『モデルグラフィックス』2019年02 月号はフィルタリング特集だっ!

      2021/02/02


モデルグラフィックス 2019年 02 月号

なんとまた!フィルタリング特集

日本の模型雑誌、いろいろあります。

『ホビー・ジャパン(以下HJ誌)』も『モデルグラフィックス(以下MG誌)』も『モデルアート』も『スケール・アヴィエーション』も『アーマー・モデリング』も、正直、ぜーんぶ好きなんですが、キャラクターもの(ガンプラなど)を扱っているのは、『ホビー・ジャパン』と『モデルグラフィックス』の2誌ですね。

もちろん、HJ誌もMG誌も両方とも大好きなんですが、しいて言えば、最近はMG誌のほうに注目しています。

特集が毎号楽しみなんですよ。

先月号の「ゲルググ特集」のように、ちょいスベった感のある特集もありますが、


モデルグラフィックス 2019年 01月号

その前は「祝!! タミヤ1/35MMシリーズ50周年」だし(なんと、あの懐かしのモ子ちゃんとラビ君が表紙!)、


モデルグラフィックス 2018年 12月号

そして1年前は「スピット参上、スピット解決!」だし、


モデルグラフィックス 2018年 01月号

それこそ毎月何が飛び出してくるか分からないのですが、中にはそそる企画も多いのです。

もちろん、ボリューミーで当たり外れが毎月ほどんとないけれども、カタログ的かつフラットな作りのHJ誌に比べると(そこが安定感があって良いのですが)、毎号その企画の打ち出し方と、それに伴う表紙のデザインが楽しみだったりします。

そして今回は「フィルタリング特集」でしょ?

一瞬、なんて地味な企画を大胆に打ち出したんだ!と思いましたが、いやいや、フィルタリングって私の場合はフィルタリングの定義もきちんと把握しないで、ガンプラにMr.ウェザリングカラーをじゃぶじゃぶと塗りまくっていたので、ここらでキチンとお勉強をしようと思っていたところにこの特集ですから、大日本絵画さんは、私の心の中を読んでいたのか!って思いましたね。

いや、私のように考えているモデラーが多く、そういう需要があったからなんでしょうけれども。

それにしても、フィルタリングがメインの特集になるとは、いやはや、なんて素晴らしい!

今回のフィルタリング特集は、クレオスのMr.ウェザリングカラー(のフィルタ・リキッド)を中心に組まれていますが、私、全色持ってますよ。

それぐらい、ウェザリングカラーは大好き。
エナメル系塗料よりも匂わないし、エナメル塗料よりもさらに伸びが良くて使い勝手が良いし。

もっともフィルタリキッドの方は正直なところ、うまく使いこなせてないんですね……。

フィルタリキッドではない、ステインブラウンやマルチブラックは、プラ割れしにくいスミ入れ塗料として重宝はしているのですが。

また、ラストオレンジや油汚れ、グレイッシュブラウンやサンディウォッシュは泥汚れに使しています。

しかし、それ以外のカラーって、よく分からないまま使っていました。

ただ平筆でペタペタ塗って「おぉ、わりと色が変わった!」なんて言って喜んでいるレベルでしたので、まあ幼稚園児というか赤ちゃんというか。

そんな赤ちゃんな私も、今回はこの特集で勉強させていただきます!

ただ、私、使い方がよ~分からないんですが、やっぱりMr.ウェザリングカラーって好きなんですよね。正しい使い方をよく分からないまま、なんとはなしに使っているのですが、タミヤのウェザリングマスターより重宝しています。

もちろん、ウェザリングマスターもよく使っているのですが(特にオイルとアカサビは)、個人的には、「粉」、つまり「固体」のウェザリングマスターよりも、「液体」のMr.ウェザリングカラーのほうが自分の手と感性にフィットしているような気がするのです。

そういう時に、今回の特集ですから、なんたるタイミングの良さ。

西洋絵画の技法史とからめた模型におけるフィルタリングのコンセプトなども詳細に説明されており、なんて親切な特集なんだ!と感動しましたよ。

クレオスのウェザリングカラーを設計された方のインタビューも面白かったですし。

これをテーマに、もう少し作例を増やしたり加筆すれば、別冊ムックになるんじゃないかと思うほどの内容でした。

ダークメイガス!

この特集だけでも「買い」だったのですが、なんと、今回は、あの、松本州平先生が、久々に登場!

最近は『スケール・アヴィエーション』でしかお目にかかれませんでしたからね。

しかも、しかも、州平先生がお作りになられたのが、あの、クラウドファウンディングでキット化が実現したことでも有名な、「IV号人型重機(リーゼン・パンツァー・フォー)」ですからね!

ただでさえも、滅茶苦茶カッコ良いリーゼン・パンツァーを、かつては「改造しちゃあかん!」だった州兵先生が、手足を長く改造して重厚な塗装を施しているのだから、死ぬほどたまらん!

これは、参った。

カッコ良さに即死。

さらにさらに、州平先生、このリーゼン・パンツァーにお名前をつけられておりますよ。

その名も「ダーク・メイガス」(笑)。

マイルスかよ!!!!!


Dark Magus

このあまりの超絶な角度から攻められたショックで、笑死(笑)。

マイルスの『ダーク・メイガス』大好きな私からしてみれば、二重においしい記事でした。

たったの3ページでは勿体無さ過ぎる!

いやぁ、今回の『モデル・グラフィックス』は、ほんっとぉ~に凄いですね~!

記:2019/01/12

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