【三文日記】2002年4月

      2022/07/02

sakura

4/1(mon)

ライブまで、あと一週間も無いことに気が付き、いい加減、本格的に練習を始めないとマズイと思った。

しかし、私は本番に強いので大丈夫だ、なんて今回ばかりは言ってられないかもしれない、初トライの曲ばかり。

でもね、帰りが遅いと、深夜にあんまりウッドベースを「ボン・ボン・ボン」と弾けないのよね(←よね?)。

4/2(tue)

暖かい一日だったが、六月なみの陽気だったとか。

原宿でこぼんしゃんラーメン、渋谷へ行きディスクユニオンで以下のCDを購入したが、改めて購入したラインナップを見ると、学生時代にアルバイトをしていたジャズ喫茶で何度も聴いたので、すでに所有している気分になっていたんだけど、実は持っていなかった、というものが多いことに気付く。

チェット・ベイカー『チェット・ベイカー・カルテット』(Pacific Jazz)
スタン・ゲッツ『スタン・ゲッツ・イン・ストックホルム』(Verve)
ベニー・グッドマン『ライブ・アット・カーネギー・ホール』(Columbia)
ハンク・ジョーンズ『ザ・グレイト・ジャズ・トリオ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード』(East Wind)
J.R.モンテローズ『ストレート・アヘッド』(Xanadu)
アイク・ケベック『ブルー・アンド・センチメンタル』(Blue Note)
チャーリー・ラウズ『ヤー!』(Epic)
ホレス・シルバー『ホレスコープ』(Blue Note)
ホレス・シルバー『フィンガー・ポッピン』(Blue Note)

佐藤富雄『あなたが変わる「口ぐせ」の心理学~言葉の心理学・生理学』(かんき出版)読了。

4/3(wed)

朝:オレンジジュース、昼:サラダ、ピリ辛トマトパスタ、ハンバーグ、夕:にぎり寿司、まぐろの山かけ丼、イカの一夜干し、鶏の唐揚げのネギポン酢がけ、抹茶アイスと白玉。

最近、息子が寝る前になると、本を読んでもらいたがるのだが、家にある幼児向けの本はすでに読み尽くしたので、『マイルス・デイビス自叙伝』、『チャーリー・パーカーの音楽』、『東京セブンローズ』、『神話と意味』、『そらの詩』などをランダムに読んであげているが、本日は、村上春樹の『象工場のハッピーエンド』の「にしんの話」を読んであげた。

ここ数日、一日中メルマガのネタを考えているような状態。

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4/4(thu)

仕事中に高橋幸宏の《ディスポーザブル・ラブ(使い捨てハート)》を猛烈に聴きたくなったので、急いで家に帰って聴かねばと思う反面、自から進んでどんどん仕事を増やしてしまい、結局帰る時間が遅くなるオレと、やっぱり帰る前に一杯ひっかけてからでいいやと思っちゃうオレは、家に帰ると、息子が遊んでくれとウルサイのだろうなぁとか、書かなきゃいけないメルマガが大量にたまっているなぁとか、未読の本や未聴のCDが天井まで届いているなぁ、などといったことを考えると、少しだけウンザリしてしまい、帰宅することを無意識に先送りしているのかもしれない(帰宅がイヤだというわけではないのだが)。

今日は息子が絵本を読みたがっていたので、電車と新幹線と桃太郎と犬と猫と仮面ライダーとひよちゃんと動物と挨拶の絵本をカタコトの“人間語”で読んでもらった(時間が…)。

小川隆夫『ニューヨークJazz―パーフェクト・ジャズ・ガイド200』(東京キララ社)読了。

4/5(fri)

あっという間の一週間だった。

10時頃に仕事が終わったので、「朝まで呑みコース」に繰り出すには、丁度良い時間だなと思ったが、ライブが迫っているので、少しは練習をしておかないとさすがにマズイと思い、真っ直ぐ帰宅。

