カフェモンマルトル

text:高野雲

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本田翼の表情が明るくなってきた/『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』

      2017/04/18

tsubasa_honda

本田翼が変化してきている

以前、本田翼がブスッとしている表情、そして立ち居振る舞いがリアルであるという記事を書きました。

>>本田翼のブスッとくたびれた表情が妙にリアル

しかし、ドラマ『校閲ガール』も回を重ねるにつれ、少しずつ本田翼の表情がほぐれてきて、明るくなってきていますね。

これは、少しずつ自分を見つけ、自信をつけてきたことの表れでしょう。
もちろん、少しずつ編集部で自分の仕事を評価されてきたこともあるのでしょうが、その陰には何事にも前向きでエネルギッシュな主人公・高野悦子(石原さとみ)の存在があることは言うまでもありません。



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仕事がうまくいきはじめてきた

設定上での本田翼は、ファッション誌『Lassy』の編集者でありながらも、「読モ(読者モデル)上がり」の編集者ということで、編集部内、特に編集長からは、あまり評価されていませんでした。
「今のあなたはくだらない」と辛辣なことも言われています。

もちろん、編集長としても、彼女のことを疎ましいと思って「くだらない」と言ったわけではなく、そろそろ編集者として一皮剥けなさいという叱咤激励の意味で発した言葉ではあるのですが。

そして、本田翼自身もそのことを重々承知していました。
承知していたからこそ、仕事に忙殺され、仕事をしていることの意義を見出せずに、日々目の前の仕事に振り回され、さらには不倫相手とのすれ違いの連続で、疲れ、擦り切れている自分自身を自覚していたのでしょう。

しかし、スタイリストのフロイライン登紀子(川原亜矢子)に、仕事ぶりを最終的には評価され(最初は余計なことをするなと叱られていた)、さらに自分が推した折原幸人(菅田将暉)が「ラッシー専属モデル」となり、恋愛小説家・桜川 葵(伊藤かずえ)の新作と『Lassy』のコラボ記事に成功するなど、少しずつ仕事面も充実してくるなど、次第に編集者である自分自身の役割、ポジションを自覚してきているようで、それが表情の変化となって現れてきたのでしょう。

変化の設計図

ま、個人的には、お疲れ気味の本田翼の表情と演技がリアルで面白いと思っていたのですが、高野悦子効果を間接的に上手に彼女の心情を変化させるという演出なのでしょう。

最初は「疲れ気味・不機嫌」
⇒河野悦子の登場で少しずつ変化
⇒明るい表情に変化

8~9週間かけて、少しずつほぐれてゆく本田翼の変化の演出はなかなかだと思った次第であります。

それにしても、あらまぁ、来週でもう最終回なのね。

記:2016/12/01

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