アフリケイン/アート・ブレイキー&ザ・ジャズメッセンジャーズ

   

ショーター初参加

いかにも「アフリカ!」なテイストがむんむん。

シマウマがジャケットの『アフリケイン』。

ジャズ・メッセンジャーズ、そしてブルーノートの隠れた名作です。

ポイントは2つ。

1つは、ウェイン・ショーター加入直後のレコーディングだということ。

つまり、ショーターにとっては、初のメッセンジャーズへの参加作品だということ。

(その翌日にショーターは、ヴィージェイ・レーベルに初リーダー作『イントロデューシング・ウェイン・ショーター』を吹き込んでいる。)

このアルバムの冒頭2曲はショーターのペンによるもので、新しく加入したグループへの意気込みが伝わってくるようだ。

そして、もう1つのポイントはコンガの参加。

しかも、叩いているのがトランペッターのディジー・リースだということ。

ま、イギリスを拠点に活躍していた彼ではあるけれども、出身はジャマイカなので、コンガもお手のものだったのでしょう。

彼が参加した2曲が、ブレイキーの豪快なドラミングとベストマッチ。

うねる、うねる!

記:2012/10/01

album data

AFRICAINE (Blue Note)
- Art Blakey & The Jazz Messangers

1.Africaine
2.Lester Left Town
3.Splendid
4.Haina
5.The Midget
6.Celine

Art Blakey (g)
Lee Morgan (tp)
Wayne Shorter (ts)
Walter Davis Jr. (p)
Jimmie Merritt (b)
Dizzy Reece (conga) #1,4

1959/11/10

 - ジャズ