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ジャズと映画とプラモの日々:高野雲

リボルバー/ザ・ビートルズ

      2017/12/11

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Revolver

モノトーンで引き締まったイメージ、カッコいい!

ビートルズ7枚目のこのアルバムは、多くの「ビートルズならひととおり聴いています」な人たちにとっては「判断の空白地帯」的なアルバムだと思います。

もちろん、好きな人は、個人的ランキングの上位にくるんだけれども(このアルバムの熱狂的なファンも少なからずいる)、多くの人にとっては「あ、そういえば、『リボルバー』、忘れていたねぇ」な感じなんだよね。
もちろん、「忘れていたねぇ」な人にとっても、『リボルバー』のことは嫌いじゃないとは思うんだけれども、意識の中では比較的陰の薄い存在、というか。

かく言う私は、タイトで締まりのあるこのアルバム全体のサウンドやムードが大好き。
スタジオでしか出来ない実験的なレコーディング手法が数多く用いられた作品であることは有名だけれども、「実験のための実験」という感じがせず、きちんと説得力のある音楽として体をなしているからね。

とくに1曲目の『タックスマン』でやられちゃったクチです。

だって、ポールのベースカッコ良すぎ。

それにアグレッシヴなギターソロも、ポールなんだってね。
カッコいいっす。

2曲目は、ビートルズの代表作のベスト10には必ず入るといってもいいほどの《エリナー・リグビー》だし。

クラウス・フォアマンによるモノトーンのコラージュのジャケットが、すごくこのアルバムのサウンドを象徴しているような気がします。

モノトーンといえば、同じく「ライヴでは再現不能の実験作」に『サージェント・ペパーズ・ロンリーハーツ・クラブ・バンド』がありますが、あちらのアルバムのサウンドの色彩は総天然色ばりのカラフルさだとすると(ジャケットもカラフルですしね)、『リヴォルヴァー』のサウンドの色彩はモノトーンですね。

この対比、陰と陽というか、なんだか、私が好きなビートルズの2枚のアルバムは、ハッキリ、クッキリとカラーが分かれているような気がしますね。

収録曲

REVOLVER (EMI)
- The Beatles

1.Taxman
2.Eleanor Rigby
3.I'm Only Sleeping
4.Love You To
5.Here, There And Everywhere
6.Yellow Submarine
7.She Said She Said
8.Good Day Sunshine
9.And Your Bird Can Sing
10.For No One
11.Doctor Robert
12.I Want To Tell You
13.Got To Get You Into My Life
14.Tomorrow Never Knows

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