キラキラネーム〜「子どもの名前」は、親の「民度」をあぶり出す

   

子どもの将来<親の気分や自己主張

キラキラネーム(あるいはドキュンネーム)をつけられたお子さんたちに、心より同情を申し上げます。

たとえば。

夜の蝶と書いて「ネオン」ちゃんとか。

楽気とかいて「らっきー」くんとか。

ホント、あほぅな親につけられたキラキラネームは、子どもが困りますよね。

学校ではイジメに遭う可能性が高いばかりか、大人になっても困ることが多いのではないでしょうか?

つけた当の親たちは、それで「差別化」はかれたって満足なのかもしれませんが、子どものほうからしてみれば、たまったもんじゃないと思います。

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たとえば、先述した「夜蝶(ねおん)」という名前だって、これつけたのって、たぶん水商売系の母親なのかもしれませんが、あるいはキャバクラ大好きなお父さんかもしれませんが、いずれにしても、こんな名前つけられた女の子が、勉強できて、東大はいって、キャリア組として公官庁に勤めることになったらどうするんでしょう?

あと、銀行などのお堅い仕事の場合、絶対、頑固なお金持ちな有料顧客の担当にはまわされないでしょうね。

「担当代えてくれ」と言われる以前に、事前に職場では配慮されて担当には回されなさそう。

それ以前に、トラブルを避けるために最初から職場に採用されなさそう。

ほんの少し考えてみただけでも、将来は就職活動が大変そうなのに、名前をつける当の親たちは、このような簡単な少し先の未来もイメージできないほど、オツムが弱いんですかね?

子どもは無限の可能性を秘めているはずなのに、親が勝手にヘンな名前をつけて、子どもの活動エリアを有限なものにしている。

もし、そのようなキラキラネーム(ドキュンネーム)をつけられた子が、将来会社に就職して、営業職にまわされた場合、名前によっては、やっぱり恥ずかしい名前が印刷された名刺を取引先に差し出すのって、ものすごく気がひけますよね?

だから、平凡な名前を「通称」として使うと良い……というようなことが、ネットにネット上ではまことしやかに語られているようですが、実際は、法律のプロの先生の話しによると、

「合理的な理由がないのに『通称』を使うのは、トラブルを招くおそれがありますので、控えたほうがよいかと思います。」

とのことらしいです。

あとは、改名申請を出して、名前を変えちゃうとかね。

でも、改名申請して、もっとヘンな名前をつける人もいるかもしれませんね。

先日も、外国で、たしか、アルゼンチンだったか、ブラジルか、チリだったか忘れちゃいましたが、とにかく南米のどこかの国の女性教師が、

ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ

という名前の改名申請をしつこく何度も出したら通っちゃったという報道がありました。

アルファベット全部だから、私の名前は世の中のすべてが含まれている
というのが彼女の言い分のようですが、本当にそう考えているのだとしたら、相当おつむがテンテンだと思います。

アルファベットで発音できない言葉もあるし、そもそも、世界の言語のすべてがアルファベット表記じゃないでじゃないですか。

たった26文字で、すべてを包括していると考えること自体頭がおかしいというか、いかれているというか。

ま、「名は体を表す」と昔から言われていますからね。

今の世の中の、「名は親の民度をあぶりだす」と言い換えてもいいかもしれませんね。

記:2015/03/29

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