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ジャズと映画と本の日々:高野雲

アマング・ザ・リヴィング/アンスラックス

      2017/12/04

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Among The Living

最初の2曲ですでに殺られてる

アンスラックスの3枚目。
発売当時は、「ヤッばいなぁ~」なんて、顔をひきつらせたニヤニヤ笑いを浮かべながら聴いていたものです。

1曲目の曲調とスピードの変化にはいつもハラハラドキドキ。
そして、♪ザッザッザッザッ……のスコット・イアンの重たい刻みに血液の温度が急上昇。

2曲目のイントロの棘のあるベースの8分刻みにゾクリ。
などなど、冒頭から「ツカミ」は抜群。



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非メロディアスなヴォーカル

私の好みだけれども、垂直に切り込んでいくようなリフにのっかるのは、リズムにウネリを加えるような非メロディアスな歌のほうが好き。

たとえば、メタリカだと『ライド・ザ・ライトニング』の《ファイト・ファイヤ・ウィズ・ファイヤー》のように、ヴォーカルは唄うというよりは、シャウトするって感じのほうが、ゾクッと背筋に冷たいものが走り、「きたぁ~!!!」となるんですね。

この『アマング・ザ・リヴィング』には《インディアンズ》のようにメロディアスな曲もあるけれども(じつはこのアルバムでは一番好きではないナンバー)、ほとんどの曲は、少なくともサビ以外の箇所は、ラップとはまた違った非メロディアスな要素が強いので、それもお気に入りな点の一つ。

非メロディアスなギター

くわえて、私、ダン・スピッツのギターもかなり好きなんですよ。

彼のノイジーで音階が一瞬倒錯しそうな非メロディアスなプレイ。

日本だと坂本龍一の『未来派野郎』に参加していた頃の鈴木賢司の「暴れノイジーギター」に近い感じもあるけれども、ヌルっとした鈴木賢司のギターに対し、ダン・スピッツのギターは、もうちょいドライ。

まさに、この時期のアンスラックスの「気分」を象徴するかのようです。
リードギターが彼じゃなければ、ずいぶんこのアルバムの雰囲気も変わっていたでしょうね。

縦ノリ迷惑野郎

メタリカも好きでよく聴いていたけれど、アンスラックスの『アマング・ザ・リヴィング』も、それに負けず劣らずよく電車の中で聴いてましたね。
自然に頭が縦に揺れてくるんだよね。
で、きっとイヤフォンからはシャリシャリと音が漏れていたんだろうな。
迷惑なヤツだったに違いない。
当時、同じ車両に同乗していた皆さん、ゴメンナサイ。

それにしても、いやはや、大変なアルバムをアンスラックスは残してくれたものです。

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