【三文日記】2012年6月

      2018/07/03

macaron

6/1(fri)

終日横浜。

ティエレン宇宙型の腕完成。

ついでに下塗り。

6/2(sat)

横浜で呑み。

何年も前にいただいたブランデーが部屋の奥から出てきたので、バニラアイスを食べながらチビチビと飲む。

『ビッチェズ・ブリュー』の《スパニッシュ・キー》~《サンクチュアリ》を聴きながら就寝。

6/3(sun)

横浜といえば、サンマー麺。

サンマー麺がない場合は、それに類するもやしラーメンでも良いのだが、ときおり、あんかけタイプの熱々のラーメンが食べたくなる。

ところで最近の横浜の人はサンマー麺を知らない人もいるので、驚き。

6/4(mon)

そういえば、昨年、韓国のホテルにて製作着手した「高機動型ザク」を作りかけていたことをすっかり忘れていた。

最近のHGUCやMGの組み立てに慣れてしまった身体には、パテの隙間埋めや、パーティングライン消しや、合わせ目処理が面倒くさく感じる。

堀田きいち『君と僕。(1)』読了。

6/5(tue)

健康診断。

体脂肪率19%。

息子と実家に行き晩飯をご馳走になる。

6/6(wed)

息子のブログがそこはかとなく面白い。

クラスメートや部活仲間とのゆるいコミュニケーションの場として機能しているようだ。

丈月城『カンピオーネ! 神はまつろわず』読了。

6/7(thu)

『仮面ライダーアギト』、最終話までの4話を見終わる。

アギトを全話見たのはこれで2回目だが、子供向け番組とはいえ(お母さん向け?)、しっかりと作りこまれた物語だと思う。

チャーハン、コーヒー、荒挽きウインナー、炊きたてご飯5杯に弁慶のほろほろ漬け。

6/8(fri)

ここ2年ほどジャズ関連のサイトやブログはほとんど閲覧しなくなってしまったが、今日は久々にいくつかのサイトをめぐってみた。

覗いた場所に偏りがあったからなのかもしれないが、あいも変わらず繰り広げられているのは、評論(音楽評論家)のスタンスやビジネスモデル、さらにはジャンル分けや評論家の守備範囲に関して、また、それらに関しての不毛な揚げ足取りばかりが目に付き、ミュージシャンや音楽そのものの意見交換がなされていないことに、なんともいえぬ不健全なムードを感じた。

「バド・パウエル(あるいはアート・ペッパ)ーは前期がいいか後期がいいか」的な議論は楽しいものだが、音楽家の音楽については議論に俎上にすらのらないことは、音楽で表現することを生業としているアーティストにとっては不幸なご時世だとしか言いようがなく、音楽不在の「音楽にとりまく関係者」同士の細かな突きあいが盛り上がったところで、それはシーンの活性化にもつながるわけではなく、ましてやミュージシャンの良い音楽を作り出そうという表現欲求が向上するわけでもなく、結局はパソコンとネットという玩具を手に入れた大人同士の文字遊びに終始しているようにしか見えないため、またしばらくはジャズサイトのサーフィンは控えるつもりだ。

6/9(sat)

先日は冷凍庫でガチガチになっていた椎茸を解凍してキノコカレーを作ったが、本日は冷凍庫でガチガチになっていたひき肉を使ってキーマカレーを作った。

中井喜一主演の『RAILWAYS』鑑賞。

夏の島根の風景が美しい映画、数年前に息子と2人で真夏の出雲大社に行ったが、また夏の島根を訪れてみたい。

6/10(sun)

エジプト産のブルーベリージャムが甘すぎる。

横浜駅西口方面で呑み。

帰宅後、冷蔵庫に眠っていたアイスを食べながら『劇場版・仮面ライダーアギト プロジェクトG4 ディレクターカット版』を観る。

6/11(mon)

整理整頓が出来ていないと、無駄な買い物を繰り返し、いたずらに支出を増やすだけだ。

今日、女房が管理していたキッチンの食材や食器などをストックする棚や引き出しを整理したが、賞味期限切れの缶詰や小麦粉、調味料などが山ほど出てきて(2005年が賞味期限のものも多数)、さらには割り箸セットのストックの山(じつに100本以上)、紙皿やアルミホイルやサランラップのおびただしいストックなどなど、捨てるものだけでも45Lのポリ袋3袋分以上に達した。

無駄に収納スペースがあったことも一因かもしれないが、すべては整理整頓の感覚の欠如が問題で、ストックを一望できないからこそ、あるものをないと思いこんで無駄な消費を繰り返すわけで、この問題はそっくりそのまま金銭感覚の欠如にも直結するのだ。

6/12(tue)

CDが売れない、売れなくなったと叫ばれて久しいが(総選挙の投票用紙付きのAKBのCDは別)、それでもジャズの新譜、再発の量は昔と変わらず減ることがない。

いや、売れなくなってきているからこそこそ、少数生産で商品数を増やし(網を広げて)ニッチな層の購買を狙っているのかもしれないが……。

『リーガル・ハイ』が面白かった。

6/13(wed)

なぜか冷蔵庫にバジルの素を2瓶発見。

賞味期限が近づいているためバジリコパスタを作る。

松の実がいかにポイントなのかを痛感。

6/14(thu)

