カフェモンマルトル

text:高野雲

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ぱるる 賛否~CDのアレンジのままのライヴって楽しいのかな?

      2015/05/24

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livehouse

「ぱるる 賛否」。

どういうことなのかというと、AKB48の島崎遥香(愛称・ぱるる/最近では私の頭の中では「ソルト」なんですが……)が、トークアプリ「755」で、

(アレンジをしないで)「CD音源のままのリズムで聴きたかったと思ってしまう」

という発言をしたことが契機となり、ネット上で議論が湧出したということらしいです。

つまり、ライブ会場でミュージシャンが歌う楽曲のアレンジが、

⇒CDのままでいい派

と、

⇒せっかくのライブなんで、アレンジされていたほうがいいじゃん派

と大きく分かれているようなのです。

で、意外なことに、CD音源どおりじゃないと「イヤだ!」派が多いようなんですね。

私としては、ライヴはアレンジされていたほうが楽しみが増えると考えているほうなのですが……。

CD通りの音源を聴きたいのであれば、CDを聴けばいいだけの話で。

昔から、私は、ジャズもポップスもライヴ盤が好きです。

ライヴならではの熱気や音楽の勢いが感じられるものが多いこともありますが、アレンジやテンポが変わっていると、好きな曲のまた違う新たな魅力を発見できることが多いからです。

また、特にジャズのライヴ盤で気付くことが、ちょっとした演奏ミスなどのハプニング。

このハプニングにどう対峙し、プラスの効果に高めていくのかもミュージシャンの腕の見せ所でもあります。

たとえば、マイクを倒したサラ・ヴォーンがお客さんにどう対処するか、などね。

こういうハプニングをも含めて、練りに練られたスタジオ録音では決して味わうことの出来ない、スリリングさ、生々しさを味わうのもライヴ演奏の醍醐味だと思うのです。

そっくりそのままCD通りといった、安心安全、狭い想像力の中で収まりきってしまうような世界を味わうために、わざわざ大枚はたいてチケット買い、ライブ会場まで足を運び、開演するまで期待に胸をワクワクさせるのってどうなんでしょう?

やっぱり、わざわざ大枚はたいてチケット買い、ライブ会場まで足を運び、開演するまで期待に胸をワクワクさせうのであれば、それに見合うだけの未知の体験をしたいなと思うんですよね。

そして、その「未知の体験」のひとつが、スタジオ録音の音源とは異なるライブ用のアレンジなのです。

アーティストのライヴにわざわざ足を運ぶ人って、そのミュージシャンのことをそうとう好きか、お祭りorイベント好きな人が多いと思うんですよね。

お祭りorイベントの要素って、スポーツ観戦になると、よりその度合いが高まります。

スポーツ観戦の醍醐味って、「会場の観衆との一体感」もあるとは思いますが、それ以上に、結果がわからない、結果が読めない未知な出来事に対しての、期待と、ドキドキと、ハラハラと、ワクワク感でしょう?

あらかじめ、試合の結果や展開が分かっている試合を見に行っても面白くないと思います。

それと同様、あらかじめ、内容が分かりきっているCDとまったく同じアレンジを追体験しに、わざわざライブ会場に足を運ぶのって、面白いのかな?と私の場合は思うんですよね。

記:2015/04/10

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