カフェモンマルトル

text:高野雲

*

はい、4300万円です(笑)。

      2016/03/01

Pocket

sushi

近所に旨そうな店構えの寿司屋がオープンしたので、早速、女房と息子を連れて晩飯に行きました。

店内にお客さんは誰もいなかったので、お座敷、カウンター、テーブル、どこでもお好きなところにどうぞ、と通されたので、テーブルに座ろうと思ったら、息子は、「カウンターがいい!」。

まったくカウンター好きなんだから(笑)。

寿司はまあまあといったところ。

私と女房は握りのお薦めコースを食し、息子は海鮮チラシを平らげました。

おコメの最後の一粒まで一生懸命食べていたので、板前さんからも女将さんからも、えらく褒められていました。

飽食の時代なんですねぇ。昔の子供は、そんなこと当たり前なんですけどね……。

女房は仕事が残っているからということで家に帰り、私は「ドラムを叩きたい」という息子を連れて、いつもの音楽バーへ。

店に入るやいなや、息子はカウンターを陣取ります。

ほんと、カウンター好きだなぁ、足も届かないくせに(笑)。

飲み物をオーダーしたら、すぐに、ドラムセットへ向かいます。

息子にとっては1週間ちょっとぶりのドラムセット。

バスドラ抜きの8ビートを叩き始めます。

おっ、以前よりも少し進歩しているではありませんか。

前回は3小節ぐらいでリズムが揺らぎ、テンポが速くなったり、遅くなったりと不安定だったのが、今日は5小節ぐらいは一定のリズムをキープし続けています。

しかし、力んで叩いているためか、少しずつテンポが早くなってゆき、最後は自爆。

これを何度も繰り返していました。

叩いているときの目つきは真剣そのもの。ほんと、ドラムが好きなんだなぁと思います。

お店にドラマーのお客さんが来ていたので、「坊や、もっと肩の力を抜いて叩くんだよ」などのアドバイスをもらいながら、何度もトライしていました。

ドシャバシャとしたリズムは、親の私からしてみればイマイチ以前です。しかし、好きこそ物の上手なれとも言うように、こんな生活を続けているうちに、いつのまにか、小学校高学年ぐらいになれば、かなりの腕前のドラマーになれていたりして、なんて淡い期待を抱く親馬鹿の私です。

ひととおりドラムを叩いて満足した息子は、今度はカラオケを熱唱します。

またもや「かいけつゾロリ」。

それに『魔法戦隊マジレンジャー』をおもいっきりリズムと音程を外して歌っていて面白かったです。

カラオケに飽きたら、今度はカウンターの中に入って、帰ったお客さんの飲み残しのグラスを洗いはじめました。ママから洗い方や拭き方を教わり、嬉しそうに厨房仕事をしています。

「さて、そろそろ帰るぞ」と私が言うと、カウンターの中の伝票を探し、ママから計算の仕方を教わり電卓で計算をはじめます。

電卓が表示した金額と、私の名前を伝票に記入します。

伝票のミシン目をビリビリと慎重に切り取り、「父上、本日のお代は4300万円になります」と、親の私に請求しやがんの(笑)。

しかも、六本木のダジャレマスター仕込の駄菓子屋の婆ちゃんのような「なんとか万円攻撃」も忘れません(笑)。

財布から一万円札と100円玉3枚を取り出し、息子に渡します。

「1万300円のお預かりです」といって、またチョコチョコとカウンターの中に戻って行き、ママの助けを借りて電卓をパチパチとはじき、「6千円のおつりです」と、カウンターの中の集金箱の中から5千円札と千円札を持って私のところに持ってきました。

なんだか楽しそうです。

きっと、保育園でやっているであろう「お店屋さんごっこ」のリアルバージョンのつもりなのでしょう。

「お前、この店で皿洗いとして使ってもらえば?」といったら、「やりたい!オレ、やりたい!」だそうで(笑)。

もう少し大きくなり、店の人さえOKであれば、社会勉強と人間観察も兼ねて、この店に丁稚に出そうかと真剣に考える私でした。

記:2006/03/23(from「趣味?ジャズと子育てです」)

 - 雑想 雑記 , ,

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。