高畑充希「問題のあるレストラン」でも鬱陶しいほどのキャラ立ち

      2017/05/30

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PLAY LISTPLAY LIST/高畑充希

書道ガールズ

私が最初に高畑充希を知ったのは、成海璃子主演の映画『書道ガールズ』でした。

もっと前から出演作は見ていたとは思うのですが、彼女の存在を強く認識したのは、この映画が最初でしたね。

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この映画は、愛媛県の和紙の産地が日本一の地方都市の高校が舞台です。
そこで繰り広げられる青春ドラマといった感じの内容でした。

主役の成海璃子の性格は、同時期に公開されていた『武士道シックスティーン』とかぶるところがありましたね。

もっとも、『武士道シックスティーン』のように「うっせー、黙れ!」というような男言葉を使うような荒っぽさはなく、しかし『武士道〜』では剣道にストイックな少女の役を演じていたように、『書道ガールズ』でも、書道に対してストイックな役というところでは似てるかな、と思ったんですね。

で、このストイックな成美璃子を彩っていた一人が、山下リオ。

そういえば、彼女も『武士道シックスティーン』に出演していたな。

そして、もう一人が、好永清美役を演じていた高畑充希でした。



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昔からキャラが立っていた

当時の高畑充希はショートカット。

メガネをかけて、なんだか髪の短い『Dr.スランプ』のアラレちゃん的な風貌。
そして、愛くるしい書道部のムードメーカーという役でした。

舞台は不況の押し寄せる「日本一の紙の町」愛媛県四国中央市。

父親が経営する文房具店も、不況の影響で閉店せざるを得なくなり、たしか広島の高校に転校してしまう役でした。

正直、この頃から、彼女のキャラは、言い方悪いけど、鬱陶しいほどに「立って」いましたね。

もちろん、そういう役柄なのだから仕方ないけど。

新しく赴任してきた書道部の先生のパフォーマンスに単純なほどに感化されて、「エイ!」「ヤー!」とウルさい、ウルさい。

さらに、肝心な書道のパフォーマンスでもドジってしまったりと、なんというか、明るく元気なんだけど、ちょっと鬱陶しくて、それでいてドジっ子。

そういう印象でした。

しかし、彼女の「元気な鬱陶しさ」があったからこそ、主演の成海璃子の存在が際立っていたことは言うまでもありません。

一般人代表のスポークスマン的な役どころを背負っていたからこそ、主役や教師のキャラの特異さを際立たせることに成功していたのです。

それからは、少しずつ色々なドラマや映画に出演し、昨年の大河ドラマ『軍師官兵衛』や、映画『アオハライド』や『バンクーバーの朝日』で、少しずつ知名度があがってきたかな?という感じです。

「イラッ!」とさせる存在感

そして、今年はドラマの『問題のあるレストラン』。
ここでの彼女も、鬱陶しいほどキャラ立ちしていますね。

役どころ的にも、書道ガールズと同じく、一般人代表のスポークスマン的な役どころ、なのかもしれません。

つまり、普通の「今どき」な感覚を持つOL。

ちょっと性格はおしゃべりかもしれないけれども、彼女の言動が、「今どき」の20代前半の女子の価値観、行動様式を代弁しているようでもある。

だからこそ、「ライクダイニングサービス」のセクハラおっさん達のダメっぷりが浮き彫りになり、また、真木よう子が立ち上げた「ビストロ フー」に集う「ポンコツ女」たちの、それぞれのキャラも際立つ、いわば、ああ見えても存在的には「ゼロメートル地点」の役どころなのかもしれません。

見た感じは、『書道ガールズ』のような露骨なドジっ子という雰囲気ではありませんが、基本、頑張っているわりには、それが裏目にばかり出てしまうタイプという点では共通しているかもしれませんね。

なにしろ、二階堂ふみから顔にケーキをグチャッ!とされるは、思いを寄せる東出昌大からは「お前最低だな」と言われるは、自分と付き合っていると勘違いしているイタいオトコの愛の告白&演出に対しては「気持ち悪い」といって殴られたりと、踏んだり蹴ったりなんですね。

過去にもジブリの森でデートしたときも、当時の彼氏に殴られて巨神兵のオブジェに頭をぶつけて、その部分がハゲになっていたりと、なかなか可愛そうではあるんですが、「ああいう性格だから自業自得だよ」と思わせてしまうところもある。

しかし、小さい頃は、緑色のセーラージュピターの役ばかりになってしまうという、どちらかというと主役タイプの子ではないにもかかわらず、無理して頑張って、オトコからオゴられることが自分の女子力を換算する手段だと思い込んでいるあたりは、きっと小さい時に地味な子だった反動なのかもしれません。

で、結果的に人を「イラッ!」とさせる女子になってしまったという役どころなんでしょうが、その「イラッ」とさせる鬱陶しさ加減は、彼女独自のテイストでしょうし、こういう役をさせれば高畑充希の独壇場といったところなのでしょう。

なんというか、石原さとみを目指しているんだけど、なりきれないザンネン感が漂うOLというか? そういう微妙な役どころを上手に演じる高畑充希に今後も注目したいと思います。

記:2015/02/14

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