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ジャズと映画と本の日々:高野雲

繁盛する店・しない店 提灯のある店

      2018/01/14

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提灯があると気軽に出入りしやすい

ある飲食店のコンサルタントから、こう質問されたことがある。

繁盛する飲食店は?

答えは、まあ予想通りで、
⇒客が気軽に出入りしやすい店構え

では、
客が気軽に出入りしやすい店構えを簡単に作る方法は?

となると、答えは簡単!

提灯と垂らすこと。

なーんだ、それだけ?

でも、よくよく考えてみれば、提灯の無い小料理屋や居酒屋と、提灯があるところを改めて見比べてみると、漂う雰囲気、そしてそこから受けるこちらの気分が微妙に違うことに気が付く。



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提灯のメリット

もちろん、銀座や歌舞伎町にあるような、水商売のアフターなどに使われる高級割烹料理屋や和風懐石の店には提灯を店頭に垂らす必要はない。
(むしろ逆効果、客が金持ち自慢できないし、同伴する女性からケチだと思われてしまう)

しかし、いわゆるフツーの居酒屋、いうなれば、サラリーマンが会社帰りに気軽に一杯ひっかけていく場所、あるいは学生がサークルの打ち上げに使うような居酒屋は、提灯がなければ「ここって高いんじゃないの?」と敬遠されがちだ。

提灯のメリット。

まずは、これを垂らすだけで、とりあえずは「飲み屋」だということがわかる。

さらに、提灯があることによって庶民的な店だとわかる。

庶民的な店であれば、懐の心配をする必要はなさそうだ。
まさか銀座の高級寿司店のようにメニューのすべてが「時価」ということはあるまい。

無意識に一見の客はそこまで考え、「じゃ、いっぱいやっていこうか」となるのだそうだ。

なるほど。
言われてみれば確かに。

提灯の有無

我が家の近所には幾つか飲み屋があるのだけれど、しょっちゅう店舗が潰れては新しい店がオープンしている場所と、長年ずっと続いている店がある。

その差は、よくよく思い返してみると提灯の有無だった(ような気がする)。

それを知ってからというものの、提灯のない飲み屋を見ると、確かに提灯がある飲み屋に比べると、ほんのちょっぴり敷板が高く感じるようになった。

実際は高くないのかもしれないが、無意識に心の中に一瞬「もしかして高いところ?」と躊躇(ためら)いが生まれてしまう。

この躊躇い、心の中のちょっとした障壁を取り除いていくれる懐かしくも暖かい灯りを照らすのが提灯だったのだ。

記:2014/07/06

>>鬼門物件とハズレ人間~それでも成功したい人に一言

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