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ジャズと映画とプラモの日々:高野雲

意外な接点?!アート・ペッパーとオーネット・コールマン

      2018/04/14

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先日、この世を去ったオーネット・コールマン。

私は彼の素っ頓狂なフレーズが大好きで、「ここに、これが来るんかい!?」といつも驚きと笑いを誘発させることが多いオーネットのプレイを聴いていたものです。
もちろんアルバムにもよりますが。

このオーネットの素っ頓狂さは、普通の人と呼吸のタイミングが違うんだろうな、と長年考えていたのですが、なんと、彼が参考にして、自らのスタイル作りの参考にしたサックス奏者がいました。

その名も、なんと、アート・ペッパー!

まったくスタイルが違うアルトサックス吹きだと思いますよね。
サックス吹きではない我々からしてみれば。

しかし、サックスを吹いている人からすると、アート・ペッパーの息継ぎのタイミングって、かなり独特なものがあるらしいです。

並外れた肺活量の持ち主だったのではないかとアルトを吹く人たちからは推測されているようですが、とにかく、16小節を息継ぎなしで一気に吹いたかと思うと、サックスの演奏上、「えっ?こんなところで息継ぎ?」という、サックスの奏法を「学習」してきた人たちからしてみると、かなり意外というか特異な吹き方をしているらしいです。

ぜんぜん気が付きませんでした。

だからこそ、初期のペッパーは、語りかけるような、フレージングだったのかもしれません。

このフレージングは、独特な息継ぎにあると見てとり、スタイル確立のため、まだ無名の時期に、たっぷり練習をしていたオーネット・コールマン。

まさか、オーネットの背後にペッパーの陰が横たわっていたとは思いもよらぬことでした。

記:2015/06/17

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