リペント/チャールズ・ゲイル

   


Repent

ひたすら凄い

いやはや、これは凄い。
音も凄いけれども、23分の《リペント》、そして50分の《ジーザス・クライスト・アンド・スクリプテュア》の、たった2曲演奏を退屈させることなく、フリーフォームであらん限りのエネルギーをふりしぼって演奏するパワフルさと集中力が凄い!

先日行われた六本木ジャズフェス「JAZZ2.0」のオープニングトークで、ほんの一瞬だけど、この音源を流したが客席が引いていくのが分かった。
そりゃそうだ。
会場はオシャレなジャズクラブ「サテンドール」なんだから。インターバルのBGMはオスカー・ピーターソンの『プリーズ・リクエスト』なのだから。

最近、カマシ・ワシントンも来日したことだし、近頃はスピリチュアル・ジャズなるものがはやっているので、その源流(?)というとヘンですが、もしかしたら、もっと過激でパワフルなテナーサックス奏者に興味がある方にとっては、最適な音源ですよ~というくらいの認識だったんですけど……(と言い訳)。

なんとも『サテンドール』のムードには似合わない音源をかけてしまったと反省……。

とばいえ、アルバート・アイラーの『スピリチュアル・ユニティ』が好きな人にはオススメいたします。

記:2019/09/08

album data

REPENT (Knitting Factory)
- Charles Gayle

1.Repent
2.Jesus Christ And Scripture

Charles Gayle (ts)
Hilliard Greene (b) #1
F.Vattel Cherry (b) #2
David Pleasant (ds)

1992/01/13 #1
1992/03/02 #2

at the Knitting Factory

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