で、ライブでやる予定の曲の練習。

4/6(sat)

明日のライブに備えて、ウッドベースのメンテと、以前スタジオでウッドベースを倒してしまったため、ピックアップのユニットを指板の裏に取り付けるために、指板の両脇に空けたネジ用の穴がザグッて拡がってしまい、ピックアップのユニットがグラグラになってしまっていたので、息子を連れて、朝イチでウッドベースを楽器屋へ持って行き、リペアマンに預け、夕方修理されたウッドベースを引き取りに再び楽器屋へ行った。

『仮面ライダー・クウガ』の9・19話と、『仮面ライダー1号・2号活躍編』4話分のビデオを見、先日購入したCDのうちの4枚を2回ずつ耳を通し、ストックしておいたメルマガのネタを一本にまとめ、ウッドベースの練習をし、女房に白髪を抜いてもらい、「雑想」用のエッセイを一本書いた。

楠かつのり『からだが弾む日本語』(宝島社文庫)読了。

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4/7(sun)

六本木バックステージにて、ジャズ研時代のギターの先輩と組んだユニット「じゅーげん」のライブ。

リハの時点で、店のベースアンプが壊れていて、全く音が出ないことに気が付き、使うつもりは無いものの一応予備で持参していたアンプシュミレーター(サンズ・アンプのベース・ドライバー)を通してPAに繋ぎ、さらにウッドベースのボディの鳴りをマイクで拾った音をブレンドさせ、スピーカーから音を出すという方法で事なきを得たが、店のスピーカーはステージよりかなり前方にあるため、ステージ上では自分の弾いている音がよく聞こえずに、ピッチを取るのに苦労した。

演った曲は以下の通りだが、アルコのピッチの悪さには、自分でも唖然。

Easy Living
Emily
Recorda Me
Nefertiti
A Nightingale Sang In Barkeley Square
Cool Struttin'

4/8(mon)

ジャズのライブも終わったことだし、ライブ用の曲の練習は一旦休止にして、新しいスタンダードに取り組もうと思って譜面をめくっていたら、《アウト・オブ・ノーホェア》というスタンダードの定番曲を今までに一度も弾いたことが無いことに気が付き、ビックリ。

パーカーやソニー・クリスらが素晴らしい名演を残しているこの曲は、大好きなスタンダードの一つだったし、ジャム・セッションの現場では、一日に最低一回は必ず演奏されるほどの格好のジャムセッション用の曲なのにもかかわらず、そういえば、私はこの曲にあたったことが一回も無いことに気が付き、再びビックリ。

武田百合子『富士日記 中巻』(中公文庫)読了。

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4/9(tue)

意馬心猿とでも言うべきか、先日はついつい気分良く明け方まで深酒してしまったことが原因というわけでもないだろうが、とにかく午前中から午後イチにかけては、妙にそわそわして心も身体も落ち着かず、中々仕事に集中することが出来なかった。

渋谷のディスクユニオンで、

コールマン・ホーキンス&バド・パウエル『エッセン・ジャズ・フェスティバル』(Black Lion)
ナット・キング・コール『ヴォーカル・クラシックス&ピアノ・クラシックス』(Capitol)
サム・リヴァース 『フューシャ・スイング・ソング』(Blue Note)
US3 『ハンド・オン・ザ・トーチ』(Blue Note)

を購入。

帰宅後、待ちかまえていた息子につかまり、しばらく「あんぱんマンのあいうえお教室」というおもちゃに付き合わされた。

4/10(wed)

有楽町のマリオン11Fの朝日ホールにて、1年4ヶ月近くも前に手がけた広告が部門賞を取ったので(既に自分の中ではものすごい過去の出来事になっているので、あまり実感が湧かない)、第50回朝日広告賞授賞式に出席するが、開会の前に、村治佳織のギターの生演奏があり、彼女のCDは持ってはいるが(『sinfonia』←完璧にジャケ買い・可愛い!)、生で間近で演奏に接するのは初めてだったので、ちょっと得した気分。

