カフェモンマルトル

ジャズと映画と本の日々:高野雲

いかレスラー/試写レポート

      2016/04/28

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ika

「あまり難しいこと考えずに、観てくださいね」

名物配給会社の担当女性が、試写室に入る前の私に資料を手渡しながら、こう言った。

はい、分かりました。難しいこと考えずに観ます。
はい、観ました。というよりも、難しいこと考えながら観れませんって、この映画(笑)。

難しいこと言わずに、パンフレット巻頭のコピーの言葉を借りて一言で言っちゃうと、、いか、たこ、シャコの壮絶なシーフード・バトル・ロワイヤルな話(笑)。

とはいえ、“壮絶なシーフード・バトル・ロワイヤル”という言葉から、リング上での墨吐き合戦を連想し、真っ白なリングが真っ黒に染まってゆく様をイメージしてしまった私はイカ墨パスタの喰い過ぎか。残念ながら、一瞬の“墨吹き”はあるものの、ザ・グレート・カブキの毒霧ばりな墨吐きパフォーマンスは見られなかった。
プロレスというよりは、あくまで着ぐるみアクションのバカバカしさと、突拍子もな設定のインパクトで楽しむ映画ではある。

インドの山奥で修行したのはレインボーマンだが、今や修行のトレンドはインドではなく、パキスタンのフンザなのか!?

たこレスラーの敗因は脚の足りなさなのか?

新人・石田香奈のクサい演技は、チラシの「いか臭くてごめんよ」のクサさに引っ掛けているのか?

最強の敵・シャコボクサー。
シャコボクサー衝撃の登場は、まるで伊勢丹前でアントニオ猪木夫妻を襲撃したタイガー・ジェット・シンだ。

しかし、なんというか、腰砕けなシーフードなオチは、解説者の言葉を借りると謎のバミューダ・トライアングル、なるほど。滅茶苦茶言い得て妙だぞ。で、で、ほぇ~、最後はイカの赤ちゃんだぁ。あぁバカバカし面白かったぁ。以上。

観た日:2004/05/27

製作年 : 2004年
製作国 : 日本
監督 : 河崎 実
出演 : 西村 修、AKIRA、石田香奈、テリー伊藤、なべやかん、南部虎弾、高山善廣、白石美帆、船越英一郎 ほか
配給・宣伝 : ファントム・フィルム
公開 : 2004/07/17より

記:2004/07/17

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