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text:高野雲

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中澤裕子 「元・モーニング娘。」という経歴

      2016/10/19

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元・モーニング娘。の中澤裕子。

2001年の4月に「卒業」しているから、もう今年で卒業14年目。

現在のモーニング娘。'15のメンバーには、当時はまだ生まれていないメンバーもいるから、早いですなぁ、時代の流れは。

で、彼女のブログには、「元モーニング娘。」と呼ばれるのが嫌だったということが書かれていましたが、芸能人って、なぜ自分が成長した「場所」だったり、自分の出生作や、有名になるキッカケになった曲やグループや番組を否定したがるんでしょうかね。

最近だと、大島優子の経歴から「AKB48」の経歴が消えていたことで話題になりましたね。

もっとも、これに関しては、本人が消したがっているかどうかは分からず、もしかしたら事務所サイドの戦略かもしれないので、なんともいえませんが……。

男性の俳優でいえば、オダギリジョーは仮面ライダークウガが出生作でありながらも、経歴に出すことってあまり無いようだし、奥田瑛二も特撮番組の『円盤戦争バンキッド』の主役・天馬昇(バンキッドペガサス)でデビューしたにもかかわらず、その過去を封印したがっている節があるし(私、リアルタイムで観ていて好きな番組だったんだけどな……)、なんだか、特撮関係の過去って恥ずかしい過去なのかな? 知名度あがってくると。

私は、バンキッドもクウガも大好きな番組でしたし、もちろん主役を演じる彼らのことも大好きだったので、彼らの出生作にあたる、これらの特撮作品が、経歴から無くなっているのを発見すると、「あの番組を好きだった俺って一体なんだったんだろう」と思ってしまいます。

そういえば、特撮ではなく、今度はアニメなんですが、『超時空要塞マクロス』でリン・ミンメイの声優をつとめたことがキッカケで、シンガーソングライターとしてデビューすることが出来た飯島真里も、ミンメイやマクロスファンにはほとほと愛想がつきたのか、外国人と結婚するわ(後に離婚)、海外に活動拠点を移すわで、露骨に自分が世の中に認知される大きなキッカケとなった『マクロス』を忌み嫌っていたような言動が目立っていた時期がありましたね。

しかし、Wikipediaによると、

(飯島真里は)2006年、米国で発売開始された英語吹替版DVD『Super Dimension Fortress MACROSS』では、英語吹き替えで22年ぶりにリン・ミンメイの声当てを担当した。日本原作アニメの声優が、海外版で同一キャラクターを演じるのは史上初の試みであり、現地在住歴の長い飯島ならではの仕事といえる。一時はミンメイの顔も見たくないと思った時期もあったが、録音スタジオで久しぶりに対面した時には涙が溢れ、心の中で「あなたのことは一生私が面倒を見るからね」と約束したという。

とのことなので、時間が立てば「黒歴史」にしたい過去とも、和解することが出来るのかもしれませんね。

「元・モーニング娘。」という経歴がイヤだった中澤裕子も、

今はモーニング娘。時代があったから今の私がいて 続けていける限り一生懸命頑張っていこうと思っています

とブログに綴っているように、何かひとつのことで有名になりすぎた人は、
過去の経歴に対して反抗⇒過去を否定し、新しい自分を模索⇒過去の経歴に誇りを持つ……というプロセスを辿るものなのかもしれませんね。

記:2015/04/15

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