カフェモンマルトル

text:高野雲

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副校長を怒鳴りつける

      2017/04/15

moon_cat

話を聞かないエラい人

我ながら大人げないなぁと反省することしきりですが、さきほど、電話で息子が通っている小学校の副校長を怒鳴りつけました。

「あんた、人が話しているときに、ウダウダ話し続けてるんじゃねーよ、馬鹿野郎!」
ってね。

今、息子の担任は怪我のため休養中で、副校長が担任をしています。

で、昨日、副校長から、息子が出さなければならないお手紙を提出していなかったので、催促の電話がかかってきました。

申し訳ない、明日は必ず提出させるといった旨を伝え、間違いなく翌日に提出させるよう女房にふって、今朝は息子、副校長に提出したようなのですが……、

一箇所、記入しなければならないところに記入漏れがあったらしく、その件で、さきほど連絡があったわけです。

ま、それはこちらの落ち度です。
弁解しようがありません。

しかし、私はその手紙のことを知りませんでしたし、記入したのは女房でした。
したがって、女房に急ぎ確認をとり連絡させますから、それでいいですか?
それでも駄目だったら、こうしましょうか、締切は何時までですか? と副校長に解決案を提案しました。

しかし、こちらが提案している最中に、こちらの話をきかずに、うだうだと「でも、急ぎだから」とか、「じつは、この手紙ずいぶん前に渡していた“らしい”んですね」などと、私の言葉に重ねるように話かけてくる。

これじゃあ会話が成立しない。
こちらの提案、きっと向こうは聞いていない。

人の話をきかず、自分の都合、というか、把握している現状をうだうだと反復しているだけ、これじゃ埒があかない。
だから、「ちったぁ、人の話聞けよ」と怒鳴って黙らせるしかなかったんですね。

ほんと、テンポがあわない。

公務員が皆こうだとは決して言わないけれども(実際、私の近所の区役所の職員の対応は皆、とても丁寧で好感度高いです)、ビジネスや交渉経験のない人間との会話のリズムは、どうも疲れる。

生産性のない同じことの堂々めぐりで、会話をジャムセッションだとすると、こちらは2小節先を弾いているのに、まだあちらは、最初の小節のコードを鳴らし続けている気持ち悪さ? つまり、演奏が前に進まないように、事態の解決や改善の方向にまったく進まないんですね。

ほんと、時間の無駄だし、こういう「じゃあどうしたらいいんだよ?」なやりとりだけじゃ、あなたは何のために電話連絡をしてきたんですか? じゃないですか。

もちろん、生産性のない会話は私も好きですよ。
親しい者同士が、食事したり飲みながら、他愛のない話をすることはいいと思うんですよ。

しかし、私は副校長とは親しくもないし、なにも朝の忙しい時間に電話してきて、「どうしましょうかねぇ、ずいぶん前に渡した“よう”なんですがねぇ」などと、同じことをぐだぐだ繰り返されても仕方がないわけですよ。

もちろん、落ち度はこちらにあって申し訳ないのだから、良い方向での解決策を一生懸命考えて提案しているのですが、それを聞かずに自分の喋りたい愚痴だけをしゃべりつづけている。
これって、じゃあ「電話の目的はなんなのさ?」ですよね。

ま、暗になじりたい気持ちは分かるけれども、朝っぱらからあんたの愚痴には付き合ってられないぜ、ですよ。

それに、この副校長の電話の第一声からして、なんだか常識外れな感がいなめなかった。

商売(ビジネス)経験のない人特有の感覚なのか、先生、先生と周囲から呼ばれることに慣れきった人間特有の感覚なのか、普通電話をしたときには、「○○商事の副社長の田中です」とは名乗らないでしょう?

