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ゴーン・トゥ・アース/デイヴィッド・シルヴィアン

ゴーン・トゥ・アース/デイヴィッド・シルヴィアン

Gone to EarthGone to Earth

ダラダラ・ウネウネの快感

デヴィッド・シルヴィアンは、ホント、声そのもので勝負できちゃう人だと思う。

一時期、リアルタイムで、かなぁりハマりました。

だから、時折、そう、年に1回ぐらいかな、無性にシルヴィアン漬けになりたくなることってあるんだよね。

今日がまさにそのタイミング。

もちろん、『ブリリアント・トゥリーズ』もいいんだけどさ、その次の作品の『遥かなる大地へ(ゴーン・トゥ・アース)』も好き。

これをウォークマンで聴きながら、新宿や渋谷の雑踏を歩いていた暗い高校生だったのさ、私は(笑)。

曲によってはパンチの効いた躍動感のある曲もある『ブリリアント~』に比べると、こちらはひたすら耽美的、スタティック。

発売当時は、何の雑誌か忘れたけれどもレコ評で、「だらだらした音楽とウネウネしたヴォーカルが延々と続く」といったことが書かれていたけど、だから、いいんじゃないの! きっとシルヴィアンのこと、あんまり好きじゃない人が書いたんだろうな、と思ったものです。

その、ダラダラ・ウネウネの快感が《ビフォー・ザ・ブルファイト》で、たっぷりと味わえます。

まったりとしながらも、前向きな「陽」の波動を放射している《ウェイヴ》も大好きだった。

今は亡き六本木の「Wave」は、この曲からとったに違いないと当時の私は思っておりました。
もしかしたら、ボサノヴァの《ウェイヴ》からだったのかな?

ま、ボサノヴァの《ウェイヴ》も私は大好きだが。

ま、それはいいとして、この耽美的なアルバムを聴いていると、丁寧に油絵の具を溶いて、丹念に色を塗り重ねてゆく画家の孤独な作業を垣間見ているような気がする。

時間と空気がキャンバス。

そこに、丹念に暖かい音を遠近感をつけながら塗り重ねてゆくシルヴィアンは、確実に画家だ。

レコードでは、2枚組の大作だったが、後に発売されたCDは、収録時間の関係で数曲カットされていたのが非常に残念だった。

今出ているCDは全曲収録されているのかな?

ちなみに、ギターはロバート・フィリップが参加してます。

秋に聴こう!

album data

GONE TO EARTH (Virgin)
– David Sylvian

1. Taking the Veil
2. Laughter and Forgetting
3. Before the Bullfight
4. Gone to Earth
5. Wave
6. River Man
7. Silver Moon
8. The Healing Place
9. Answered Prayers
10. Where the Railroad Meets the Sea
11. The Wooden Cross
12. Home
13. Upon This Earth

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