カフェモンマルトル

text:高野雲

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申年だからってわけでもないけど、やっぱり私はサルかもしれない。

   

nihonzaru

数年間まったくノータッチだったフェイスブック。

先日、久々にログインしてみたら、いくつかのコメントがあったりしたので、これを機会に、現在少々テコ入れをしています。

その中で、何名かの小学校の時のクラスメートが見つかり、現在、とても懐かしい思いに浸っています。

私は父親の仕事の関係で、転校を繰り返し、小学校は4つ通っているので、たとえば2番目の小学校に通っていたときの友達が見つかったりすると、すごく嬉しいし、あ、あいつ俺のことを覚えていてくれたんだ!と嬉くもなるんですね。

で、面白いことに、2番目の小学校に通っていた友達も、あと4番目の小学校に通っていたときの友達も、2人とも格闘家になっているのね。

小学校の時は、よく彼らとプロレスごっこをしたり、取っ組み合いの真似事みたいなことをしていたのですが、当時は私のほうが身体がデカかったので、彼らよりも多少優勢だったのですが、そんな彼らが、現在は「闘いのプロ」になっているのかと思うと、冷や汗ものです……。

で、その小学校時代との友達とフェイスブックでやり取りをしていて気が付いたんだけど、「新しい記憶よりも古い記憶のほうが鮮明に覚えている」ってことがあるよな~って。

一昨日食べた晩飯は忘れているくせに、小学校時代や幼稚園時代のことって、よーく覚えているんですよ。

老化が始まったかな?なんて思ってもいるんだけど、無意識に記憶の反芻を繰り返しているうちに、印象的なことは脳内の海馬をすり抜けて、記憶庫の中にしっかりと貯蔵されるのかもしれませんね。

ということは?

ジャズも聴いた回数が多いものほど、よーく覚えているというわけで、私の場合は、やっぱり『カインド・オブ・ブルー』なのかな?

このアルバムは、ジャズに入門後、比較的初期に聴いたものなので、しかも、「すげー!ジャズって素晴らしい音楽だなー!」と感じた最初のアルバムだったこともあり、他のアルバムと比較すると、群を抜いて聴きまくったアルバムなんですよ。

●そのことはコチラにも書いています。
>>カインド・オブ・ブルー/マイルス・デイヴィス

だから、昨日も、深夜に酒を飲みながら、昔の『GQ』の「トランペッター不良論」特集などをパラパラとめくっていたら、いつの間にか、口ずさんでいるんですね。『カインド・オブ・ブルー』の《ソー・ホワット》を。

カインド・オブ・ブルー+1Kind Of Blue

マイルスのアドリブ、次いでコルトレーンのアドリブを無意識にフンフン・フンフンと口ずさんでいる自分がいた(笑)。

キャノンボールのアドリブにさしかかるあたりで、はっ!と我にかえったら、マイルスの《ソー・ホワット》だったという。

今は英会話はまったくのカラキシですが、学生の頃の私は、アメリカの大学に留学する前の2週間ぐらいから、英語で寝言を言っていたようなのですが、それと同じ現象なのかなぁ、なんて思いました。

つまり、私という小さなコップの器に、なにか繰り返し同じことをポタッ、ポタッと入れていくと、ある臨界点を越えるた時点でポロッとこぼれ出す。

こぼれ出すと、以前書いた、「ブルースが腹の底からフッと湧いて出てきた」と同じ現象が起きるのかもしれない。

私って単純な構造の人間らしく、ひとつのことに夢中になると、サルのように同じことを繰り返すから、コップから水がこぼれ始めるのって、意外と速いようです。

これは音楽に限らず、夢中になったことすべてに言えることかもしれないけど。

夢中になると、そのことばっかり考えるようになっちゃうから、思いを抑えることが出来ず、ポロッと言葉が漏れてしまうこともあったりするんだよね。

つい先日も、「いいな(・∀・)b」と思った人に、「大好き」って言っちゃったりもしているし(もちろん飲んだ勢いとかではなく、シラフで)。

言われたほうはイイ迷惑だったかもしれないけどね。

そういえば、先日、冷やかし気分半分で、路上の占い師のお婆ちゃんに手相を見てもらったんですよ。

色々と痛いところ突かれましたけど、その中でひときわ印象に残っている言葉が、「あなたって、好きになると自分の全部を捧げちゃう、裸になっちゃう人ね」というお言葉。

好きな人の前で、いきなり脱ぎ始めて裸になっちゃったら、それは単なる変態ですが、そういうことではなくて、夢中になったら我を忘れてしまい、人目を気にしない妙な度胸のようなものがあるらしい(笑)。

いや、度胸ではないな、単純に周囲が見えなくなるだけなんだろうと思うけど。

占い師のお婆ちゃんに言われて、ああそういうものなのかなぁと妙に納得しましたね。

でもね、人間関係っていうのは鏡だし、相手も心を持っているんだから、一方的にあなたの「想い」だけでは、どうすることも出来ないこともあるのよ、とも言われましたです。

……はい、その通りだと思います。

ちなみに、その占い師のお婆ちゃん、よく当たることで有名な方らしく、なんと高校生の息子も以前、格安料金で、診てもらっていたようです。

学割ってあるのか?(笑)

皆さんはどうなんでしょ?

根を詰めたり、夢中になったりすると、その想いだったり、インプットし続けたものって、無意識にあふれ出てしまうものなんですかね?

関係ないけど、カークの『あふれ出る涙』(・∀・)b
溢れ出る涙(+1)溢れ出る涙/ローランド・カーク

それとも、単に私がサルなだけ?

干支はサルだし、そういえば、今年の私は都市男、じゃなくて年男だからなぁ。

……と、ここまで書いて、この記事に貼り付けるニホンザルの画像を探し始めたのね。

すると、どのニホンザルの画像も、私がイメージしていたよりも、インテリジェンスな表情のサルばかりなんですよ。

ひょっとして私はサル以下なのかもしれません。

ちなみに動物占いだと私はサルです(笑)。

記:2016/03/10

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