女房が職場での試験を控えているので、勉強時間を作ってあげるため、ここのところ、なるべく早めに帰宅して、息子の相手をするようにしているのだが、本日は、息子を連れてカラオケ屋へ行った。

当然、仮面ライダーやウルトラマンなどのヒーローものの歌を歌わされ、画面に出てくる懐かしい映像に息子は釘付け。

4/11(thu)

本日女房の試験が終了、電話で出来を尋ねたら「まあまあだった」そうなので、試験勉強中に断っていた酒を解禁しようということで、よく行くイタ飯屋へ呼び出し、家族3人で夕飯。

「コシがあって強めの白」という要望に沿って店の人に選んでもらったワイン(名前忘れた)と、それに合った魚料理中心のコースだったが(本日はスズキ)、ワインがなかなかタフな手応えで旨かったので、いつもより速いピッチでガブガブ飲んでいたら、私も女房も良い気分で酔っぱらってしまい、帰宅後すぐに布団へ直行、息子だけビデオ屋で借りた『ゴジラv.s.キングコング』を最後まで見ていたようだ。

ピーター・フランクル『美しくて面白い日本語』(宝島社)読了。

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4/12(fri)

仕事長引き、終電にて帰宅、

『ゴジラv.s.キングコング』を観る。

灰谷健次郎『アメリカ嫌い』(角川文庫)読了。

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4/13(sat)

美容院で、髪を切る。

子供の日用に、兜を出して飾る。

女房&息子と買い物に出かけ、おもちゃ屋で息子に「仮面ライダー2号」のソフトビニール人形を買ってあげ(1号ライダーやイヤで、2号ライダーが欲しいのだという)、近所のトンカツ屋で夕飯、息子は浅蜊の味噌汁を3杯おかわり。

4/14(sun)

女房が仕事なので、今日も息子と一緒に一日中遊ぶ。

『仮面ライダークウガ』の11話から14話を見せたあと、「バス乗りたいねぇ」と言うので、バスに乗って近くの楽器屋へ行き、昼飯の天丼を喰った後、「新幹線見たいねぇ」というので、東京駅の新幹線のホームへ行き、小一時間ほどいろいろな新幹線の車両を見せたり乗ったりして、「CD屋さん、CD屋さん」というので、お茶の水へ移動し、ディスク・ユニオンがピアノの中古セールをやっていたので、以下のCDを購入した。

バリー・ハリス『ブレイキン・イット・アップ』(MCA)
ミッシェル・ペトルチアーニ『ピアニズム』(Blue Note)
フレディ・レッド『アンダー・パリス・スカイ』(Futura Swing)

女房帰宅し、契約がうまくいったそうなので、じゃあお前の奢りで乾杯しよう(笑)ということになり、近所のパスタ屋へ行き夕飯、ワインで気持ちよく酔い、帰宅後すぐに爆睡。

4/15(mon)

池脇千鶴、伊勢谷友介主演の『金髪の草原』(監督:犬童一心)を借りて観たが、なかなか良かった。

息子を右足でけっ飛ばし、ウッドベースの練習をしながら、『仮面ライダークウガ』のビートゴウラム初登場のエピソードを観ていた。

先日買ったバリー・ハリスの初リーダー作ばかり聴いていた。

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4/16(tue)

仕事長引き、終電の一本前の電車で帰宅。

ウディ・ショウ作曲の《スウィート・ラヴ・オブ・マイン》が素晴らしいジャッキー・マクリーンの『デモンズ・ダンス』ばかりを繰り返し繰り返し、明け方まで聴いていた。

松島令『証券検査官2・インサイダー』(宝島社)読了。

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4/17(wed)

