カフェモンマルトル

ジャズと映画と本の日々:高野雲

ソウルトレーン/ジョン・コルトレーン

      2017/05/24

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ソウルトレーンSoul Trane

ひとくちにコルトレーン好きといっても、好きな時期、好きなアルバムの傾向はかなり分かれるのではないかと思います。

しかし、ハードバップ寄りのコルトレーンが好きな人も、後期のアグレッシブなコルトレーンが好きな人も、おそらく『ソウルトレーン』が嫌いな人はいないんじゃないでしょうか。

アグレッシブな面もあるし、リラックスできる面もある。

たとえば1曲目の《グッド・ベイト》。

ブリブリと音を敷き詰めながら吹きまくるコルトレーンは、けっこう熱いし、頑張るコルトレーンを聞いていると、なんだかムクムクと力が沸き起こってきます。

しかし、このタッド・ダメロン作曲のこの曲自体、どことなく「のほほ~ん」とした曲調なので、レッド・ガーランドのピアノソロになると、「のほほん」なリラックスムードに世界が変わってしまう。

このギャップ。

コルトレーン⇒テンション

ガーランド⇒リラクゼーション

この繰り返しが、なかなかハードでありながらも、リラックスさせてもくれ、このメリハリがあって楽しいのです。

一粒で二度おいしいというか、なんだかトクした感じ?

ラストの《ロシアの子守唄》は男剛直一直線だけどね。

とにもかくにも、『ソウル・トレーン』は、文句なしにコルトレーンの入門盤として自信をもっておすすめすることができる良盤なのです。

記:2015/07/28

album data

SOUL TRANE (Prestige)
- John Coltrane

1.Good Bait
2.I Want to Talk About You
3.You Say You Care
4.Theme for Ernie
5.Russian Lullaby

John Coltrane (ts)
Red Garland (p)
Paul Chambers (b)
Art Taylor (ds)

1958/02/07

 - ジャズ ,

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