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ジャズと映画とプラモの日々:高野雲

コルトレーン(インパルス盤)/ジョン・コルトレーン

      2017/12/08

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Coltrane

ギャリソン加入!

プレスティッジからも『コルトレーン』というタイトルのアルバムが出ているが、こちらの『コルトレーン』のほうは、インパルスレーベルから発売されたバージョンだ。

このアルバムのレコーディングから、コルトレーン・カルテットのベースはジミー・ギャリソンとなり、より強力なリズムが備わった。
プラス、あまり言及されることはないが、ギャリソンのベースの音色も、エルヴィン、およびコルトレーンのサウンドにはピタリとフィットしているところもポイント。

今までどおり、ピアノがマッコイ・タイナー、ドラムがエルヴィン・ジョーンズ。

いよいよ「黄金のカルテット」が始動する。

そして、コルトレーンと共に、上記3人のメンバーが数々の名演を残し、ジャズ史に大きな足跡を残すことになる。

このアルバムは、その初陣ともいえる第一弾だ。



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青黒き夢幻空間

躍動し、血湧き肉踊るリズム。

青黒いコルトレーンならではの宇宙空間。

印象的なジャケットも青黒いが、このジャケットを眺めながら耳を傾けていると、本当に演奏そのものも青黒い夢幻空間に感じてしまうから不思議だ。

よいきなり1曲目から14分の《アウト・オブ・ジス・ワールド》も、さながら中秋の名月を鑑賞しているうちに時間の経過を忘れてしまっているのと同じように、まったく演奏時間を長いとは感じない。

メンバー4人の呼吸が合致することによって生み出される求心力のある濃密な演奏は、すでに、後年の沸点に達する演奏の一歩手前の状態にまで達している。

この時点の彼らに必要だったのは、サウンドをさらに熟成させる時間、だけだった。

album data

COLTRANE (Impulse)
- John Coltrane

1.Out of This World
2.Soul Eyes
3.The Inch Worm
4.Tunji
5.Miles Mode

John Coltrane (ts,ss)
McCoy Tyner (p)
Jimmy Garrison (b)
Elvin Jones (ds)

1962/04/11
1962/06/19,20,29

 - ジャズ , ,

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