カフェモンマルトル

text:高野雲

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80デイズ/試写レポート

      2016/04/29

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80デイズ [DVD]80デイズ

『80days』の試写会に行ってきた。

始まる前のロビーで、40代の中肉中背のスーツ姿の2名が交わしている会話が自然と耳に入った。

「今年は、『珈琲時光』だよな」
「何それ?」
「あれ?おまえ観てないの?台湾の候孝賢監督の一青窈のやつだよ。一青窈、知ってるだろ?」
「ああ」
「候孝賢が、日本で撮影した映画だよ。」
「へぇ、一青窈って、あのハーフだろ?中国と日本の」
「ああ、でも小津安二郎生誕100周年でさ、舞台は日本なんだよ。候孝賢が東京の風景を、切り取りまくるんだよ、バシッ!とね」
「へぇ」
「やっぱ、あの切り取り方にググッとくるねぇ」

さすが映画関係者は分かってらっしゃる、と思いながら、聞き耳を立てていた私はニンマリしていた。
もっとも、いかにも玄人ウケしそうなテイストの映画なので、 玄人に受けなければ、悲惨といえば悲惨だが。

あ、そうだ。
『80days』ですね。

これ、ヴェルヌの「80日間世界一周」の新解釈版です。

ジャッキー・チェンや、知事になる直前のアーノルド・シュワルツェネッガーも出ているという豪華キャスティングですが、俳優の豪華さが映画の面白さには必ずしも比例しないという法則を実証してくれましたね。

正直、あまり面白くなかった。

楽しくも大掛かりなドタバタの数々も、人によって好き嫌いが分かれそう。

18世紀のレトロフューチャーなメカのデザインとテイストが売りのようだが、だとしたら、私だったらスチーム・ボーイのリアリティあふれる似非レトロメカのほうが、説得力あって好きだな。
良くも悪くも、大掛かりかつ大味な作品ではありました。

movie data

製作年 : 2004年
製作国 : アメリカ
監督:フランク・コラチ
出演:ジャッキー・チェン、スティーブ・クーガン、セシル・ド・フランス、ジム・ブロードベント、カレン・モク、ユエン・ブレムナー、ロブ・シュナイダー、オーエン・ウィルソン&ルーク・ウィルソン、キャシー・ベイツ、アーノルド・シュワルツェネッガー ほか

記:2004/09/07
 

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