カフェモンマルトル

text:高野雲

*

ブレッカーとブランフォード

      2017/05/20

Pocket

ny_bridge

ブランフォードもね!

おそらく、あと二ヶ月後に、
あれ? 三か月後かな?

とにもかくにも、たぶん、春になれば、某出版社から某師匠と私の共著が発売されると思うけど(もっともネームバリューの差からも師匠・著という打ち出し方になるとは思いますが……)
あ、ジャズの本ね、CD付きの。

この本の打ち合わせというか選曲で、もうだいぶ前になるけれども、日本橋のある鰻専門の料亭で酒を飲んでいたんですよ。

締めの親子丼のおいしい店だったなぁ、あとで領収書を切った編集者に値段を聴いたら、目玉が飛び出るほどの額で卒倒しそうだったけど……(笑)。

ま、それはともかくとして、師匠と、今回の本に関して、誰を取り上げようかという話を喧々諤々と、……いや、そんなことは一切なくて、

酒がまわって和気あいあいと、紹介するジャズマンのリストアップ作業をしていたんですよ。

ピアノだったら、ビル・エヴァンスは外せないねぇ、
あと、キースも入れないとねぇ、
コリアは? ハンコックはぁ?
みたいな感じで。

その選別作業の中で、ふと気づいた点。

テナーサックスを選ぶ段になって、師匠がブレッカーは絶対に入れてくれ、と言ってきたのね。

ま、それに関しては、まったく私は異論がないし、へぇ、師匠ってモブレイとかのやんわり和みハードバッパーだけではなく、ブレッカーも好きなんだぁと思いつつ、次に師匠は「ブランフォードもね!」

うん、もちろん、これにも異論ないし、むしろ、私としてはブレッカーよりもブランフォードのほうがグッとくるので、それはもちろん、そのとおり!ということで、候補者リストアップに入れた。

で、ラッパ奏者の選別では、「ウイントンは外せない!」うん、それももちろん異論ありませんが、そうそう、師匠、マルサリス兄弟好きなんだねぇ、それも、こちらが思った以上に、というのがそのときのジャズマン選別作業で感じたことの1つ。



sponsored link



ジャズの伝統・落語の伝統

言われてみれば、分かるような気がする。

伝統をふまえるジャズの名家、マルサリス家。
同じく、江戸時代、19世紀初頭から、9代目の現代にまで脈々と江戸噺家の系譜を受けつぐ師匠のお家柄。

意識的に、重ね合わせようとしているのかもしれないし、あるいは、無意識に相似なものを感じているのかもしれないよね、というのが、その場に居合わせた編集者の感想。

で、私もそのとおりかもしれないな、と思っております。

なので、その本で取り上げます、トリオ・ジーピー。
もしかしたら、他のアルバムにするかもしれないけど(笑)。

記:2008/01/21

追記

そして出来上がった本がこちら。

自分でいうのもヘンだけど、なかなか良い本だと思います。
(・∀・)b

記:2008/04/30

 - ジャズ ,

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。