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ジャズと映画とプラモの日々:高野雲

睡眠は脳のデフラグなのだ

   

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PCと脳のパフォーマンス

パソコンで仕事(作業)をしていると、ついつい気がつくと、いつの間にやらブラウザのタブが増えている。

iTunesの音楽は再生しっぱなし。

デスクトップはファイルだらけ。
エクセルやワードを開きっぱなしで、別なアプリケーションを開いて作業をしている。

こういうことが積もり積もると、どんどんパソコンのパフォーマンスが落ちてくることは、皆さん周知の事実だと思います。

PCの動きが遅くなったり、フリーズの回数が増えてくると、その対処法としてデスクトップのファイルをフォルダ分けして整理をして、できるだけデスクトップに表示しないようにしたり、デフラグをかけたり、不要ファイルを削除したり、パソコンを再起動させると、いくぶんか軽くなりますよね。
これも皆さん周知の事実だと思います。

さて、人間の睡眠も、パソコンでいえば再起動のようなものだと思います。

起きていると、どんどん頭や身体の中に情報が溜まり、それに伴い疲労も溜まり、気合いや根性で起きていたところで、パフォーマンスは落ちる一方です。

特に夜。

頑張っているつもりでも、時間をかけたわりにはロクに進んでいないことが多いです。

そういうときは、脳をリセット、つまりは睡眠。

1時間半でも3時間でもいいから、我慢して同じ時間起きているよりは、はるかに目覚めた後のパフォーマンスはアップしているはずです。

いわば、睡眠は脳のデフラグのようなものでもあり、眠っている間は脳の中にゴチャゴチャと放り込まれた情報を、整理してくれる働きもあるんですよね。

たしかに寝ずに頑張ったほうが、自分の心にも「こんなに頑張ってるんだから」と言い訳することは出来るのですが、クオリティを求めるとするならば、頑張った「過程」よりも、頑張ろうが頑張るまいが「良い結果」を出すほうが良いに越したことはありません。

だから、行き詰ってるかなと思ったときは、迷わず睡眠、迷わず仮眠!なのです。

あの編集長も徹夜をしていなかった

メディアに携わる仕事をしている人、特に編集者のような職業の人は、徹夜が当たり前だと思っている人が多いと思います。

かくいう私自身、仕事の段取りがヘタくそだったのか、徹夜の多い編集者でした。

しかし、以前、故・岩浪洋三さんとラジオ番組にゲスト出演をした際、岩浪さんは雑誌の元編集長でありながらも「僕は徹夜をしたことがない」、「どんな時でも、必ず家に帰っていた」と仰ってました。

なるほど、マイペースで飄々とされていた岩浪さんらしい発言だと思ったと同時に、やっぱり寝るのって大事なよなぁ、と思った次第。

あ、これって以前も記事に書いたことあったな。

関連記事:短眠幻想

私なんて編集者時代は、無理して帰らないでガムシャラに頑張っていたことも多かったのですが、それでいい仕事が出来ていたのかと今から振り返ると、疑問符が付くことが多いです。

岩浪氏のように、いったん仕事を切り上げて帰宅し睡眠を取って脳をリフレッシュ、そのかわりに翌日は早起きをして仕事の続きを再開したほうが良い仕事内容になっていたのかもしれません。

つまり、パソコンでいえば再起動をしてから作業再開ということですね。

PCも仕事も、いったん作業を中断して再起動をかけたほうが効率もパフォーマンスも結果も上がるのかもしれません。

もっとも、分かってはいても、なかなか切り上げられないんですけどね。

「短眠」に挫折しまくり

私、眠るのが好きなんですよ。

なので、自分への言い訳のつもりで書いているところもあるのですが、そのぶん、睡眠時間を大量に確保したぶん、起きている時間は常に戦闘態勢でありたいとは思っています。

本当に寝るのが大好きで、寝ないと調子が出ない体質は小学生の頃からでして、そういう自分に嫌気がさして、酒井洋氏の『ナポレオン睡眠』や、藤本憲幸氏の『熟睡短眠』などの本を小学生の頃から貪るように読み漁って何度も実践してきたものです。

これらの本って、読んでいる間は、自分にも出来そうだと勇気が湧いてくるんですよね。
詠んでいる間だけは、ね。

しかし、いざ実践してみると結果は惨敗。

眠気をこらえてボーッとした状態を我慢するのは辛い。
勉強してもノートの上に何匹ものミミズが這い、本を読んでも、まったくページが進まない上に、内容が理解できない。

酒井氏の場合は、3時間睡眠でも平気な体質になるためには自律神経を慣らすためにも2~3ヶ月かかったそうですが、その間は、けっこう大変だったことが本にも書かれていました。

酒井氏は凄い。でも自分には無理だ。
自分の場合は、起きている時間の行動密度を上げたほうが良いんじゃないのかな?

そう考えるようになってからというものの、だいたい1日平均7~8時間の睡眠ペースをキープしながら現在に至っています。

記:2018/10/24

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