カフェモンマルトル

ジャズと映画と本の日々:高野雲

フラット弦、ラウンド弦、深夜のベース教室セッション

      2016/03/25

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RotoSound RS77LD フラットワウンド ベース弦 × 2セットRotoSound RS77LD フラットワウンド ベース弦 × 2セット

昨日、ベースの弦を替えました。

エレクトリック・ベースのほうです。

最近はウッドベースばかり触っていたから、そろそろエレキも可愛がってあげなきゃな、と思ったのです。

エレキのケースの中には、だいぶ前に買った弦のセットが入っていることを思い出しました。

以前、何かの買い物をしたときに楽器屋さんがオマケにつけてくれたラウンド弦のセットです。

ラウンド弦は、まぁエレキベースで言えば、一般的な弦なのですが、じつは私、この弦が好みではありません。

音がギラギラしている、倍音を拾ってミャンミャン言う、指を弦上で移動させるとシュインシュインとウルサイ。

さらにゲージやブランドにもよりますが、一般的に音が明るい上に、弾いたときのテンションが柔らかいので、弾いているときの手ごたえがヤワヤワなのです。

だから、そんな私は、いつもフラット弦を使っています。

外見上の特徴は、ギザギザしているラウンド弦に対して、フラット弦はツルリンとした表面。

ウッドベースの弦のような表面です。

弾いたときの感触は、ラウンド弦とは随分違います。

テンションが高いので、軽めのラウンド弦に慣れた人がいきなり弾くと手首を傷めるかもしれません。

さらに、音色もかなりダークで、ギラギラした要素はありません。

マッタリ、モッコリと地面の下に沈んでゆくような重心の低い音です。

私は昔からフレットレスばかりを弾いていたということもあり、いつのまにかフラット弦に鳴れた身体になってしまっているのです。

しかし、昨日張り替えた弦は、ラウンド弦。

たまには、ラウンド弦でビヨンビヨン!と弾くのもいいかな?と思って張り替えてみたのです。

で、張り替えた後に弾いてみると、「うー、やっぱり音が軽い、軽すぎる」。

しかも、弦がしなるしなる。なんだぁ、この柔ヤワなテンションは!

ああ、弾きにくい、弾きにくい。

でも、せっかく貼ったばかりの弦を交換するのも勿体無いです。

しかも、フラット弦のストックがありません。

だから、このベースを担いで、深夜、近所の音楽バーに行ってきました。

なぜか、私がベースのポジションの話をしはじめたら、

店に残っていた人たちが店内のベースを手に取り、いっせいにベースの練習を開始し、さながら店内はベース教室のようになってしまいました。

このお店、店内に5本ぐらいベースがあるので、お客さん全員にベースが行き渡ったのです。

「先生!この指の型分からないんですけど!」

と質問されたりしながら、ベースの持ち方や運指の規則を私は教えるハメに。

飲み屋で何やってんだ俺?(笑)

ベース教室がひと段落したら、セッション。

ちょうど、熱心にベースの練習をしていた女性に開放弦の音を教え、開放弦だけで出来る進行を教えて、セッションをしました。

私はピアノ。

ベースの開放弦は、低い音から、E A D G です。

階名で言うと、ミラレソです。

だから、題して、深夜の“ミラレソ”セッション。

「ミラレソは、低いとこからの順番だよねぇ?」

ベースを弾いている女性が声をかけてきます。

「ハイ、そのとおりです。下のほうからミラレソ。そう、下から見られそう」

深夜の“見られそう”ブルースは際限なく続きます。

せっかく張り替えた柔らかめのラウンド弦も、ベース初心者の女性に弾かれて丁度良かったと思います。

フラット弦だと、初心者は弾くの、ちょっとツラいでしょうから。

そんなわけで、昨晩は、ベースの弦を有効に使えて良かったね、な夜でした。

んで、本日、お茶の水までベースの弦、いつものダダリオのフラット弦を買い求め、さきほど張り替えましたとさ。めでたし、めでたし。

記:2006/04/23(from「ベース馬鹿見参!」)

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