カフェモンマルトル

ジャズと映画と本の日々:高野雲

青ヶ島に行ってみたいのだ

      2017/12/27

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aogashima

青ヶ島の近海で獲れた魚が空輸され、それを刺身にしたり、焼き魚にして食べさせてくれる店がある。

店の壁には青ヶ島の立体地図、というより島の模型が吊るされているが、この青ヶ島の地形、見れば見るほど奇妙で面白い。

海岸や砂浜はなく、島の周囲は崖のみ。

絶海の孤島 (驚愕の日本が、そこにある)絶海の孤島(驚愕の日本が、そこにある)

しかも300メートル以上の断崖絶壁が多いそうで、この島の地形を見ると、本当に人が暮らしていけるのだろうかと心配になってしまうが、実際は160人前後の人々が青ヶ島で暮らしているとのこと。

その島民160人のうち10人前後が杜氏だというから、酒造り職人の人口比率が高い島ですな。

そういえば、篠原ともえも青ヶ島出身だったんだね。

そんな話を聞きながら飲む青ヶ島の焼酎は旨いこと旨いこと。

特に、青ヶ島名物の「ひんぎゃの塩」を舐めながら、通気取りで、酒の肴はやっぱ塩だぜ~なんていいながら酔い気分になっていると、もう気分は鎌倉時代や戦国時代の武士ですな。

黒潮から汲み出した海水を、火山の地熱だけを使ってじっくり時間をかけて生成してできた塩だそうですが、いや、ほんと、地球のエネルギー濃縮された物質を摂取しているような気分になりますな。

思ったよりマイルド。
この塩は旨いっすよ。

ああ青ヶ島。一度は行ってみたいなぁなんて思いながら、酒が進むのであった。

なんてことを言ってると、青ヶ島に詳しい人がやってきて、その方の話によると、青ヶ島に住んでいる人に多い職業が杜氏なのだそうな。

具体的には島の人160人中、10人が焼酎の杜氏とのこと。

16人に1人。

それは凄い。

酒好きにとっては楽園のような島ではないですか。

鬼が島のようでいて、そのじつ楽園。

あれ?これどこかで聞いたことがあるぞ、と思ってみたら、そうそう、芥川龍之介が書いた『桃太郎』の青ヶ島の設定は、南国の楽園でしたな。

そこに鬼たちが平和に暮らしている。

そこに、桃太郎が攻め込む。
情け容赦なしに攻め込む。
ひどいぞ、ひどいぞ、桃太郎。

べつに青ヶ島は鬼ヶ島ではないけれども、もし、青ヶ島に桃太郎が攻め入ったとしたら、それは許せんですな。

というより、断崖絶壁の孤島ゆえ、人間と犬と猿とキジだけでは攻めるの難しいとは思いますが。

キジが大活躍しそうではありますな。

でも、そのキジも捕まって、丸焼きにされて、ひんぎゃの塩で調理されしまうんだろうな。
けっこう美味そうだな(涎)。

記:2013/05/29

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