帰宅して、晩飯を喰っていたら、息子が「バス乗りたいな」とうるさいので、最終バスに乗ってCDショップへ。

特にめぼしいCDは無し、ついでに書店に寄り、数冊本を購入して帰る。

ハロルド作石『BECK』1~3巻(月刊少年マガジンコミックス/講談社)読了。

4/18(thu)

女房&息子と、いつものイタ飯屋へ行き、牛ほほ肉や鴨の太股などの夕飯。

宇多田ヒカルの新譜、『光』を買って聴くも、凡作、つまらない。

中山康樹『ジャズメンとの約束』(集英社文庫)、ハロルド作石『BECK』4~7巻(月刊少年マガジンコミックス/講談社)読了。

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4/19(fri)

先日、偶然再会した大学時代の友人と、再会記念ということで、六本木で朝まで呑み。

現在オーストラリア人と同棲している彼女は、今年の秋からオーストラリアで暮らすそうなので、あと何度一緒に呑めることやら。

蕎麦屋で日本酒と焼き鳥、天ぷら喰って腹ごしらえした後は、バックステージへ連れてゆき、セッションしたり、カラオケしたり、乱入してきたヘンな外人(?)のバックでベース弾いたり、ベースでレゲエ風のリズムを弾きながら適当なバカソングを弾き語りしたり、ピアノで弾き語ったり、昨年の夏に野外ステージで共演した「sl@sh」のギタリストが泥酔状態で「キャバクラで15万使っちまったよ~、ここが4件目だぜぇ、あっはっはっはぁ~」ってな感じで店にやって来て、おもむろにギターで弾き語りを始めたので、私もベースで伴奏をつけて、感極まって最後は二人でいっしょに絶叫したり、おでんを喰ったりと、まぁ朝まで色々なことをやったような気がしたが、この日は、珍しく宵の口から飲んでいたので、時計を見ると、ほぼ12時間近く飲んでいたことに気が付き驚いたが、そんなに酔っぱらっていたわけではないし、時間さえ許せばもうあと3時間は呑んでいても大丈夫だっただろうな。

4/20(sat)

女房仕事のため、一日中息子のお相手、色々と連れ回す。

もっとも、休日は女房の仕事があろうがなかろうが、息子とは遊びまくっているのだが。

ハロルド作石『BECK』8~10巻(月刊少年マガジンコミックス/講談社)読了。

4/21(sun)

今日も女房仕事で外出、私と息子は亀戸のサンストリートで行われた「仮面ライダー龍騎ショー」を見に行く。

雨にあたったせいか、息子、風邪気味、夜になると熱が39度までに上がった。

座薬を入れたら2時間ほど寝たが、起きたら元気が復活、熱も平熱に戻って良かったのだが、調子に乗って、押し入れによじ登って、そこからジャンプすることを繰り返していたので、再び発熱、熱も39度に逆戻りして再びグッタリ、なんなんだか……。

4/22(mon)

原宿のじゃんがらラーメンで、いつもはこぼんしゃんラーメンばかり喰っているが、今日は久しぶりにぼんしゃんラーメンを替え玉二回で食べ、渋谷へ移動し以下のCDを購入した。

ジョン・コルトレーン『メディテイションズ』(Impulse)
ハンク・モブレイ『ハンク・モブレイ・クインテット』(Blue Note)
セロニアス・モンク『ブルー・モンク』(Bandstand)
チャーリー・パーカー『ビ・バップ&バード vol.2』(Hipsville)
山口浩右『ウィズアウト・ア・ソング』(Three A Label)

『仮面ライダークウガ』のビデオをレンタル、21~24話までを観る。

久保田博司『ザ・泥棒稼業』(宝島社文庫)読了。

4/23(tue)

マッサージ屋で、30分ほど肩、背中、腰をマッサージしてもらう。

週末に参加予定の、椎名林檎バンドオフ会で弾く曲の練習を少ししてみるが、今から細かいところまで覚えようとするとキリがないので、面倒くさくなり、当日は勢いに任せて弾くことに決めた。

