授業参観に行ってきました。それから学級崩壊本、いろいろ出てるね

      2019/09/03

classroom

いまのところ学級崩壊とは無縁

先日、息子の授業参観に行ってきました。

算数の授業でした。
昔と違って、今の授業参観って、子供たち緊張してないのね。

なんか、授業が崩壊しない程度に、雑談したり、落ち着かなかったり。

私が小学校の頃は、親に見られていると思って緊張したんだけどな。

我々親の格好は、お父さんは、ジーンズなどのカジュアルな格好、お母さんも近所のスーパーに行くときのような普段着。

昔の授業参観といえば、父親はネクタイしめたり、母親はよそ行きの格好でおめかしして来ていたから、授業参観に臨む気迫が今とはまったく違ったのかもしれません。

キチンと学校の授業、拝見させてもらいますからね。

こういう親の気持ちが、緊張した雰囲気を醸成していたのかもしれません。

だから、私なんて、授業参観のときは、先生から「普段のままの態度でいいのよ」と言われた言葉を鵜呑みにして、本当に普段のまま、授業中に雑談したり、大きな声で他の生徒が答えを言う前に答えを言ったりしてましたが、家に帰ったら怒られたもんなぁ。

放課後、友だちの家に遊びに行くと、いつもは優しい友達のお母さんが妙に私にはよそよそしかったりしたので、ま、授業参観で浮きまくった態度をとった私を快く思わなかったのでしょう。

でも、「いつもの通りに」っていうから、いつものとおりにしたんだよぉ(涙)。

でも、みんな澄ましちゃって、静かでイイ子なんだよなぁ、授業参観の日だけ。

先生だって、いつも通りの授業してなかったよな、そういえば。

プラカードや道具のようなものを作ってきて、それらをフルに活用して、いつもより親切に分かりやすく解説していたもんな。

普段は、黒板しか使わない授業しかしないのに、バラエティ番組に使うような、ボードとか張り切って作ってきたもんなぁ。

たとえば、リンゴ7個と、リンゴ3個を足すと、べりッ!と紙をはがして、リンゴは10個あります!みたいなボードです。

私は小学校を4回変わっているので、普通よりも多くの先生に出会っているわけだけれども、この傾向は西も東も同じ。

先生は、親に評価されたく、いや、親に安心感を与えたいのかもしれませんが、とにかく張り切って教材を作ったり、いつもより5割増しの笑顔で授業をしていたものです。

いってみれば、先生は親にプレゼンテーションをしていたんですね。

だから、親も真剣に授業参観に臨むし、先生もいつもより気合の入った授業をする。

この空気を読めない私がアホなだけだったんだな。

さらに、「いつも通りでよいのよ」という言葉を真に受ける正直者がバカを見る、のバカだったのか(笑)。

しかし、昨日の授業参観は、そういったぴりぴりした雰囲気は皆無。

生徒は、しょっちゅう後ろを見るし、隣と雑談するし、誰かが発表してる間も突っ込みを入れたりと、緊張感なしのマイペース。

その筆頭がうちの息子なんだから、なんというか(笑)。

背が高いからか、席は教室の一番後ろの真ん中。

だから、私が立っているまん前が息子なんですよ。

ヨソミするは、先生が解説すると、「それ知ってるぜ」。

算数の時間だったんですが、足し算の答え合わせをしているときも、「オレは全問正解だぜ」。嗚呼、うるせーなぁ、少しは黙ってろよ。

私の真下に座る息子の頭をギュッと握って、「うるせー、静かにしろ」と言う私。

「いででででで」とおどける息子。

血は争えないな。

にしても、私も昔はこんな感じで積極的に授業に参加しつつも、余計な一言の多いデカい声の生徒だったので、偉そうなことはいえませんが、やっぱり、授業は静かに受けましょう(笑)。

最近、小学校の学級崩壊が多いようですが、その原因は、イジメはイジメでも生徒による教師へのイジメが多いようですね。

特に高学年。

うるさくて授業にならない学級も多いのだとか。

1年のうちから、そんなんじゃ高学年になったときはどうなるのよ?

元気なのはいいが、もう少し落ち着け、静かに聞いてろ、と休み時間にヘッドロックをして諭しましたが、どこまで通じたことだか。

▼学級崩壊本、いろいろ出てますね。
学級崩壊からの生還
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学級崩壊!「荒れた学級」をどう“建て”直すか―チェックポイント88の提案 (オピニオン叢書緊急版)
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学級崩壊に学ぶ―崩壊のメカニズムを絶つ教師の知識と技術
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記:2006/10/22(from「趣味?ジャズと子育てです」)

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