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ジャズと映画とプラモの日々:高野雲

クリムゾン・キングの宮殿/キング・クリムゾン

      2017/12/01

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クリムゾン・キングの宮殿

最初に聴いた時は笑ってしまった

最初に聴いたときは、思わず笑ってしまった。

クリムゾンファンのみなさん、怒らないでね。
決してバカにしたわけでも、可笑しかったわけでもないのです。

アンサンブルの一糸乱れなさっぷりの驚きに対しての、リアクションなのです。



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人間、笑う

人間、どうリアクションをとって良いのか、判断つきかねるシチューションに陥ったときは、泣くでも怒るでもなく、笑ってしまうのだそうです。

よく、探偵や刑事の後半で、思いもよらぬ人物が「犯人はアナタです」と指差されたときに、「あっはっはっはっは、どうして私が?」と高笑いしますが、それと同じようなものなのかもしれません。

犯人さんも、きっといきなりのことで、どうリアクションしてよいのか分からないでしょう。冷静に反論する余裕などないのでしょう。

笑いで感情をいったん爆発させといて、落ち着きを取り戻す。
で、「さすがだな、明智クン」とくる(笑)。

笑う=凄い

これは脳学者の加藤総夫も『アウト・オブ・ドルフィー(笑)』というタイトルの論評にも書いていることなんだけど、やっぱり、既知ではなく未知のタイプの音楽に接したときの正しいリアクションこそ“(笑)”のようですね。

要するに(笑)=「すんげぇ!」なのです。
文字だけじゃ伝わりませんが、要するに“口あんぐり”なのです。

《21世紀の精神異常者(スキッツォイド・マン)》のユニゾンの一糸乱れぬアンサンブルといったら、それこそ、「カッコいい」、「すんげぇ」という価値判断に脳が落ち着くまでに多少の時間かかってしまいまいした。だから、笑った。

ライナーを読むと、このアンサンブルを築き上げるまでに、地下で2年だか3年だか練習しまくったそうじゃないですか。

「地下で《精神異常者》を3年?」

うっ、ヤバイ。
またもや笑いがこぼれてきそうです。

album data

In The Court Of The Crimson King
- King Crimson

1.21世紀のスキッツォイド・マン(21st Century Schizoid Man including Mirrors)
2.風に語りて(I Talk To The Wind)
3.エピタフ(墓碑銘)(Epitaph including March For No Reason and Tomorrow And Tomorrow)
4.ムーンチャイルド(Moonchild including The Dream and The Illusion)
5.クリムゾン・キングの宮殿 (The Court of the Crimson King including The Return Of The Fire Witch and The Dance Of The Puppets)

Robert Fripp (g)
Michael Giles (ds,per,backing vocals)
Greg Lake (lead vocals,b)
Ian McDonald(sax,fl,cl,bcl,key,mellotron,harpsichord,p,org,vib,backing vocals)
Michael Giles (ds,per,backing vocal,organ)

リリース:1969年10月10日

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