カフェモンマルトル

text:高野雲

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授業参観で私はアミューズメント人と化す

      2016/01/30

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nuigurumi

さきほど息子の授業参観に行ってきました。

ちょうど休み時間に教室に到着したので、私が教室に到着するやいなや、子供たちに取り囲まれてしまいました。

なんで、いつもオレはこーなんだ(涙)。

「あ、空くんのとーさんだ!」

「でけー!」

「なんでハダシなの?」(だって下駄はいてきて、スリッパ忘れちゃったから……)

「あ、バナナだ!」(アンディウォーフォールのバナナのTシャツ着てたから……)

口々にそんなことを言われながら、男の子、女の子、総勢10人以上に取り囲まれ、おしくらまんじゅうされるオレって、なんなのよ?(笑)

私のところに集まってくる子供たちは、私に肩ぐるまされたり、抱っこされたり、おんぶされたいんです。

だから、一人ひとり、抱っこしたりしてあげるのですが、一人の男の子を肩車をしたら、今度は、誰かが背中にジャンプして乗っかってきて、さらには、「ねぇ、両手で2人持ち上げられる?」と聞いてきた女の子がいたので、仕方ないから、右手で1人、左手で1人ずつ女の子を抱っこしました。

肩車に、おんぶに、抱っこ2人。

小学校2年生のちびっ子たちとはいえ、さすがに4人をいっぺんに持つのは大変です。5つ子の親の苦労がわかりました(笑)。

彼らを持ったまま教室の中をダッシュしたりジャンプしたりすると、もう、

「きゃー!」とか、

「うわぁー!」とか、

「あははは」と甲高い声が教室内に響き渡ります。

耳が痛いです(笑)。

ここは遊園地か。で、オレは、遊園地のアトラクションなわけ?(笑)

子供たちと戯れていると、担任の先生がやってきて、
「あのぉ~すいません、手伝って欲しいですけどぉ」。

先生は画用紙とガビョウを持っています。

私の背の高さを見込んで、教室の後ろに生徒たちの描いた絵を貼って欲しいというのです。

はいはい、やりますよぉ。

天井にくっつく感じで、子供たちの描いた絵を貼りましたですよ。

息子の授業参観に行ったつもりが、いつのまにか子供たちの遊び道具になったり、先生のお手伝いさんになったりする私ってなんなのさ(笑)。

ま、それだけ、子供たちからは人気があるってことなんだろう、と思いたいのですがね。

しかし、私は知っている。

昔、息子を保育園に迎えに行ったときからそうだったのですが、子供たちが私に群がる理由は単純で、

要は、

1、デカい

2、アホ

この2つです。

子供はデカいものが大好きです。

ウルトラマンしかり、ゴジラしかり。

朝青龍やアンドレ・ザ・ジャイアントしかり(笑)。

恐竜やマンモスしかり(笑)。

等身大のヒーローだって、設定を見れば、みんな190センチだったりと、少なくとも180センチ以上の身長はあります。

デカい。

ただそれだけでも、存在感が出てしまうのでしょう。

これは、理屈や言葉以前の問題で、何も喋らなくても、まったく動かなくても、「いる」という、ただそれだけの“行為”そのものが、注目を集めてしまうのです。

小さい頃の私もそうでしたが、デカいものへの一種の憧れや畏怖の念というのはありましたからね。

デカいから怖いかもしれない。

でも、怖いかもしれないデカい人は、蓋を開けてみたら意外とおバカだった。

このギャップから生まれる安堵感は、まるで決壊したダムの亀裂から一気に噴き出す水のような勢いのごとく開放的な感情となって外部に放出されます。

だから、子供たちは、私の姿を見ると、堰を切ったように、
「きゃー!」
「うわー!」
「おおお!」
と雄たけびを上げ、津波のように押し寄せてくるのです。

しかし、今日の津波は重かったぞ(笑)。

みんな、小学校2年生で大きくなったからなぁ。

おかげで上腕筋や背中の筋肉がプルプルと震えています。

明日の仕事にさわらなければいいんだけど。

記:2007/11/10(from「趣味?ジャズと子育てです」)

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