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ジャズと映画とプラモの日々:高野雲

牛ほほで、ナイフとフォークに自信をつけた息子

      2018/01/14

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このサイトの「三文日記」を読まれている方はお気づきだと思いますが、うちの家族は、土日祝日の晩飯は、イタ飯屋で食事をすることが多いです。

私も女房もイタ飯が好きということもあるし、近所においしいイタ飯屋があるということも大きいですが、気の休まる場所と、気心の知れたスタッフに囲まれ、おいしいものを食べながら会話をするということは、我々にとっては貴重なコミュニケーションと、会話という充実した時間を送るために必要不可欠な時間帯なのです。

コミュニケーションや会話なんて、家の中ですればイイじゃん?

うん、確かにそのとおり。

もちろん、家でのコミュニケーション不足を、外で時間とお金を払って埋め合わせているというわけではありませんよ。

家では家で、外は外でコミュニケーションを取っています。

ただ、平日は私も女房も会話は少ないのは事実です。

家で活動する時間帯が微妙に違いますから。

夜型の女房は私が寝ている間に、勉強をしたり、読書や調べものをしています。

朝方の私は、女房が寝ている明け方にモゾモゾと布団から這い上がり、TVを見たり、ネットをしたり、原稿を書いたり、ベースを弾いたりしています。

だからといって、もちろん、まったく会話をしないというわけではなく、互いが家にいる間は、そりゃ当然会話を交わしますが、必要最低限。

会話をするのがイヤというわけではないですよ。

互いの貴重な時間を干渉しないためです。

私も女房も、帰宅したらしたでやること・やりたいことが山積しています。

ちょっとでも空いた時間を作って片付けてしまいたい。

会話に夢中になってしまうと、時間があっという間に過ぎてしまい、結局何も出来ずに一日が終わってしまう。

だから、もちろん話したいことや、話すべきことは、その日のうちに話しますが、それ以上は無理して会話のネタを探したり、会話のための会話はしないのです。

そのぶん、外食で会話をする。

外食をしながらのコミュニケーションというのは、家の中とはちょっと違う気分での会話になるのです。

多少、心がフォーマルになるので、あんまり下世話な話はしないし、自然と家の中で話す話題とは違う話題を会話することになるので、違う角度からの会話を楽しめるのです。

もっとも、最近読んだ本の話や、観た映画やテレビの話が主ですけどね。

しかも、おいしい食べ物を食べると、人間誰しも上機嫌になるわけだから、気分良く、普段とは違う会話を楽しめるわけで、それはそれで、充実した家族間コミュニケーションになるわけですね。

行き着けのイタ飯屋は、かれこれ7~8年前から通っています。

経営者や店長、スタッフの入れ替わりは何度かありましたが、息子が生まれる前から、そこで食事をしているのだから、その店には相当な愛着があります。

スタッフが変わっても、ちゃんと我々のデータは引き継がれているようなので、きちんとサービスしてくれる(笑)。

息子が赤ん坊の頃も、ベビーカーにのっけて食事に行きましたし、歯が生えてきたら、遠慮なくお店の料理を口の中に放りこんでいました。

ついでに、水で薄めたワインもちょこっと飲ませたり(フランスでは子供にも水で薄めたワインを飲ませています)。

そんなことを繰り返しているものだから、息子は物心つく前からイタ飯やワインの味を覚え、見よう見まねで、フォークやナイフを使うようになってきました。

最初は危なっかしくて見ていられないので、ナイフは使わせずに、ナイフで切った肉や魚を取り皿に盛り、それをフォークで食べさせていたのですが、だんだん、それだけでは物足りず、ナイフも使いはじめたのが、1年ぐらい前かな?

そして、気がつくと、ナイフとフォークを使うのがなかなか上手になってきた。

いきなり、硬いステーキなどは切らせず、赤ワインで煮込んだ牛頬など、やわらかい肉から切り方を練習させていたんだけれども、「自分でも切れるんだ」ということに自身を持ち、ここのところますますイタ飯屋へ行きたがるので困ってます。

だって、そんなにしょっちゅう通ってばかりだと、財布が…(涙)。

と、同時に、牛頬が大好きになってしまい、イタ飯屋や仏飯屋に行くと、バカの一つ覚えのように牛頬、牛頬と言い出す始末……。

あ、そうそう、牛頬といえば、六本木に「オー・グルマン」というフランス料理屋があるのですが、ここはボリュームたっぷりの牛頬を出すことで有名な店です。

米沢和牛ほほ肉の赤ワイン煮込みはこの店の定番メニュー。

シェフの横崎さんが、少しずつ試行錯誤と工夫を今でも重ねつづけている“定番にて現在進化形”のメニューなのです。

昨年の結婚祝いは、この店でやったのですが、オーダーして出てきた牛頬は、聞きしに勝るボリュームで、大人の我々が食べても腹一杯になりそうな量。

これを、ペロリとソースまで平らげ、皿を真っ白にしてしまった息子は、元ボクサーのシェフも厨房から出てきて目を丸くしていました。

先日お話した串焼き屋と同様、今頃、その店でも伝説になっているかもしれません(笑)。

そういえば、昨年に行ったっきりお邪魔していないので、そろそろ、食べに行かないと。

米沢和牛ほほ肉の赤ワイン煮込みはお奨めなので、肉に目の無い方は、是非食べに行ってみてください。

ちなみに、フラワーコーディネイターでもあるシェフの奥様も、とてもお美しい方ですよ(笑)。

アットホームな店内ですが、それゆえ、テーブルと椅子の数には限りがあるので、予約をして行ったほうが無難でしょう。

▼オウ・グルマン
http://www.aux-gourmands.com/index.html

記:2005/10/09(from「趣味?ジャズと子育てです」)

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