰ってくるまで起きている息子って…。

7/20(tue)

先日買ったデジカメを説明書と睨めっこをしながら、いじくり回す。

育児で相当疲れているであろう女房をクイックマッサージ屋へ強制的に行かせ、家で息子とお留守番。

豊嶋泰國『安倍晴明読本』読了。

7/21(wed)

スタン・ゲッツを聴きながらコーヒーを飲んでます。

やりたいこと多いんですが、やる気無しタイムに突入しました。

さっきプリンスの《kiss》を久しぶりにかけたら、息子が腕を大車輪のごとく振り回して喜んでいました。

7/22(thu)

C君と六本木で飲み。

息子はいつも俺が帰ってきて遊んでもらえるであろう時間・午後11時頃に目を覚まし、帰ってくるまでずっと起きているそうなのだが、昨日の俺の帰宅時間は朝の4時半、なんとこの時間になるまで一睡もせずに「あー」とか「うー」とか言って起きていたそうだ。

そんな俺に対して文句の一言も漏らさない女房も偉大(結婚して以来、俺の仕事と遊びに関して愚痴や文句を一言たりとも漏らしたことがない、大物だ)、感謝、感謝。

7/23(fri)

高円寺文庫センターの店長および文庫センターに出入りしている出版関係の方々との飲み会。

途中で退席、帰りの電車で爆睡、乗り過ごし。

野口悠紀雄『「超」整理法3』読了。

7/24(sat)

息子を連れて女房と買い物、18金のネックレスを買ってやる。

首の座っていない赤ん坊を抱いての外出はベースを長時間引き続けているようなもので肩が凝る。

晩飯はウナギ、10時頃に閉店間際のスーパーへ行き、値引きされたウナギを買い夜食も再びウナギ。

7/25(sun)

息子が寝ないので朝の6時頃まで遊んであげる。

『帰ってきたウルトラマン』のビデオを借り、大好きな「プリズ魔」の話、その幻想的で「ローレライ」を彷彿させるストーリーと映像、プリズ魔そのものの造形の美しさに感激。

怪獣系サイトの管理人様からお中元でいただいた産地直送卵を贅沢に8個も使用し巨大オムレツ、旨い。

7/26(mon)

先日購入した穐好敏子の『孤軍』を聴く。

タイトルも相当格好いいが、サウンドのスピード感と切れ味が鋭い。

今までの俺は『フィネス』のようなピアノトリオ、『リメンバリング・バド』や『フォー・シーズンズ』などの日本のレコード会社企画制作モノしか聴いていなかったので、彼女のピアノに対する評価は「リズムに歯切れがない」「もっさりした音の立ち上がり」という芳しくないものだったが、この油の乗り切った時期の自らのビッグバンドを率いての演奏は溌剌としてとても瑞々しいので、認識を改めねばと思った。

7/27(tue)

息子、ご機嫌で全く寝付かず。

朝の6時まで遊んであげる。

いつ寝ているのかよく尋ねられるが、自分でも良く分からない。

7/28(wed)

A嬢と六本木のイタ飯屋「シチリアーナ」で晩飯。

某女子高生好きの12チャンネルのプロデューサー氏に「女の子を連れて一度は行くべきだよ」と勧められたので行ってみるが、勧めた理由がよく分からない、趣味の違いなのか、はたまたプリクラが店内に貼りまくってあるからか……?

ビル・クロウ『さよならバードランド』読了。

7/29(thu)

仕事ついでにオールド・ギター・ガレージに寄ると、フロア長がホクホクと目を細めた笑顔で俺を手招きし、「ついに入りましたよ、'58年モノのプレベ、しかもスリートーン・サンバーストが、へっへっへ、今ならお安くしときますよ、まだ広告にも出してませんよ~、70の後半ででどうですかぁ?」。

某女性記者と新宿NSビル「ワイン・バー」。

会話のきちんと出来る「分かった」人と、しなやかでタフな大人の会話の愉しみ。

7/30(fri)

最近良いことづくめ。

公私共にね、ウフ。

週刊金曜日別冊『買ってはいけない』読了。

7/31(sat)

六本木バックステージにてM氏率いるエアロ・スミスのコピーバンド「アロエ・スミス」のとジョイント・ライブ。

俺は長年の念願だったベースソロパフォーマンスで、ディレイなどの“飛び道具”に頼りつつもなんとか無難にこなせたと思う。

わざわざ遠くから来てくれたbちゃん、D嬢、G嬢、K嬢、もりのこぐ嬢、その他一名有り難う、感謝&愛してるよ。

 - 三文日記

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