マイルスの『ビッチェズ・ブリュー』の《ファラオの踊り》は昔から安眠ミュージックのひとつ。

今日も心地よく眠りの世界に誘われた。

ベニー・モウピンの行く当てのない不安げなバスクラリネットが心地よさのスパイス。

6/15(fri)

映画『ノルウェイの森』を観る。

味わいある文体が映像になると、なるほど、こんな感じになるのか、と。

マツケンは主人公そのもの、直子演じる菊地凛子は、原作の儚いイメージとは違い、かなり病的なイメージ。

6/16(sat)

心の疲れを身体の疲れに置換。

どっと疲れた身体を休ませるため、一日の3分の2を睡眠に当てる。

驚くほどよく眠れ、まだまだ寝たりないぐらい。

6/17(sun)

『ガンダムSEED』を観ながら南部せんべい汁。

『愛と幻想のファシズム』を読みながらアイラモルト。

鶏肉の腿を日本酒でたっぷり蒸らして醤油タレと京都土産のハバネロ入り辛子で味付けをし、ハイボールを傍らに食す。

6/18(mon)

季節はずれの暖かクリームシチュー。

なぜなら冷蔵庫の奥にシチューのルーが中途半端な状態で残っていたから。

鶏の胸肉、大量の玉葱と人参を原型が消失するまでトロトロに煮込んだため、見てくれはショボイが、一口すするだけで身体全体にスーッとパワーが行き渡るほどの栄養凝縮クリームシチューに仕上がった。

6/19(tue)

不要になった本やDVDやCDを50点近く超巨大リュックに詰め込み、肩が食い込むほどの重たさに耐え、ブックオフに売りに行く。

さすがに肩と腰がこたえたのでマッサージ屋さんで全身をほぐしてもらう。

『リーガル・ハイ』最終回まであと1話、おもしろい。

6/20(wed)

ご飯と海苔と味噌汁。

最近「ぎんしゃり」の旨さに改めて目覚めている。

装甲騎兵ボトムズの『ペールゼン・ファイル』の2話。

6/21(thu)

占い師は、相手に「あなた死ぬよ」と言ってはいけないのだそうだ。

それを分かっていながらも、相手が仲の良い人だったために、どうしても告げずにはいられなくなり、「あなたこのままの生活を続けたら、本当に半年以内に死ぬよ、そう手相に出ているけど一体どんな生活しているの?」と問い質したところ、その人は一家の家計と子供が通う大学の学費を捻出するために、昼は会社、夜や朝はビル清掃という働きづめの生活を送っていることが発覚、急いでアルバイトをやめさせたところ、綺麗に手相が書き変わったという。

手相は変わるとよく言われているが、本当にそうなのだということを実感した身近なエピソード。

6/22(fri)

横浜で焼き肉食べ放題。

朝まで呑み。

新田義治『成功本はムチャを言う!?』読了。

6/23(sat)

自身が凧でありながらも、その自覚なく、自ら風を起こそうとする喜劇。

いうまでもなく、凧は風を起こせない。

風に乗って、はじめて存在理由をまっとうする。

6/24(sun)

自身がサーファーでありながらも、その自覚なく、自ら波を起こそうとする悲劇。

残念ながらサーファーは波を起こせない。

波があってこそ、波乗りを楽しめるが、波がなければ何もできないわけで、ひたすら波がくるのを待つしかないのだ。

6/25(mon)

自身は表現者でも情報発信者でもない単なる受け手でありながらも、その自覚なく、自らムーブメントを起こそうと躍起になる姿は、まさに悲喜劇。

残念ながら単にアクセス数が数百程度のブログに愚痴、不満、感想文を書き綴ったところで、せいぜい内輪受けが関の山。

表現者の作品や、時代の趨勢があってこそ、受け手側のアクションはムーブメントに昇華されることはあれど、その逆はありえない。

6/26(tue)

韓国版『ドラゴン桜』のDVDを観ているが、日本のドラマとの比較が楽しい。

特に、日本版の副担任役の長谷川京子も悪くはないが、なんといっても韓国バージョンは、私が好きなペ・ドゥナだからね。

くりくりとした目で、くるくると変わる表情が作品に彩りを添えている。

6/27(wed)

横浜で帰りの電車の時刻を気にせずに飲んでいたら、品川止まりの東海道線しかなくなっていて、一瞬冷や汗。

品川まで行き、あとは山手線で何とかなったが、横浜で遊ぶときは帰りの電車の時刻も意識しなければマズいということを身に染みて学ぶ。

帰宅後、ビールと焼きそばで飲みなおし。

6/28(thu)

健康診断の結果はすべてAだったが、もしかしたらC12かもしれないというレベルで、胃腸に関してのみ気になる結果。

ま、前日の夜に食べるなという掟を破ったため、胃のなかに食べ物の影が映っただけだとは思うのだけれど。

しかし、このような結果が示されると不思議なもので、いままで痛くも痒くも感じたことのない胃の中が、なんとなく痛いような気分になってくる(気のせいなのだが)。

6/29(fri)

先日、輸入業関係者からいただいた赤ワインとワイン用チーズセットの組み合わせが滅茶苦茶うまくて、うまくて。

なので、これらを肴に『ガンダムSEED』の最終回1話前までを観る。

最終回まで一気に観てしまおうと思ったが、眠くなったので断念。

6/30(sat)

両親と横浜に行き、先月より介護施設に入居した祖母を訪ねる。

空き家になった実家の換気、掃除、庭の草むしりなど。

両親は東京に帰り、私は横浜に残り仕事。

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