でも、この副校長さんは、電話をとると開口一番に、「○○小の副校長です」だもんなぁ。

肩書きより、名をなのれよ、先に(笑)。

名前いわれりゃぁ、担任だか、副校長だか、校長かはわかるんだからさ。

よく、先生と呼ばれていて満足している男ほど取るに足らないといわれますが、自分から先生、いや副校長名乗っている感覚は、もう取るどころか、救い難いものがあるのかもしれませんですね。

肩書言えば親が「はは~っ!」となってくれるとでも思っているんだろうか?
そういうセンスも、俺は、大嫌い。

本質押えぬ自己マン教師

ただ、この副校長、わりと父兄からは評判いいようです。

なぜかというと、日々の学校の出来事を毎日エッセイ風に書いて、ガリ版で刷って配布しているから。
「あの副校長は一生懸命だ」という評価なんですね。

私は、その風評を聞いた瞬間、すっげー偽善臭ぇ!とイヤな気分になり、
「へー、そんなもんかね、暇ですることがないから、”私は一生懸命やってます”と父兄へせっせとアピールしてるだけなんじゃないの?」
と聞き流してました(笑)。

実際、算数の授業で、簡単な引き算だか足し算が出来ない生徒に向って「バカ」と怒鳴ったりして生徒がびっくりしたという話も聞いていましたし、
昨日の電話も、かかってきたのは午前の7時前。

もちろん我が家は、皆起きている時間なので、この時間に電話がかかってきてもまったく構わないのですが、電話の口調は、暗に「私はこんな早い時間から学校にきて一生懸命頑張っているんですよ」というアピールがみえみえで、「あ、この男は俺がもっとも嫌いなタイプだ」と直観しました(笑)。

本質的なことを押さえずに、どうでもいいことに仕事を作って、それに一生懸命になること。
これって、会社だったら、デキない社員の典型です(笑)。

たとえば営業職だったら、売り上げを上げることが最優先なことは言うまでもありませんが、注文もロクに取らずに「ボクは毎日お得意さんにボクの身の周りで起きた出来事を綴ったエッセイのプリントを配るのに一生懸命です!」と声だかにアピールしている社員がいたら、そいつはバカでしょ?(笑)

努力の方向が間違っている、というか、そんなやってもやらなくてもいいようなことに努力する労力があれば、もっと別なことにエネルギー使えよ、です。

“花壇に咲いているお花を「きれいね」と言った1年2組のタナカさんのような心を持つことは大事です”

みたいな内容のプリントをシコシコ毎日作って父兄の関心を買おうというオナニーに労力を費やすよりも、締切り迫っているのに、いまだ回収できていないプリントを効率よく回収する方法を愚痴を言わずに考えることのほうが大事でしょ? 

少なくとも、真剣に対処しようと思えば、親からの「では、こういう方法ならいかがでしょう?」という提案に耳を傾けるはずですが、そうでないから、人の提案を聞かずに愚痴ばかりもらす電話をかけてくるんだよ。

私が怒鳴ったことが原因で、息子が学校での立場がマズくなるとは全然思ってはいませんが、

・出来ない生徒を「バカ」呼ばわりして怒鳴る
・朝早くに電話をかけてきて「朝早くすいません」の一言もなく、自分が一生懸命なことをアピールする
・開口一番、「私は副校長」と電話で名乗る
・トラブルに対して、生産性のない愚痴の電話をかけてくる
・トラブル解決への提案に耳を傾けない、というより、自分の話は人に聞いてほしいが、人の話は聞かないという精神構造

この5点からも、なんだか、ヘンな男が副校長として学校にいるんだな、って感じです。

頼まれもしないプリントをせっせと作ったりしていることからも、この副校長はきっと、「ボクの話を聞いてちゃん」なんでしょう(笑)。

言いたいことがたくさんあるのなら、ブログにでも書いて発散すればいいのにね。あ、すでに書いていたりして(笑)。

で、もし、そんな先生が、生徒に向かって「人の話をキチンと聞きましょう」なんて言っていたら、それこそお笑いです。
そういうあなたも人の話をちゃんと聞きましょう。

そして、私も人の話を聞かずに、不快な思いをさせていないかどうか、させていたこともきっと過去にたくさんあっただろう、これからは、もっと気をつけよう、と、自分を戒めるのでした。