アンヌ・モレリ『戦争プロパガンダ10の法則』(草思社文庫)読了。

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4/24(wed)

岩手県の牧場から、この季節にしか手に入らない生後二ヶ月の仔羊が丸ごと入荷したとのことで、女房と息子を誘って、いつものイタ飯屋で晩飯。

後ろ腿肉と、前腿肉を煮込みにしてもらったが、生後、母乳だけで育ったために羊肉独特の臭みが無く、口の中に入れた途端にとろけてしまうほど肉が柔らかかった。

何を血迷ったか、BOØWYの『ラスト・ギグス』のDVDを買う。

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4/25(thu)

昔、BOØWYが解散する時の『ラスト・ギグス』の最終公演に行ったことがあるので、先日買ったDVDを観ながら、一人で「そうそう、あったあった、やってたやってた」などと騒いでいた。

当時、私がBOφWYに興味を持っていた理由は(ファンではなかったが)、ファーストアルバムの『モラル』を面白いと思ったことと、ベースとドラムのリズム隊が、ひょこひょこと動き回るフロントに比べると、とても格好良いと感じたからだが、改めて映像で観ると、終始クールでストイックな松井恒松と、サービス精神と包容力の大きな高橋まことのドラミングは本当に(ビジュアル的に)カッコ良いと思った。

落合信彦『これからの「勝ち組」「負け組」』(青春文庫―落合信彦選書)読了。

4/26(fri)

1年半近く前の仕事が、先日の朝日新聞に続いて、本日は読売新聞から「文化・教養部門《最優秀賞》」を受賞したので、帝国ホテルの孔雀の間で行われた授賞式に出席。

「Who?」というコピーで話題になった、ダイヤモンド・インフォメーション・センターの広告モデル(被写体)・神田うのも会場に来ていたが、実物の彼女は、想像以上に顔が小さかったので、ちょっと驚いた。

ここ数年、こと息子が生まれたあたりからの俺は、何もかもが公私共に好調&順調だと客観的に自分を見れば思うのだが、その状態を素直に噛みしめたり満足したりすることが出来ず、まだまだこんなもんじゃないナマヌルイゼと思ってしまうのは、人間としての性(さが)なのか、それとも単に俺が強欲なのか。

4/27(sat)

大阪は本町、「スタジオK」で行われた「椎名林檎バンドオフ会~関西コテコテナルシスト」に参加したが、今回は「ウッドベースと息子を抱えて日帰り」というコースにチャレンジした。

ウッドベースがもし新幹線に積めなかったら、速攻で家に戻ってエレキベースに持ち替えて大阪へ行くつもりだったので、その時間的な余裕も計算に入れて、朝は早めに家を出発したが、車掌室隣の集荷室にギリギリ収納することが出来たので、結果的に大阪にはかなり早い時間に到着してしまい、空いた時間を大荷物を抱えてブラブラするのも疲れるので、オフ会が行われるスタジオの空いている部屋を借りて(グランドピアノのある部屋!)、息子と楽器で遊んで時間を潰した。

バンオフは楽しめたし、大阪で「くらやみモンキー」も出来たので満足、打ち上げにも参加したかったが、絶対に帰るのが面倒くさくなってしまうと思ったので、涙を呑んで帰路へ、ちょっと贅沢して「500系のぞみ」のグリーン車で帰宅、蕎麦を喰ってすぐに就寝。

4/28(sun)

