子どもはデカいものが好き

   

moai

朝は私が保育園に息子を預け、夕方は、女房が保育園から息子をピックアップするスタイルの生活をしています。

といっても、私が忙しいときや徹夜などで家に帰らないときは、女房に送り迎えの両方を頼むことになるので、悪いなぁとは思いつつも、しょうがないよなぁ、です。

で、朝、私が保育園の教室まで息子を送り届けると、私の周りには園児がたくさん集まってきます。

そう、私は保育園の子どもたちからは大人気なのです。

といっても、ネクタイを引っ張られたり、抱っこちゃんのような格好でぶら下がってきたり、お尻を叩かれたり、と、その無様な姿はあまり人に見せられたものではありませんが、

子どもが周囲に集まってくることって、悪い気分ではありません。

他のお父さん、お母さんは、このようなことが無いのに、なぜ私だけがこうなのかというと、おそらく、私が「デカい」からです。

子どもはデカいものが好きです。

ゾウ、恐竜、船、飛行機、ウルトラマン、怪獣、合体ロボット、ジャンボ・マックス、ボブ・サップ、ボビー・オロゴン、ソニー・ロリンズ、デクスター・ゴードン……(ん?)

とにもかくにも、本能的にデカイものに対しての畏怖の心と、憧れの心と、あやかりたい心などがゴッチャまぜになって、注目するのかもしれません。

一時期、あまりに生意気な女の子がいたので、その子のことを持ち上げて、私の肩に乗っからせ、ツヅミを打つ要領で、軽くお尻をぺんぺんしながら、大きな声で「ワルイ子は、おしりー、ペン!ペン!」とやったこともあります。

これはウケました。

次の日からは、お尻ぺんぺん希望者が殺到しました。

なんだよ、猪木のビンタに群がるファンと同じじゃん、オレって猪木か?なんて思いながらも、ぺんぺんしてあげたっけ。

今では、先生の目が怖いので、あまりやらないようにはしていますが…。

くわえて、私はときおり、園児の前で変身ポーズを取ってウケを取るので、それも人気を集める秘密かもしれません。

もちろん、先生の目を盗んで。

あまり、教室の中で派手なアクションやると先生に怒られちゃうんだよね。

そういった意味では、私のほうが保育園では問題児?

そして、こういうアホな大人を見ながら、子どもたちは「将来、ああいう大人にならないようにしよう」と自分を戒め、きっと立派な大人になってゆくのです(?)。

記:2005/11/09(from「趣味?ジャズと子育てです」)

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