【三文日記】2010年2月

      2021/01/30

2/1(mon)

弦をラウンドからフラットワウンドに戻し、ジェマーソンのベースラインを弾きながら奏法を見なおす。

夜、雪で景色が真っ白。

苫米地英人『苫米地思考ノート術』読了。

2/2(tue)

露骨でベタなイジメドラマ『泣かないと決めた日』を、こら~、お前ら榮倉奈々ちゃんをいじめるな~(特に杏)と言いながらパスタを喰う。

1日中、サッチモ。

西谷昇二『壁を超える技術』読了。

2/3(wed)

知り合いの女性が「これ高かったのよ、食べて」と買ってきてくれた具がテンコ盛りの恵方巻きをバクついた後に西南西微西を向くことを忘れたことに気付く。

深夜、自宅でリベンジ、息子は真剣な願い事があったにもかかわらず、女房に笑わされたと不機嫌になり、フテ寝。

原作:渡部昇一、漫画:水木繁『マンガ 渡部昇一の昭和史』読了。

2/4(thu)

自分の発した言葉が呼び水となって、喋っている自分の姿と状況に酔い、話はじめたらなかなか喋り終わらない人がたまにいる。

男性だと、中小企業の社長オッサンタイプに多く、女性だと、アタクシ、色々な経験をしてきたのでシゴトに自信持ってますタイプの女性に多いのだが、“自分陶酔ドーピング”ゆえ喋りっぷりが堂々としているので騙されやすいが、冷静に筋道を追って聴くと、同じところの堂々巡りだったり、喋りの分量を半分にしたぐらいが丁度良かったりする。

ま、今日はそのようなタイプの人と立て続けに出くわしてしまったのだが、自分の番組内でのトークにおける欠点や問題点を改めて認識させてくれる機会を作ってくれたということにおいては、感謝してもしきれないほどだし、この感謝の気持ちは「鬱陶しさを我慢してあげた」ということで支払わせていただきました(笑)。

2/5(fri)

午前中に美容室、午後新宿でモバイル用のノートPCを購入。

夕方、TFMにて打ち合わせ。

茂木健一郎『すべては音楽から生まれる』読了。

2/6(sat)

『機動戦士ガンダム MSイグルー2 重力戦線3』の陸戦強襲型ガンタンクを「やべぇ~、やべぇ~」と言いながら観る。

夕方、TFMにて『MUSICBIRD PRESENTS 板橋文夫 還暦&トランス・ワールド・ミュージック・ウェイズ20周年記念コンサート<無限ピアノ・板橋文夫PLAYS CLASSIC> ~今、クラシックの封印を解く!!~』鑑賞 。

晩飯は、ピザとチャーハン。

2/7(sun)

三木聡監督、麻生久美子主演の『インスタント沼』を2度鑑賞。

『パン屋再襲撃』など、初期・村上春樹の短編の読後感に近いものを感じるから、この映画、バカバカしくもクダらないようでいて、じつは結構、私の深層心理的に共感できるテーマ横たわっているのだ。

沈丁花ハナメ(麻生久美子)のラストのセリフは、いつ観ても胸のすく思い。

インスタント沼 ミラクル・エディション [DVD]
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2/8(mon)

実家で昼飯、夕方、古巣の出版社を訪問。

夜、渋谷の『Jz Brat』にて水岡のぶゆきグループのライブ。

後、ジャコ・パストリアス研究家、じゃこのめ氏と呑み。

2/9(tue)

稲荷町、上野。

新宿西口のラーメン屋密集エリア。

たまたま入ったラーメン屋で不味いつけ麺を食べ、ジョーカーを引いてしまった気分に。

2/10(wed)

南の島より贈り物が届く。

『エリア88』全巻読みなおし。

和田秀樹『和田式現役合格マニュアル[受験生活編]』読了。

2/11(thu)

グズついた天気と、グズついた寒さに覆われた1日。

サッチモと黒糖と焼酎。

池谷裕二『脳の仕組みと科学的勉強法』読了。

2/12(fri)

昨日より引き続きグズついた天気。

身体の芯から冷えるような寒さゆえ、鍋焼きうどん。

島田奈央子『Something Jazzy(女子ジャズ)』読了。

2/13(sat)

気付けば粉雪、ゆえに長風呂で、冷えで凝り固まった筋肉をほぐす。

バーボン一杯で急速に眠くなり寝床直行。

本田直之『レバレッジ・マネジメント―少ない労力で大きな成果をあげる経営戦略』(東洋経済新報社)読了。

2/14(sun)

息子のチーム、バスケの地区大会で優勝、近所の居酒屋でドンチャン騒ぎをしてきたらしい。

もらったチョコの数、今年も息子に負けた。

今日のようなシクシクと底冷えのする日は、松本茜の《マイ・ディア》や《ジューシー・ルーシー》の優しいタメと、柔らかな粘りのあるピアノが染みてくる。

2/15(mon)

