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スホーイ Su-22M-4 フィッターK(Dragon)制作記

スホーイ Su-22M-4 フィッターK(Dragon)制作記

フィッターK

DragonのフィッターKを作ってみます。

フィッターは、前々から気になっていたロシア(ソ連)の戦闘機の一つなんですよね。

新谷かおるの名作『エリア88』には、アスラン王国の反政府軍の主力機でもあるフィッシュベッド(Mig-21)が様々な場面で登場しましたが、私、けっこうフィッシュベッドが好きなんですよ。
そのフィッシュベッドを可変翼機にしかのようなフィッターが、1981年頃からすごく気になっていました。

もちろん、ひとくちに「フィッター」といっても、「フィッターA」から「フィッターK」まで様々なタイプがあります。

私が気になっていた機体は、可変翼バージョンのフィッターです。
地中海に面したリビアの湾、シドラ湾は、リビア側とアメリカの領海の解釈、主張に関しては異なるところがあり、緊張感の絶えないエリアではありますが、この「シドラ湾事件」で一気に有名になった機体ですね。

「シドラ湾事件」は、1981年と89年に同じような戦闘が起きていますが、フィッターが登場するのは、81年のほう。
89年の「シドラ湾事件」は、リビア空軍のMig-23MS(フロッガー)が2機撃墜されていますが、81年の「シドラ湾事件」では、2機のフィッターが撃墜されています。

いずれも、ロシア(ソ連)製のリビア空軍機を撃墜したのは、アメリカの第41戦闘攻撃飛行隊所属の艦載機トム・キャット(F-14)。

81年も89年も、2機のリビア空軍機を2機のトムキャットがミサイルで撃墜しています。

この「シドラ湾事件」は、ミリタリーマニアの間では「可変翼戦闘機同士のバトル」として有名ですね。

リビア空軍ののフィッターは2機とも撃墜されてしまったんだけど、「なーんだ、やっぱり可変翼戦闘機はトムキャットのほうが強いじゃん」と思ったものです。

もちろん、リビア空軍のパイロットの練度の問題もあるし、そもそもベトナムをはじめとしてSu-22Mの運用は主に偵察が主目的で、空戦には不向きだったのではないかという指摘もありましたが、そういうことも含めて、なんだかフィッターという戦闘機に愛着が湧いている自分がいたわけです。

しかし、飛行機プラモが苦手な私が、いきなりチェコのセマー社の1/48スケールに手を出して自爆するのも勿体無いので、練習がてら、まずは1/144スケールのフィッターを作ってみようと思ったわけです。

パッケージの写真、これ東ドイツのバージョンかな?
カラフルですね。

香港のプラモメーカー、ドラゴン・モデルズの初期の1/144シリーズで、1990年から20年間、国内の模型メーカー、ハセガワが輸入代理店として国内で販売していたものです。

パッケージ裏。

組み立て図が印刷されており、これを見る限りにおいては、少ないパーツであっさりと作れそうに見えますが、じつはそうでもなかったんですね(後述)。

箱からビニールにはいったパーツを取り出します。

ランナーは2枚。
サクッと作れそうですが、やっぱり1/144スケールは部品が細かいのぉ。

組み立て

で、サクッと組み立て完了。

作業中に破損する恐れがあるので、このフィッターのチャームポイントの一つでもある異常に長いピトー管はまだ取り付けていません。

というか、ピトー管のパーツ、折れそうなほどに細いし、本体にもピトー管を取り付けるべき穴や、ガイド的な造型がないので、「ピトー管がない機体」ってことにしちゃおうかな?

いやいや、そんなんあり得んでしょう?

たしかに「あり得ん」のですが、オレ様が作っているプラモは「オレ軍隊」の一員なので、「オレ軍」においては、そのような欠陥機も戦力とみなします(笑)。

……というふうに思い込まねば、とてもじゃないけどプラモにおける「粗製乱造斉」にはなれんぞ!ってことで。

で、裏側。

着陸状態ではなく飛行している状態にします。

なぜなら、脚部のパーツが細かく、しかも脆そうなので、なにかの拍子にボキッと折れてしまいそうなのが怖いので。

なので、着陸脚を収納して蓋をした状態にしました。
しかし、着陸脚のカバーのパーツ、けっこう厚みがあって蓋をすればしたでなんだか違和感があります。

厚いところは削れば良いだけの話なんでしょうけど、それも面倒なので、そのまま接着しちゃいました。

羽を広げた状態。

なんとなく、米空軍の戦闘爆撃機F-111を彷彿とさせるルックスですね。

羽を閉じた(後退)させた状態。

ずいぶん雰囲気が変わりますね。

とりあえず、この状態で塗装モードに移行しちゃいます。

塗装

塗料の食いつきを良くするために、サフを吹きました。

最初にマホガニーを吹いて、次に黒をランダムに。

通常、サーフェイサーを吹き付ける意図って、本体の傷チェックなどが目的なことが多いのですが、私の場合は、その後塗り重ねる塗料の食いつきを良くする意図で使うことが多いです。

プライマー、あるいはミッチャクロン的な使い方ですね。

で、乾いたら、タミヤアクリルカラーを筆塗り。

使用したグリーンはNATOグリーン。
よりによって敵対陣営のカラーを使うとは(苦笑)。

ま、「俺軍」の軍令部総長は「俺」なので、それもアリ。

水溶きアクリルで塗ると、よりマット感が強くなるのですが、まあいいや。

ちなみに、下面はダークシーグレーを筆塗りしています。

そして、デカール貼り。

ずいぶんとカラフルになりました。

しかし、機体のマット感とデカールのつやつや感のギャップが激しい。

そこで、水性つや消しトップコートのプレミアムを吹き付けました。

曇り空、高温多湿の空の下、ベランダでプシューっと。

そうすると、なんと……。

白濁!

あちゃ~、80回くらいよく振ってから、少し距離を離して、べちゃっとかからないように気をつけたのですが、乾いたら、白いのがガビガビと。

こりゃいかん。

クレオスの水性ホビーカラー用の溶剤をマクドナルドのキッチンペーパーにふくませ、軽くこすって白ガビガビを取っているところです。

少量の溶剤でも、軽く丁寧に何度も拭き拭きすれば、けっこう白濁が消えてくれます。

完成

「白濁騒動」がひと段落したら、スミ入れ作業です。

Mr.ウェザリングカラーのステインブラウンを薄めて全体に塗り、乾かないうちに、うすめ液をふくんだ平筆で拭き取りました。

そして乾いたら、NATOグリーンに少量のフラットイエローを混ぜた色でドライブラシ、裏面はダークシーグレーに微量のイエローを混ぜた色でドライブラシをして完成!

裏面。

結局、ピトー管は取り付けませんでした。

ピトー管のパーツが、ミサイルのパーツと同じくらい太いんですよ。

ま、削れば良いだけの話なんですが、そこまでの根気ないし、取り付け位置もよくわからないので、「無しでいいや!」ということに。

ピトー管の無いフィッターなんて、クリープを入れないコーヒーのようなものなのかもしれませんが、まあ、脳内設定では「オレ軍の飛行機」なので、オレ軍のフィッターは、スピードを計測する必要なし!ということで。

上から見るとフロッガー、横から見るとフィッシュベッド。
見る角度によってイメージがかわる面白い機体なので、作っていて面白かったです。

ただ、Mr.ウェザリングカラー、かなり薄めたつもりだったんですが、それでも、茶色っぽく小汚い印象になってしまいました。反省。

記:2019/08/04

YouTube

動画でもフィッターについて語っています。

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