新大久保の楽器屋で、ベースの師匠・池田達也氏のコントラバス・クリニック&ミニライブがあったので息子を連れて参加してきた。

このクリニックに参加するには、あらかじめ受講の旨を楽器屋に連絡して席を確保しなければならなかったので、私は参加申し込みの旨をメールで連絡し、メールの最後に一言「当日は2歳児の息子も連れて行きますが、私は池田師の弟子でしたので、息子も先生のことを良く存じておりますから、騒いだりはしませんし、受講生の皆様にご迷惑をかけることはありません」と書き添えたら、その楽器屋の店員さんは、良い席を準備しろなんて頼んでいないのに、妙な気を利かせて優待席を用意していたらしく、「後ほど特別に設けた席にご案内するのでお待ちください」と言われるがままに待たされていたら、リーゼントともオールバックともつかぬロカビリーくずれっぽい妙なヘアスタイルをした店長らしき男が、現場の店員に「優待もクソもねぇだろ」なんて怒鳴り散らしているのを間近で見てしまい、挙げ句の果てに、ほとんどステージの見えない席に「すいません、こちらの手違いがありまして、この席で我慢してください」と案内されたので、この一件で思ったことを以下、箇条書きに。

・ちゃんと受付開始時間前から並んでいたんだから、本来ならば最前列で見れたはずだ。
・頼んでもいないのに優待席なんて用意しなくてもいいのに。
・向こうが気を利かせて我々の席を用意するのは勝手だが、彼らの勝手な思いこみと現場の意思統一の無さで、結局こちらがワリを喰ってしまったな。
・担当を怒鳴り散らしたりする暇があったら、本来ならば責任者ヅラをしている緑色のジャケットを着たヘンな髪型の男が事情の説明と謝罪をしに来るべきではないのか?
・それをあたかも、「俺は関係無いよ、勝手に優待席なんかを用意したお前らの責任だ」と、周囲に聞こえんばかりの声で、責任のなすりつけを部下にするのはおかしいし、たとえ自分のあずかり知らぬところで起きたの部下のミスも、結局は現場を掌握している人間の責任になるわけだから、政治家の「秘書がやったことですから」的なことを言っている暇があれば、直接オマエが謝りに来るべきではないのか?
・静かで、熱心な客も多い店内で、たかだか座席のことでコトを荒立てるのも大人げないから、黙ってはいたが、コントラバスの在庫日本一を謳う楽器屋には、静かな店内で「クソ」なんて言葉を大声で吐く人間がいることが分かり、コントラバスだけではなく、接客も日本一だなと思ったわい。

私が腑に落ちないのは、べつに座席の場所にこだわっているからではなく、ミスをしてしまった時の対処の仕方、ことに責任者の態度の傲慢さ。座席が後ろになってしまったこと関しては、腹を立てていないのだが、そのことについてのキチンと説明なりフォローは必要だと思うのだが、この“日本一のコントラバス屋”の接客には、そういう意識が欠けていると言わざるを得ない。

もっとも、ベースのクリニックと演奏はとても良く、過去にさんざん耳にタコが出来るほど師匠に言われ続けてきたことの再確認&復習といった内容が殆どだったが、中にはいくつか新しい情報と発見もあり、特に、「楽器に向かっていっちゃダメだ、こちらが楽器を引き寄せるのだ」という言葉には目からウロコが落ちる思いだった。

4/29(mon)

女房の実家へ行く。

呑んで喰って、あとはずっと寝ていただけ。

夏原武『小悪党~ある占有屋の人生』(宝島社文庫)を読了。

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4/30(tue)

急にオリジナルのTシャツを作りたくなったので、渋谷の東急ハンズへ行き、布地専用の塗料と筆を買い、帰りにディスク・ユニオンで以下のCDを購入。

キャノンボール・アダレイ『ゼム・ダーティ・ブルース』(Capitol Jazz)
エルモ・ホープ『エルモ・ホープ・トリオ』(Contemporary)
ソウライヴ『ドゥーイン・サムシング』(Blue Note)

帰宅して、早速Tシャツに文字を書いて遊ぼうと思ったら、肝心の無地のTシャツが無いことに気が付くマヌケな私……。

いよいよ、佳境に入ってきたクウガのビデオ、37話までを観る。

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