内幸町にて『第9地区』の試写会。

友人が新たに立ち上げた会社を訪問。

近所のスーパーでサントリーのトリス・ブラックが安売りされており、この、今まで飲んだことのないウイスキーだったので、試しに買ってみる。

2/16(tue)

六本木に行き、『ハート・ロッカー』の試写会場に行くも、上映40分前にもかかわらず注目作ゆえ、すでに会場は満席で門前払い。

『スウィング・ジャーナル』誌編集者とお茶をした後、書店に行き、紙袋2つ分本を買い込み、いったん帰宅。

着替えた後、中野坂上の通夜に出かけ、帰りに新宿のタワーレコードと寿司屋に寄り、帰宅後、納豆ごはん。

2/17(wed)

肩、凝ってるんだろうけど、凝ってる自覚がまったくない。

唐揚げ定食たのんだら、間違えたのかどうかは不明だが、唐揚げ10個がドカンと来た。

渡辺淳一『うたかた(上)』読了。

2/18(thu)

「先生」という言葉は麻薬だ。

本当に「先生」な人が「先生」と呼ばれることは当然だが、才能も取り柄もない人間が「先生」と呼ばれるべきではないし、実際、学生時代から「先生」と呼ばれるに値しない人間が「先生」と呼ばれてダメになっていった例をいくつも目撃してきた。

人間「先生」と呼ばれ始めるとロクなことにならない、とはよく言われていることだが、尊敬の念を込めて呼ばれる「先生」以外は、キャバクラや風俗の客引きが「社長!お安くしときますよ!」の「社長」のニュアンスに近いものだと思っている。

2/19(fri)

生玉子をドカ喰いしたためか、昼から夕方にかけて、気分と腹の調子が悪くなる。

宇宙論に異常に詳しい女子と、ビッグバンと伴星についての話で盛り上がる。

息子と「キミトド(君に届け)」の声優の真似ごっこをして遊ぶ。

2/20(sat)

上がってきた『超・音楽鑑賞術(仮)』の著者校正。

TFMにて番組の収録、本日のゲストはトランペッターの原朋直さん。

先日買ってみたサントリーのトリスウイスキーを飲んでみるも、アルコール度数が低めなためか、まったく酔えず、結局2時間ほどでボトルを空にしてしまった。

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2/21(sun)

「すき屋」の牛丼の昼飯、晩酌は発泡酒の「金麦」缶1本のみ。

麻美ゆまの『阿部定 最後の七日間』(監督:愛染恭子)を観る。

浜田一志『部活しながら東大に受かる勉強法』読了。

2/22(mon)

ひたすら『超・音楽鑑賞術(仮)』の著者校正、どのページも真っ赤っかに。

ノンアルコールデイ。

渡辺淳一『うたかた(下)』読了。

2/23(tue)

『超・音楽鑑賞術(仮)』の著者校正を終え、夕方、編集部に送り返す。

構成を変えたり、言い回しを修正したりと、真っ白なゲラが真っ赤っかになってしまったのだが、この真っ赤なゲラを元に修正するDTPの人は滅茶苦茶大変だろうなと申し訳なく思う。

知り合いの書店員に何人かに電話をして、新刊が出たら目立つところに置いてね、とお願いをする(皆、快諾してくれて、とても嬉しかった)。

2/24(wed)

新しいマウスが欲しくなったので、新宿のヨドバシカメラに行く。

小っこい卵型のマウスを買った後、西口エリアを歩いていたら居酒屋の『黄金の蔵』が、500円のワンコインランチをやっているのが目についた。

ご飯、味噌汁、玉子、海苔のおかわりが自由ということなので、早速トライし、貧乏性ゆえ、ご飯7杯(本当は6杯で終わりにしたかったのだがラッキー7を目指して7杯)、味噌汁3杯、玉子3個を食し、腹がパンパンに。

2/25(thu)

先日観た『ガタカ』が面白く(ストーリー、テーマ、スタイリッシュなセットと映像ともに)、再び見返し、さらにディティールを楽しんだ。

新宿で呑み、明け方帰宅。

鈴木義幸『リーダーが身につけたい25のこと』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)読了。

2/26(fri)

昼まで寝て、飲み過ぎの疲れをチャージ。

いやな雨。

吉本ばなな『不倫と南米』読了。

2/27(sat)

送り届けられてきた西山瞳さんがゲストの「エンリコ・ピエラヌンツィ特集」の同録を聴く。

やっぱりアフターアワーズセッションのエンリコ流《枯葉》が何度聴いても面白い。

外出時は、そろそろコートからスプリングコートの季節になってきた。

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2/28(sun)

雨、降ったりやんだり。

確定申告、いいかげんやらんとなと思いつつ、結局やらない。

息子、あいかわらず嬉々としてバスケの練習、友達との遊び。

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