カフェモンマルトル

ジャズと映画とプラモの日々:高野雲

いやな予感/勝野慎子

      2016/04/25

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iyanayokan

高橋真琴の描くイラストのジャケットがインパクトの勝野慎子のシングル『いやな予感』。

一瞬、マーガレットの表紙かと思ってしまったよ。

この顔の周りを花だらけで覆われた少女は、まるで美内すずえや望月あきら風の少女マンガのヒロインばりに瞳がデカイ。

どっちかというと、女のコが大好きで「懐かしい!!!」って思うジャケットかもしれない。

でもでも男のコもきっと吸い込まれそうになるでしょう.....ひひひ。
と、本人もHPに書いている通り、男のコな私も吸い込まれてしまったですよ.....ひひひ。

この《いやな予感》の何が素晴らしいのかというと、ベースの音!

「ヴィヨ~ン、ヴァヨォーン」とフリケンシーをかけまくりのベースの音。しかも腰のある低音なので、滅茶苦茶気持ちが良い。

シンセベースの音なのだろうが、もしかしたら弦ベースにエフェクトをかけまくった音なのかもしれない。

大学の頃、音楽室で利用していたアンプでかなり近い音を出せた記憶がある。VCFというスイッチを引っ張り、思いっきりつまみを10ぐらいまでに回して、ちょっぱぁした時の音に割と似ている気もするからだ。

もっともこういう太くて腰の座った音なら、弦だろうが鍵盤だろうが関係ない。低音好きにはたまらないサウンドだ。

印象的なサビと、盛り上がるまでのちょっとした混沌感が、アレンジとしては面白いと思う。

特に1番が終わったあとの中盤の箇所。サラッと入るヴァイブや、エフェクトをかけたギターによる「てろれろれろれろ」といった効果音も面白い。また、さり気なく声にエフェクトをかけるところが、後に再登場するサビと良い対比を出している。

2曲目の《大人になること》もベースが良い。

イントロで聴くことの出来る、リバーブをかけまくったフレットレスベースのサウンドもなかなかグッド。

「春は柔らかくも残酷な季節」という歌詞とは相反する眩しいぐらいに明るい曲調が逆に悲しく胸をしめつけるこの曲は、OL歴2年目以上の女の子あたりからは共感を多く呼びそうな内容なのかもしれない。

ちょうど今の時期にピッタリのシチュエーションの歌だね。

この《いやな予感》は、ここのところちょっとしたマイ・ブームで、サルのように何度も繰り返し繰り返しかけまくっている日が続いている。何度続けて聴いても飽きない内容なのだ。

記:2001/04/08

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