腰砕けジャムセッション - カフェモンマルトル

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ジャズと映画とプラモの日々:高野雲

腰砕けジャムセッション

      2015/05/31

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昨日も近所の音楽バーで呑みました。

ジャズが出来る人が揃っていたので、セッションを何曲か。

ま、酔った人たちがわいわい楽しく音を合わせる場なので、演奏内容には一々クオリティは求めていません。l

だから、口には出さなかったけれども、ピアノを弾いていた人、知らない曲だったら無理して参加してくれなくたっていいのに。

セッションにおいての最低限のルールを知らずに、ただ単に「コードを知っている」という理由だけで、知らない曲に無理やりピアノで参加しては欲しくないのであります。

たとえば、「C」というコードを見たら、ドミソのベタ押しで、ツェルニーだかバイエルばりの
♪ズン・チャッ・チャ
なリズムで、しかもキーボードのボリュームを上げて弾かれると、もう自分を含めて他の人たちが何をやっているのかわからなくなってしまうほどアンサンブルが濁ってしまうのであります。

しかも昨日は現役で活動しているプロと、元プロのギタリスト2人が加わったセッション。

腕の立つご両名との共演だったのですが、せっかくの彼らのサウンドも、バイエルばりなピアノ伴奏でよく分らない内容になってしまったのが残念。

しかも、コード進行も知らずに、適当に自分で“アタリ”をつけた和音をデカい音で弾くので、もうアンサンブルは滅茶苦茶。

しかも、バッキングだけならまだしも、ギターがソロをとっているのに、いつまでたってもピアノで調子っぱずれなメロディを弾き続けているわ、4バースでドラムのソロのコーナーになっても相変わらずキーボードを鳴らし続けるわで、まったく意味不明な演奏となってしまいました。

さすがに、酔っ払った楽しい席での演奏とはいえ、限度ってもんがあるっしょ。

もし、「鍵盤に関しては多少弾けるから付き合ってあげる」という気持ちで参加するぐらいならば、「付き合って」くれなくて結構。

だって、いてくれない方が良い演奏になるんだもん。

むしろ、仲間に入れて欲しいのならば少しぐらい勉強してきて欲しいものであります。

スポーツにもルールがあるように、ジャズ、いやジャズに限らず、セッションにもルールがあるわけで。

たとえば、サッカーを楽しくやっているところに、いきなりルールを知らない人が乱入して場の空気を読まない滅茶苦茶なプレイをしたら、顰蹙だよね?

それと同じで、ジャズのセッションにも最低限のルールがあるわけなのです。

しかも、サッカーのルールほど複雑でも覚えることが多くもないので、ちょっとやる気があれば、すぐに覚えられることです。とくにルールブックが出ているわけではないので、これは心得のある人に聞くのがイチバン。

つまり口頭で教えられる程度のルールだし、聞いて覚えたら、後は実際に演奏することによって身についてしまうほどの事柄です。

あとは、様々な人の演奏を観察していれば、わざわざ勉強して暗記しなくとも自然に身についてしまう事柄です。

それぐらいの向上心すらないのであれば、最初からジャムセッションには参加して欲しくないのであります。楽しさを享受したくば、それ以前の最低限のモラル、礼儀、場合によっては教養が必要なのです。

べつに排他的になっているわけじゃないよ。

あるコミュニティに参加したければ、そのコミュニティならではの雰囲気やルールを察して欲しいし、勉強して欲しいし、勉強がイヤならば訊いて欲しいし、それもイヤならば傍観しているだけにして欲しいわけで。

少なくとも“自分流のルール”をゴリ押しはして欲しくない。みっともないから。

鉄道模型が趣味の集まりがあったとするよね? その会場にいきなりズカズカと土足で上がりこんできた門外漢が「Nゲージだなんてオタクの趣味じゃん、お前ら暗いよ。男は格闘技やれ、格闘技!」と言っているようなものなのだから(コミュニテイの空気無視・自分ルールのゴリ押し)。

喩えは極端だけれども、ジャムセッションにおける最小限のルールも理解しないまま、自分流のズンチャッチャピアノで押し通すという行為は、それと同じ。本人が思っている以上に他の共演者に対しては無礼な行為だと思います。

スイマセン、以上、愚痴でした。

記:2006/05/26

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