そして、そのダメ副校長も、これらの本を読んで勉強してほしいものです。

記:2008/03/19(from「趣味?ジャズと子育てです」)

コメント

■無題

なんとかに付ける薬はない、って言いますしね・・・。
前に勤めていた会社にも毎日「忙しい、忙しい」っていいながら全然仕事のできない課長さんがいました。
暇でなかったらそんなプリント作れないですよ。
そんな暇があったらもっと生産的なことをやればいいのに。
でもしか先生ですかね。
「教師にでもなろうか」「教師にしかなれない」っていうヤツです。
公務員は自分の仕事がサービス業だと自覚するべきです。地方公務員も警察官も国家公務員も、全て。

小学校から高校まで色々な先生に出会ってきましたがろくな先生はいませんでしたね。
まったく良い思いではありません。
税金返して欲しいくらい。
公務員でありながら労働組合つくるくらいなら、もっと子供のためを思って働いて欲しい。子供は国の宝物なんですから。

ある意味反面教師っていう先生ですか!?(笑)

Posted by John at 2008年03月20日 00:28

■Johnさん
コメントありがとうございます。
まったくもってそのとうりですよ。

私も、良い先生に巡り合ったことがないのです。

というより、冷静になって今回の件を反芻してみると、子どものころから教師には、似たような感情を持っていて、子どもなりのやり方で反抗していたことを思い出しました。

お陰で、よく殴られたし、ケツバットされたし、正坐もさせられたし、誰もいない校庭も走らされた。
今ほど、体罰、体罰とうるさくない時代でしたから。

子供の頃から、徹底して公務員教師特有のいプライド高い怠け癖が嫌いだったんだなって。

言われたことの逆のことばかりしてましたから。少しでも困らせてやろうと思って(笑)。

きっと、今日も、その子供のころの反抗心がムクムクと甦ってきたのかもしれません。

ただ、唯一、西宮の小学校時代にお世話になった女性の先生だけは、私のことをとても評価してくれました。私の突飛な提案も受け入れてくれ、私に文章をもっと書くように勧めてくれたのもその先生です。
以前、久々にその小学校のHPを訪問して、学校の歴史を見てみたら、数年前にその女性の先生、校長先生になっていたので、なんだかとてもうれしい気分になったことを覚えています。(今は違う人が校長)

と、書いていたら、その先生にとても会いたくなりました。いい先生もいるんですけど、その10倍ぐらい、ヤな先生が多い(笑)。
それは昔も今も、と思いました。

Posted by 高野 雲 at 2008年03月20日 00:59

■つづき
それと、Johnさんがお書きになったとおり、兵庫県の小学校では、労働組合が強くて、先生たちの授業ボイコットだか、集会だかで、授業が2時間から3時間自習になることが多かったですね。

当時は嬉しかったけど、今となっては、もっと違う方向にエネルギーを使ってほしかった。ま、生活もあるんでしょうが、それでも教師が目先の給料1000円だか2000円アップに躍起になっている間、それだけ子供の成長の芽もつまれている可能性があるんだってことも自覚して欲しかった。

西宮にいた頃は小学校を2度変わりましたが、両方とも労働組合が強かった記憶があります。

その時代あたりから、時代はどんどん塾に通わせる親が増えてきていますが、それは、受験以外にも、学校の公務員教師だけには任せていられない、任せていたらトンでもないことになりかねない、という親の無意識の危機意識のあらわれだったのかもしれません。

私も高学年から塾に通い始めましたが、塾のほうが面白かったしタメになったもんなぁ。

だって、塾の先生は生活かかってるから真剣ですから。サボってもサボらなくても、同じ給料が毎月入ってくる教師との大きな違いはそこですよね。

教師に関しては、書きだすとキリがないので、このへんでヤメときます(笑)。

Posted by 高野 雲 at 2008年03月20日 01:09

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