マイ・ソング/キース・ジャレット

      2017/05/20

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マイ・ソングMy Song

キース・ジャレットのアルバムとして聴いてもよし。

むしろ、ヤン・ガルバレクのアルバムとして聴いても、それはそれで納得な内容の1枚でもある。

それほど、ガルバレクの頑張りっぷりは素晴らしい。

表面的には、どちらかというと無表情を装いつつも、そのじつ、けっこう愛らしい旋律を次々と紡ぎだされている。

ガルバレクよりもキースのピアノに注目するのならば、《マンダラ》だろう。

一瞬、チック・コリアのフリー・インプロヴィゼーションを連想させる瞬間もあるが、滑り抜けるようなスピード感はキースならではのもの。

メンバーのまとまりもよく充実したアンサンブルが楽しめる『マイ・ソング』。

全体的には、とても暖かいアルバムだと思う。

もちろん、鋭角的な攻撃性も顔を出す瞬間もあるが、それをオブラートのごとく暖かくマイルドに、温もりのあるサウンドに仕上げられている。

この緩急のバランスが良い。

キースの作品は、硬質だったり、ツンツンしていたり、エッジが尖っているようなイメージが先行して、どうも苦手なんだよという人も少なくないが、そういう方にこそ聴いていただきたい、マイルドで暖かな傑作だ。

album data

MY SONG (ECM)
- Keith Jarrett

1.Questar
2.My Song
3.Tabarka
4.Country
5.Mandala
6.Journey Home

Keith Jarrett (p,per)
Jan Garbarek (ts,ss)
Palle Danielson (b)
Jon Christensen (ds)

1977/11月

記:2009/04/22

 - ジャズ , ,

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