カフェモンマルトル

ジャズと映画とプラモの日々:高野雲

眠る意味を問う夢の中の私

      2016/11/12

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matsutake

「決まっているではないか、松竹の映画をすべて極めんがため、我、ここに眠る!」
……何言ってんだろ、夢の中のオレは(笑)

そうするともう1人の私は、
「しからば問う。貴殿の足元にある松茸、これ如何に?」

閉じたマブタをうすく開くと、息子が私の足元で、ヘソを出して大の字になって、布団を蹴っ飛ばして、寝ている向きが北枕で寝ています。

「むっ、こ、これは……」

夢の世界では、息子は松茸なのです。

「松竹と松茸、両方を極めることなど、今回の睡眠では無理なことは先刻承知しておろう。松茸などにウツツを抜かしておるのか、おぬしは」

そういわれると、言い返す言葉がありません。
確かに、息子、いや夢の世界では松茸と呼ばれる物体は私の足元で気持ち良さそうな顔で寝ています。

「すまぬ!私は松竹映画と松茸の両方に色目を使ってしまった!」

もう1人の私は勝ち誇った声で言います。
「二兎を追うものは一兎も得ず。お主のしていることはまさにそれではないか」

「はーい、すんませーん、テキトーにやらせてもらいまーす」
「勝手にするがよい」

私の声は去ってゆきました。
声なのに、なぜ去ってゆくことが分かったのかというと、気配で分かったのです。

「さーて、桜を極めるか。とりあえず、桜餅と桜子を極めることにしました。」

私は昔はキライだった桜餅が最近好きになり、

桜子という名前は再来月にうまれてくる妹の赤ちゃんが女の子だった場合に、「桜子って名前がいいよね」と妹と言い合っている名前なのです。

この二つがあれば、最強です。

「おいおい、お前はまったく、今回の睡眠の意図を理解していない!」

また遠くで自分の声が聞こえてきます。

「うるせー! もう松はやめたんだ! 桜だ、桜! これからは桜なんだよーん!」
と言って、私は足元の桜餅をパクッと食べました。

おいしかったです。

記:2007/10/15(from「趣味?ジャズと子育てです」)

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