カフェモンマルトル

text:高野雲

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2001年の雑想

      2017/05/30

denchyu

2001年3月の雑想

Sankt Gerold/ポール・ブレイ、エヴァン・パーカー、バール・フィリップス

ポール・ブレイのピアノ、バール・フィリップスのベース、エヴァン・パーカーのサックス。

この3人による思索的な即興演奏。

深い!

いかにもECMらしいジャケットがグー!の『Sankt Gerold』、
本日2001年3月13日発売。

Sankt GeroldSankt Gerold
▼収録曲
1. Variation 1
2. Variation 2
3. Variation 3
4. Variation 4
5. Variation 5
6. Variation 6
7. Variation 7
8. Variation 8
9. Variation 9
10. Variation 10
11. Variation 11
12. Variation 12

記:2001/03/13

2001年4月の雑想

Good Timesのベースライン

コメント欄に書き込みをしていただいた方に薦められるままにCHICの『Risque』を買って聴いてみた。

一曲目の《Good Times》。

中間から終盤にかけてフィーチャーされるゴキゲンなベースライン。

あれ? これってどこかで聴いたことがあるぞ?と妙なひっかかりを感じて数日が経過した。

そして、突然思い出したのが、その昔夢中になって聴いていたグランド・マスター・フラッシュ。
そう、グランド・マスター・フラッシュの《The Wheels Of Steel》ではないか!

彼らはシックをネタにしていたのだということが、はじめて分かったという次第。

それにしても、今は亡きバーナード・エドワーズのシンプルでグルーヴするベースライン、そして輪郭がハッキリした上に音の表面にプリッとした色気を感じる低音はたまらなくセクシーだ。

記:2001/04/07

2001年9月の雑想

ピッコロ/ロン・カーター

最初に、『ピッコロ』とか『プレイズ・バッハ』を聴いてしまった私は、はげしく仰け反り、腰砕け状態に陥ってしまった。

最初にマイルス・クインテットでベースを弾くロンのベースに触れていたら、評価は180度変わっていたかもしれない。

それぐらいマイルスのバックでベースを弾くロン・カーターは凄いのだから。

今では、ロン・カーターに対する評価、だいぶ当時に比べると変わってきたんだけど、でも、やっぱり、ピッコロはないよな~、あの音程で……、というのが、当時とまったく変わることのない感想です。

PiccoloPiccolo
▼収録曲
1.Saguaro (live)
2.Sunshower (live)
3.Three Little Words (live)
4.Laverne Walk (live)
5.Little Waltz (live)
6.Tambien Conocido Como (live)

記:2001/09/01

京極夏彦の革手袋

京極夏彦はいつも黒い革手袋をしている。

見ているほうとしては、暑そうな上に鬱陶しいし、ひょっとしたら、仮面ライダーかキカイダーぐらいには変身出来るのかなどと、あらぬ想像をしてしまうのだが、あれはあれで、彼なりの一種のトレードマークなのつもりなのだろう。

夏目漱石にしろ、芥川龍之介にしろ、我々がすぐに思い浮かべることが出来る有名なポーズと表情のポートレイトがある。

昔の作家は、今ほどメディアに露出する機会が少なかったし、当時は写真自体が貴重な時代だったので、彼らは世に出回るたった一枚の写真にも、ポーズや表情には相当な神経を使って、セルフイメージを構築していたのかもしれない。

そういえば、最近では、平野啓一郎は、写真を撮られるときは必ずピアスをしている側の耳を見せているな(カメラマンがそちらの角度から写したがるだけかもしれないが)。

現代の作家は、昔以上に自分の姿がメディアに露出する機会が多くなるので、同じポーズを取り続けたり、作った表情を崩さないで写真に映るというのは至難のワザ。だったら、サングラスや皮手袋のような小道具、あるいは、いつも黒い服を着ている、いつも帽子をかぶっている、といったファッションにセルフイメージを転嫁させてしまったほうが、ラクだし効率が良い。

作家はナルシストが多い(と私は思う)ので、今も昔も表現方法は変われど、自己イメージを読者にどうプレゼンテーションしようかということには、案外我々の想像以上に神経を使っているのかもしれない。

記:2001/09/15

黒谷友香

ドラマ『昔の男』、『非婚家族』でしか彼女の演技は見ていないので、彼女についての詳しいことはよく知らないが、黒谷友香の、ときにはドスが効いた迫力さえ感じさせる野太く低い声と、いくら笑っても心の底からは笑ってなさそうな三白眼っぽい目と、綺麗にすらりと伸びた細い脚と、キャバクラ嬢の役が全然似合っていないところが、個人的にはツボにハマリまくりで、彼女の持つそこはかとなく漂うダークなテイストが、個人的にはたまらなく魅力を感じている。

TANNKA 短歌 [DVD]TANNKA 短歌/主演:黒谷友香

こんなこと言うようになっちゃ、さながら暗闇の中のほのかな灯りに群がる蛾のように、柳美里の「いかにも」な雰囲気に惹かれる「薄幸好きオヤジ」どものことは嗤えないな……。

記:2001/09/30

2001年11月の雑想

煙草の自動販売機

煙草の自動販売機に、新500円玉なり千円札を入れる。
250円の煙草のボタンを押す。

なんだか押した手ごたえがあまり感じられない。
だから、もう一回押す。
そうしたら、煙草が2箱、あるいは3箱、受け取り口から出てきた。

こういう経験のある人っていませんか?

あ、それって私だけ……?

気のせいかもしれないが、なんか煙草の自動販売機って、反応が遅いような気がする。

微妙な「タメ」が効いていて、この「間」は、ついついもう一回ボタンを押すのを待っているような気がしてしまう。

あ、そう感じるのって私だけ……?

客が間違えて余計に買うように、わざと反応を遅くしているのだろうか?
だとしたら、なんだかセコイ話だ。

なんて、一人でブツブツ考えてるのって私だけ……?

しかしそれ以上に、たまにだが2度押し、3度押しをして、間違ってまとめ買いをしてしまう、せっかちな自分も情けないのだが。

はい、セッカチですね。

記:2001/11/02

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