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ジャズと映画と本の日々:高野雲

『キャプテン』試写会記

      2016/05/29

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キャプテン [DVD]キャプテン

夏に公開される『キャプテン』の映画の試写会に行ってきました。

昔、アニメ化されたときに、コミックを全巻、妹の友達から借りて夢中になって読みました。

ついでに『プレイボール』も読破しましたが、やっぱり個人的には『キャプテン』のほうが思いいれが強いかな。

いいマンガだと思います。

イチローも新庄も『キャプテン』が野球選手になる大きなキッカケだったそうで、この作品の影響力ははかりしれないものがありますね。

映画の宣伝の謳い文句に、「魔球もなければ、天才も登場しない」とありますが、まさにそのとおり!

地味で徹底的にストイックで、友情・努力・勝利な中学野球のマンガなのであります。

映画では、原作には登場しない女性の顧問の先生(小林麻央)や、新聞部の女の子が登場して、多少女性の要素が増えていますが、基本的にはほぼ原作通りの内容。

やっぱり、主人公・谷口くんや、墨谷二中ナインの努力する姿は、映像で見ても目頭が熱くなってきました。

ただ、それは「映画の力」というよりは、やっぱり、これは原作の持つ力が大きいと思う。

映画の少年たちの描き方で感動するというよりも、やっぱりこれは、ちばあきおの設定したストーリーフォーマット、骨太でブレない設定のお陰が強いような気がしてなりません。

もっとも、映画そのものがつまらなかったというわけでは決してなく、90分間、じゅうぶん楽しませてもらいました。

しかし、強いて言うならば、なのですが、描きようによっては、もっともっと感動的な作品に昇華できたんじゃないかと思うと多少残念ではあります。

もし、原作に忠実に描写することによって、小ぶりで無難な内容に落ち着いてしまったとなれば、それは違うと思います。

具体的にいうと、試合のシーンが、いまひとつ迫力不足だった。

原作の精神に則って、リアリズムに徹したんだ、とわれればそれまでですが、せっかくの映画というフォーマットなんだから、もうちょっと演出上の工夫次第で迫力を出せたような気がしなくもありません。

とはいえ、原作同様、爽やかな気持ちにさせてくれた映画だったことには違いなく、昔『キャプテン』で熱くなったお父さんと、『キャプテン』を知らない息子と二人で映画館に行けば、その日のお風呂や夕飯では、父子で熱く語り合える作品だと思います。

私も息子を連れて観に行こうかなと思いました。

じつは、息子が3歳のときに、「努力の大切さ」を教えるために、すでにアニメ版で全話を見せてはいるんですが、覚えているかな?

息子が好きな漫画家の人に漫☆画太郎がいるのですが、彼の作品の『地獄甲子園』のほうがイイだなんて言われたらどうしよう(笑)。

ま、これはこれで、まったく別の意味で、素晴らしい漫画だとは思いますが……。

▼私に「努力」の大切さ、尊さを教えてくれたコミックです。

努力の大切さは学びましたが、いまだに私は努力することが嫌いです……(涙)
人の努力する姿を見るのは好きなんだけどね(笑)

記:2007/06/20

 - 映画 ドラマ

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