カフェモンマルトル

text:高野雲

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ベース初心者 最初はどんなベースから始めるべき?

      2017/05/30

bass

ベース、どれを買う? 何がいい?

結論から言ってしまえば、気に入ったものなら何を使ってもよい。

たかだか道具だ。

重要なのは何を伝えたいか、何を表現したいかだ。

とはいえ、スタイルや表現したいものの内容いかんによっては、やはり楽器の選択には心を砕いたほうが良い。

コピーに重点を置くのであれば、一番手っ取り早いのが、そのバンドのベーシストを同じものを使うこと。

だからといって、ミュージシャンと同じ楽器を使えば即、同じ音色を得られるというわけでもないが……。

余裕があれば、出来るだけ高価なものを買う。

それは、以下の理由による。



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1、コントロールが容易。

一般に安価な楽器よりも、値段の張る楽器の方が弾きやすいことが多い。
良い音がするものが多い(もちろん安価な楽器でも、運良く「アタリ」を手にすることもあるが…)。

2、音が良い。

ハズレも中にはあるが、安価なものよりは音が良い可能性は、値段に比例して当然高くなる。
もちろん「良い音」といっても、一概に言えるものではないが、ライブでPAを通したときのサウンドの安定感や、アンプを通して音を鳴らしたときの「音の通り」など、「かゆいところの差」は、断然安価なものよりも高価なベースのほうが安定している確率が高い。

3、パーツの作りがしっかりしている。

良い楽器は振動するパーツと振動していないパーツの区別がハッキリしている。このような楽器は、音の立ち上がりや、音色そのものが良い。つまり、安っぽいパーツにお金がかけられている楽器ほど、良い音が出る可能性が高くなるというわけ。

4、勿体無いという気持ちが芽生える。

身銭をより多く切った方が、精神的エンゲル係数も増し、元を取るために毎日触れる。毎日触れれば上達する。毎日触れれば音色も良くなる。
触れること、弾くことが最大の手入れでもある。
そして、毎日触れていれば、手遅れになる前に異常を発見できる。

5、メインテナンスをマメにするようになる。

何しろ高いので、壊れたら一大事だ。少しの異常に気が付けば、すぐにリペアマンにメンテを委ねる癖がつく。
安い楽器だと中々修理やリペアに出さない。優先順位を後回しにしがちになる。いよいよガタがきてオーバーホールを依頼すると、もしかしたら楽器本体よりも高い値段の請求が来る可能性もあるからだ。

大切なことは、短時間でも良いから毎日ベースに触る機会を持つこと。

よって、毎日触れたくなる楽器に巡り合えれば幸せだ。

ついつい手が伸びてしまうほど楽器に対しての愛着が芽生えれば最高だ。

当然のことながら、弾けば弾いただけ上達の可能性はあるわけだし、弾き込めば弾き込んだ分だけ、楽器も演奏者の期待に応えてくれる。

一台目のベースは、ジャズベースタイプやプレシジョンタイプのようなオーソドックスなタイプの方が良い。

変型ベースは弾きにくい上に演奏フォームにヘンなクセがつく可能性がある。

音色にもヘンなクセがある可能性もあるので、自分の中での「音の基準」がなかなか確立しにくい。

また、ボディの色だが、個人的な好みも大きいが、派手な色は最初のインパクトとは裏腹に飽きがくるのも早いと思う。

末長くつきあおうと思うのなら、木目の見えるボディやオーソドックスなサンバーストなどの塗装の方が、飽きがこないと思う。

もっとも、これに関しては個人的な好みも大きいが。

最後にベーシスト・子安フミ氏の言葉を引用しておこう。

「安物のベースを5本持つなら、良いものを1本持ってそれを一生使うんだと思って欲しい。」

記:2000/10/10(from「ベース馬鹿見参!」)

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