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ジャズと映画とプラモの日々:高野雲

他力本願

      2016/01/06

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deisui

小学生の頃の数年間、甲子園球場の近くに住んでいこともあり、阪神が負けた時の酔っぱらいの荒れっぷりはしょっちゅう目の当たりにしていたのだが、子供心に不思議に思ったのは、彼らは自分が何の努力をしたわけでもないのに、「ヒトの勝ち負け」で機嫌が良くなったり悪くなれたりすること。

友達でも知り合いでもない選手の一挙一動で、こうも感情が揺れ動くものかと不思議でならなかったし、己の感情を自分自身でコントロール出来ない幼稚さと、「テメェの機嫌も人マカセ」という「他力本願」なオトナが哀れに感じるのと同時に、彼らに対しての強烈な嫌悪感を抱き、自分は絶対にそうはなりたくないと思った。

その思いが変わることなく、また「興味の中心は常に"自分自身"」という、しょうもない性格を引きずったまま大きくなったためか、今でもあまりスポーツ観戦には興味がわかないし(ときどき球場でビール飲みながらボケーッと試合を見るのは好き)、自分の実力というよりは「他人の勝ち負け」で、利益や感情が左右される競馬や競艇といったギャンブルの類いにもまったく興味が持てない。

記:2000/09/22

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